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りと。@ねむねむ中(=o=;)
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コメント
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読んできたよ…「第6話 運命」📖 うりくん、登場からいきなり「運命感じる!」って手をガシッと掴んでくるヤツで笑った😂 たっつんが戸惑ってのあちゃんに助け求めるけど見捨てられるのも、なんか微笑ましかったな…(´▽`*) でも最後のじゃぱぱの「ちゃんと守るから」って真剣な口調、あれはちょっと胸にくるね…。たっつん照れて逃げちゃうの、可愛いじゃんか🤍 次回は魔物討伐でバトルっぽい?うりくんの実力も見たいし、魔道具も気になる〜。続き楽しみにしてるね🌙
第6話 運命
森を抜けた先に、その集落はあった。
木の上に建てられた小さな家々。
橋のように渡された縄が、家と家を繋いでいる。
あちこちから、猫のような鳴き声混じりの話し声が聞こえてきた。
「……ここが、キャットピープルの集落……。」
俺は、見上げながら呟いた。
木々の隙間から差し込む光が、集落全体を淡く照らしている。
のどかで、どこか温かい空気だった。
「たっつんさん、とりあえず治療してもらお。」
のあちゃんが、俺の腕を見ながら言う。
「あ、うん……。」
布で縛った腕は、まだじんじんと熱を持っていた。
「お客さん?」
声をかけてくれたのは茶髪で人間みたい…だけど猫の耳が生えてる女の子だった。
「…あれ…え?…ニンゲン!?」
女の子は俺を見て目を丸くする。
「う、うん。人間だよ…。」
「へぇ、やっぱりそうなんだ!すごーい!!」
「うん、あのね。この人ちょっと怪我しちゃって。診てくれる人いるかな?」
のあちゃんが答える。
「それならね!私のおばあちゃんがお医者さんやってるんだよ!」
「本当?連れて行ってくれる?」
「うん!」
「ありがとー!」
女の子は、集落の入り口近くにある一軒の家へ案内してくれた。
中に入る。
中では薬草のようなものが育てられていた。
「――お客さん?珍しいねぇ。」
迎えてくれたのは、年配の女性だった。
この人も猫のような耳と尻尾がある。
「この人ね、なんか怪我してるらしいよ!診てあげてー!」
「そうかい。じゃあこっちにおいで。」
女性が手招きする。
女の子がどこかへバタバタと忙しなく駆けていく。
「あ、ありがとうございます……。」
布を外すと、腕の傷が露わになる。
切られたときは全然気がつかなかったけど。
思ってたより、深い傷だった。
「……これは、結構やられたねぇ。」
女性が、薬草をすり潰したものを傷口に塗っていく。
ツンとした匂いが鼻を突く。
ひんやりとした感触。
少しずつ、痛みが和らいでいくのが分かった。
じゃぱぱがずっと俺を見つめてくる。
目が合ったが、なんとなくすぐに目を逸らす。
「君。魔力を感じないけど、ニンゲンってやつかい?」
「そ、そうです…。」
「そう…ニンゲンなんて初めて見たわ。魔界でニンゲンと出会えるとは…私のお母さんがねぇ昔ニンゲンと仲良かったみたいだけど…。」
「そうなんですか?」
人間が昔、魔族と関わっていたっていうのは本当なんだ…。
――おとぎ話やなかったんや。
この人ならなにか情報をもってるかも…?
「な、なにか知ってることとかありますか?人間について」
「…残念だけど私は詳しくは知らないわ。お母さんは随分前に死んじゃったし…。」
「そう…ですか。ごめんなさい。こんなこと聞いて。」
「全然いいのよ。困ってるときはお互い様よね。」
「ありがとう…ございます。」
包帯を巻かれ、ようやく落ち着いた頃。
――バタバタバタッ!
外から、何かが勢いよく駆けてくる音がした。
「――ニンゲンが来たって、本当!?」
がっ!と勢いよく扉が開く。
「うわっ!?」
俺は思わず身構えた。
飛び込んできたのは、茶髪の少年だった。
黒い猫耳のパーカーに、銀色のピアス。
ネコのような鋭い爪。
首には黒色でネコのマークが入っている。
フードの下の耳がぴょこぴょこ動いている。
「ほ、本当にニンゲンだ……!」
その、オレンジがかった黄色の瞳が、キラキラと輝いていた。
俺の顔をまじまじと覗き込んでくる。
どことなく顔立ちがさっきの女の子と似ている気がする。
「……あ、あの……誰…?」
「――運命を感じる!!!」
「へ?」
少年は、俺の両手をがしっと掴んだ。
「俺、うり!これはきっと、運命の出会いだよ!」
「う、うりくん…?いや、初対面やけど……。」
「初対面だからこそだよ!君にビビッと来たんだよ、俺!」
「……。」
じゃぱぱが、隣で肩を震わせている。
笑いを堪えているのが丸わかりだった。
のあちゃんはじっとこちらを見つめている。
「……うり、いい加減にしなさい。」
女性が、呆れたようにため息をつく。
「お婆ちゃん、これ、運命だよ!運命!」
「はいはい。」
――お婆ちゃん?
「この子は、私の孫でね。昔からこんな調子なんだよ。」
「な、なるほど……。」
やっぱりさっきの女の子とうりくんは兄妹だったんだ。
うりくんは、俺の手を掴んだまま離さない。
なんならぎゅっと手を掴む力がさらに強まる。
「ねぇねぇ、ニンゲンってどんな味……じゃなくて、えっと……どんな暮らししてるの!?」
「今、味って言いかけた?」
「き、気のせい気のせい!」
「……のあちゃん、こいつ大丈夫かな?」
じゃぱぱじゃ頼りないので、
俺は、思わずのあちゃんに助けを求めた。
「……知らないよ。」
のあちゃんは、目を逸らした。
「見捨てんといて!」
じゃぱぱが、ついに堪えきれずに吹き出した。
「……よかったじゃん、たっつん。」
「他人事やと思って!」
そんなやり取りをしていると。
「――こんにちは。」
扉の外から、また別の声が聞こえた。
こんどはなんや…。
情報量が多すぎる。
「長。どうしてここに?」
入ってきたのは、集落の長らしい年配の男性だった。
「りうからニンゲンと上等魔族が来たと聞いた。それで、上等魔族ならば我々を助けてくださるかもしれないと。」
「……助ける?」
俺は首を傾げる。
「実は、最近この辺りに、質の悪い魔物が住み着いてね。」
長は、深刻そうな表情で言った。
「集落の若い者だけでは、手に負えなくてね。もし力を貸してもらえるなら――もちろん謝礼はさせてもらうつもりだ。」
「謝礼、ですか。」
のあちゃんが少しだけ考え込む。
じゃぱぱは何も分かってなさそうだ。
多分頭がいいのあちゃんに全てを任せようとしている。
「集落に代々伝わる、魔道具があるんだ。」
「魔道具!?」
さっきまで興味なさそうにしていたじゃぱぱが食いついてる。
魔道具?なんだろうそれ。
よくあるRPGゲームのアイテムみたいなやつかな?
長は、懐から古びた箱を取り出した。
中には縦長の何かが書かれた紙切れのようなものと、大きい布のようなものが入っている。
「魔物を討伐してくれたら、その礼として、これを渡そう。」
「……うわぁ、二つも!気になるね…。」
じゃぱぱが、興味深そうに箱を覗き込む。
「討伐、俺も一緒に行きたい!」
うりが、勢いよく手を挙げた。
「お前は本当に懲りないねぇ。」
お婆ちゃんが、呆れ半分に笑う。
「うり、頼りにしてるよ。」
長が、うりの肩を叩く。
うりは、それだけで嬉しそうに尻尾を揺らした。
「この子はこう見えて、この集落で一番実力があるんだ。」
「そうなんだ!すごいね!」
「――じゃあ、決まりだね。」
じゃぱぱが、俺を見て笑う。
「たっつん、また一緒に戦えるよ。」
「……戦えるって言っても、俺は見てるだけやけどな。」
「見ててくれるだけで、十分だよ。それだけで頑張れる。」
「え…?」
「……次は、ちゃんと守るから。」
じゃぱぱが、俺と目を合わせ、そう言った。
でも、いつもより真剣な声。
――なんでそんな、真顔で言うんや…。
「そ…そう…。///」
俺は、なんとなく顔が熱くなるのを感じて、視線を逸らした。
そんな真剣に見つめられたら仕方ないじゃん…。
こうして。
俺たちは、うりと共に魔物討伐へ向かうことになった。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
今回はうりくん登場ということで、結構キャラ濃いですね笑
次回予告
「油断しないでよ。」
「……う、うん。大丈夫。」
「うりさん、危ない!!」
「一番、想ってる者……。」
俺は…弱い。
次回 第7話 ロマンチスト ♡100↑