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#イケメン
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赤井めんだこ
俺の自語り、誰か聞いてくれませんか?
【注】フィクションであり、創作です
ーー
俺の周りには、自分の話ばかりするやつや、すぐ話を逸らしてしまうやつが多かった。自分の悩みをちゃんと聞いてくれる人は誰一人いなくて、ずっと独りで、ずっと寂しかった。
いっそのこと一人暮らしをしようと思って、必死に働いた。
そんなある日、本当に田舎の方だったからだと思うが、5~6万で売られていた大型犬の子供を見つけた。犬に興味なんてなかったはずの自分が、なぜかどうしても、その場を離れる気になれなかった。
けれど金欠だったし、自分に責任が持てるのかも分からなくて、一度は諦めた。
それでも諦めきれなくて、結局すぐに貯金を使って、その子を連れて帰ってきた。
家に来たばかりのそいつは、正直、臭いと思った。ずっとぐったり寝ているし、少しだけ後悔もした。
でも、飼ったなら責任は持たないといけない。幸せにしてやらないといけない。そう思って、おやつのことも調べて買った。
気づけば、すくすく育っていた。散歩にも行くようになって、いつの間にか、俺は犬が好きになっていた。
あいつがいる時は、ちっとも寂しくなかった。
――そんな愛犬が、突然、癌になった。
なんでうちの愛犬が?なんで?どうして?
何度もそう思ったけど、運命はひどく、儚いものだった。
せめてもの気持ちで、アイスやお肉を食べさせた。
そして、ある日。
仕事から帰ってきたら――
静かに、綺麗に、亡くなっていた。
涙が止まらなくて、辛くて、くやしかった。葬式もしたけど、やっぱり辛かった。亡くなった実感なんて、全然なかった。
申し訳なかった。休めばよかった、なんて何度も思った。でも運命は運命だから、その気持ちを抑えた。
孤独でたくさんになったけど、それでも何とか生きている。大型犬の命は短くて、儚い。
きょうは、そんな愛犬が亡くなった日だった。
もう3年半も経つのに、やっぱりさみしい。
でも、うちに来てくれてありがとう。ササミ、だいすきだったよね。
ありがとう。
そして、こんなに整ってない文書なのに、見てくれた人、ありがとう。
涙とまんなくなってきたのでおわひます、ありがとうございました。