テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ルル
40
〇〇しないと出られない部屋
「はい?」
「ですから、閉じ込められたようです」
今から数十分前――
オリオンの教師であるソロは同僚であるビブ先生に雑用を押し付けられていた。
「何なんだよ。地下図書館なら自分で行けっつの」ブツブツ
先程の職員室での出来事を思い出して顔を顰める。一日の授業が全て終わり、帰り支度をしていたソロにビブ先生は自分は用事があるからと地下図書館にあった本を返すようにとだけ言って自分はさっさと帰ってしまったのだ。本来なら放って置いても良いが、優しい好青年で通している身としては出来ない。だからこうして、渋々許可を取って図書館に向かっている。
「っはぁ…」
「ソロ先生?」
「ゲッ、ユリオス先生…」
「ゲッ?ため息をつかれてどうかしたんですか?」
「あー、ちょっと用事を頼まれまして…」
「それ、ビブ先生が持ってた本ですね。確か地下図書館の」
「よくご存知ですね。では、これを返してこなきゃ行けないので失礼しま、「僕もついて行きますよ」…はい?」
「最近、本の中に取り込まれる人が増えてきていて…ソロ先生はお強いですが一人よりも二人の方が安心でしょう?」
「でもお忙しいんじゃ…」
「今日は早めに仕事を切り上げたんです。明日は休みですし、この後も特に用事はありませんよ」
断ろうとしてもニコニコとした笑顔で次々と言葉を重ねてくる。流石この歳で学校革命を起こそうなんて考えているだけあり、なかなか引き下がらない。これ以上抵抗しても怪しまれるとソロは渋々諦めた。
「…そうですね、ではお言葉に甘えて」
「はい。例の件は断られてしまいましたが是非、貴方とは仲良くしたいので」
「はは…(やっぱ苦手だコイツ…)」
他愛もない会話をしながら地下図書館まで来ると、返す本を戻す棚を二手に分かれて探した。
「僕はこっちの方を見てきますね」
「お願いします。ふぅ……さっさと返して一人になりてぇ」
広い地下図書館をキョロキョロと見回しながら歩いていると、それらしき場所を見つけた。
「おっ、アレっぽいな。これで完了っと…ユリオス先生にも声かけなきゃだな。どっから探すか…」
幸い、近くにいたので用事は終わったと声をかける。
「あ、ソロ先生。戻す場所見つかったんですね」
「はい。手伝ってもらって助かりました。ありがとうございます」
「いえいえ。実際あまり役に立ちませんでしたよ。あれ…?今何かおっしゃいました?」
「え?何も言ってな…っ」
ソロにも何かが聞こえてバッと杖を構えた。ユリオスもいつの間にか構えている。流石学年主任だ。
「本の誘い、ですね」
「どうしますか?」
「ここで見ないふりをすれば他の生徒が引き込まれるかもしれない。それだけは阻止しなければ。手伝ってもらえますかソロ先生」
「(面倒くせぇ…が、大ごとになる前に片付けるのは賛成だ)勿論です」
周囲を警戒しながら呼ばれる方へ向かうと、大量の本が散乱していた。
「これは…」
「何でこんなことに…」
「っ、ユリオス先生!」
ソロは散乱した本を拾おうとしたユリオスに体当たりして倒れ込んだ。先程まで来た場所を本の角が勢いよく通り過ぎる。
「あ、ありがとうございます、ソロ先生…助かりました」
「いえ。油断しないでください。来ます!」
襲いかかってくる本を傷つけないように気をつけながら叩き落としていく。一度叩き落とした本は動いていたのが嘘のように大人しくしていた。残りの数が少なくなってきた頃、それと比例して足場も少なくなっていた。貴重な本や危険な本もあるので雑に扱うことは出来ない。ソロの死角から飛んで来た本が頭にぶつかり膝をついてしまった。まるでタイミングを見計らったように勢いよく本がこちらへ飛んで来る。
「くっ」
「ソロ先生!」
眩い光にソロとユリオスが飲み込まれ、光が収まった頃には散乱する本だけが残されていた。
「ここは…っソロ先生!大丈夫ですか?ソロ先生!」
「ぅ…」
「気を失ってるだけか…」
肩を揺すると反応が返ってきたのでひとまず安心する。周りを見回すと教室よりも少し狭い正方形の中にいることが分かった。勿論、出口なんてものは見当たらない。あるのは大きなモニターと不自然なベット。ベットの下には何かが入ったカゴがあった。
「いってぇ…何処だよここ」
「!ソロ先生。目が覚めたんですね」
「ユリオス先生…ここは一体」
「どうやらあの本の中に閉じ込められたようです」
「はい?」
ここで冒頭に戻る。最初こそ呆けていたソロだが、本職は凄腕の暗殺者だ。すぐに理解して対策を考えるために頭を働かせる。
「流石ですね。この状況で冷静だなんて」
「それはユリオス先生だって同じでしょう?」
「あはは、そうですね。では現状分かっている範囲で情報交換をしましょう。まず、この部屋には出入り口がありません。あるのは大きなモニターと不自然なベット。その下に怪しいカゴがありました」
「なるほど。早急に出なければ食料面などで自滅、ですか」
「はい。ですのでこの壁に攻撃魔法をぶつけませんか?」
「……そうですね(コイツ意外と物騒なんだよなぁ)」
その後はお互い得意魔法や使える魔法を壁に放ち、攻撃したが全く壊れるどころか傷一つ付かなかった。
「威力が落ちてる…?いや、“この本のルール”か…」
「物理攻撃が効かない類のものなんですね。困りました。後は…」
「あの怪しい箱、ですね…」
唯一の手掛かりと言って良いカゴを見下ろして、何か危険物かもしれないので少し離れたところから魔法を使って蓋を開けた。数秒経っても何も起こらないのを確認しゆっくりと近づいて中身を覗き見る。
「リモコン…?」
「後は…うわぁ、ア〇ルトなオモチャの山…」
「…嫌な予感がしますね」
「……はい」
しかし、ここで迷っていても何の解決にもならない。二人は腹を括ってリモコンを使い、モニターを付けた。
【お題!この部屋に居るペアでイチャイチャすること。尚、指示に従わない場合はペナルティが課される。(例、ヤッてる最中の動画を学校に流すなど)次のボタンを押したらスタート☆】
「「……………」」
案の定、ロクなもんじゃなかった。二人の間に気まずい沈黙が降りる。
「……(いやいやいやいや、おかしいだろ!百歩、いや千歩譲ってこういう本があったとしよう!けど普通こういうのって男女でするもんだろ!?どう見ても俺らは男だっつの!どこに挿れるんだよ!!)」
「……ソロ先生、覚悟を決めましょう」
「はい!?何言ってるんですかっ!」
「抵抗すればここでの記録がばら撒かれる。だったらこんなこと早く終わらせて脱出した後、この本ごと始末するほうがよっぽど良くありませんか?」
「確かにそうですが…」
「どの道、迷うという選択肢はないんです」
「……分かりました(くそッこんな空間出た瞬間この本刻んでやる!!)」
覚悟を決めてリモコンを操作する。ここからは音声が入っているようで、モニターから女とも男とも判断できない声が流れてきた。
【お互いを気安く呼ぶこと】
「は?」
「気安く…思ったよりも普通で安心しました」
「気安くったって…ユリオス、さん?」
「呼びにくそうですね。ユリオスで良いですよ」
「けど学年主任ですし…」
「ここだけの事なんですからお互い立場は忘れましょう。ね?ソロさん」
「うっ(これ結構照れるぞっ!)ユリ、オス…」
「はい」
少し照れながらいうと、向こうにも移ったのか頬が少し赤くなった。
【次はカゴの中にある瓶を飲め】
「瓶、これですね」
「中身は…何だこれ。毒か?」
「どちらが飲みます…?」
「………」
【指定、指定。黒髪が飲むこと】
「俺!?」
【作者は黒髪受けがマイブーム】
「お前のマイブームなんか知るか!」
「まあまあ…これ、何なんですか?」
【早く飲まなければペナルティを課す】
「チッ、(飲むしかねぇか…)」
ユリオスから瓶を受け取り、ゴクリと唾を飲み込むと一気に瓶の中身を飲んだ。とろりとした喉越しに眉を顰める。
「大丈夫ですか?体に異常は?」
「今の所大丈夫です。液体自体は少し甘かったくらいですね」
「…後から何か症状が出てくるタイプかもしれませんね。何か異変があれば言ってください」
「はい」
【飲んだのを確認。カゴの中のものは好きに使え。二人ともベットに上がって向かい合うこと】
指示に従いお互いに向き合う。ベットは二人で寝てもまだ余裕があるほど大きい作りになっていた。お互いコートは汚れたら困るので脱いでいる。
【次の指示を出すまで待機】
「はぁ…この本は何がさせたいんですかね。やってることが完全に変態だ」
「同感です。後、無理に敬語使わなくても大丈夫ですよ。さっきも言った通り、ここでは立場なんてありませんから」
「ならアンタも敬語やめろよ」
「これは癖です」
「あっそ」
「ふふ、やっと素で貴方と話せました」
「うっ…」
「こっちの方が面白くて良いですよ」
「面白いってあのな、ぁ…?」
「ソロさん?」
「あつい…」
「え?」
急に体が熱を持ったかというほど暑くなった。しかし、風邪の時のような体調不良から来る暑さとは全くの別物だ。どんどん息苦しくなって“なにか”が欲しくなる。胸を抑えて布団を握りしめるソロにやはりさっきの液体は毒かと慌てるが、ソロの顔を見てその考えは吹き飛んだ。潤んだ瞳に赤くなった頬、息が上がって溢れる吐息は熱を持っていた。
「こ、れは…」
【媚薬。感度を十倍に上昇】
「十倍!?」
「はっはっ…あつぃ…」
「うっ」
【解毒薬は青い瓶の中。口移しで飲ませること】
「!?」
「ゆり、おす…っ」
「っ、」
涙を溜めて上目遣いを(無意識に)してくるソロにグッと喉が詰まった。周りは彼を地味だというが、元の顔はそれなりに整っている。隈を消してちゃんとセットすればそれなりの出来になるだろう。と、現実逃避をしないと今すぐ襲いかかってしまいそうだ。理性をかき集めて何とか耐える。
「(覚悟を決めろと言ったのは僕の方だ。ここで迷うことは出来ない。けど…こういう経験はしたことがない。口移しってどうしたら…!)」
「ぅ、あ…」
「どうすれば…」
【…まずはキスをすること。触れるキスからどんどん深くしていけ】
「深く…」
辛そうに呼吸するソロに覚悟を決めて唇を寄せる。まずは触れるだけのものから。
「ん…」
「んっ」
「(深く…深く…)」
「んんっ!んくっ…ふ、ぅ…ン"んっ」
「(もっと、深くっ!)は、ん…」
うっすらと開いた口から口内を犯す。ゆっくりと丁寧に、焦らすように舐めると面白いほど身体も反応した。舌を絡め取り、自分の方に寄せてぢゅるるるっと吸う。すると、ソロは身体をビクンッと跳ねさせて力が抜けたのかクタリとこちらに体重をかけてきた。
「ふ、あ…っんぁ…んぁう"っ」
「っと、ソロさん!?大丈夫ですか?すみません、つい…」
「はぁーっはぁー…っ」
【薬を飲ませろ】
「…分かってます。ソロさん、失礼しますね」
「んゃ…っいま、ぃや、だっ!」
イヤイヤと首を振るソロの顎を右手で固定し、反対の手で解毒薬を自分の口に含む。必死に押し返そうとするソロの手を軽く抑えて腰を抱き寄せ、再び口付けした。今度は、絡めとるのではなくゆっくりと優しく撫でるように。
「んむっ…は、ンんっ(これ以上はマジでっ)む、りぃ…」
「………(かわいい)」
「(あたまっ、溶ける…っ)はっ、ぅあッ、ふ、ぅう…」ゴクンっ
最後の一滴までソロが飲んだことを確認して口を離した。二人を繋ぐ銀の糸はプツリと切れてソロの口元を濡らす。テラテラと光るそれに、自分のしでかした事を思い知ってユリオスは頭を抱えそうになった。
「ソロ、さん…すぐに薬が効いてくるはずです。それまで頑張ってください…」
「ふぅーふぅーっ」
腰が抜けたのか、ユリオスの肩に額を擦り付けて荒い息をするソロの頭を撫でる。呼吸が落ち着くまでそうしていたかったが、どうやら待ってくれないらしい。
【次は黒髪が奉仕しろ】
「なっ!?」
「ほう、し…?」
【やり方はカゴの中に入っている】
ほうし、胞子、奉仕…?と正しい漢字変換が出来たところでソロは頭が痛くなった。
「マジか…」
「すみません…」
「いや、早くここから出るためだ(とはいえ…本当にやるのか?これを、コイツに??)〜〜〜っ///」
説明書をパラパラと読んで顔を青く…いや、赤くした。暗殺者として仕事人だったソロはこういう経験はない。女自体にもあまり興味を持たなかったのに、初めてが男なんてハードルがいくら何でも高すぎではないだろうか。それはユリオスにも言えたことだ。学校革命をするために浮ついたことはして来なかった。同僚、それもまだ付き合いの浅いソロにそういう事をして貰うのはとても申し訳ない。
「っ、(迷うな。迷うな!こんなとこに居る暇ないんだ。少し目を離すとすぐに退学者が出るD組を放っておけるかっ!俺はクロノスNo.0!任務は完遂する。そのためにここはさっさと出なければ…)…失礼します、ね…」
「は、はい…」
ベットに腰掛けた格好でソロが入る程の空間を開けて貰う。ソロは膝をついてベルトを外そうと奮闘したが、なかなか外れないそれにイライラとしているとユリオスがクスリと笑って解くのを手伝ってくれた。
「っっっ!!(で、でけぇ…)」
「あの…あまり見られると恥ずかしいです…」
「あっ、悪い…」
ソロは本に書いてあった通りにユリオスのユリオスを下からゆっくりと優しく撫でる。
「くっ」
「痛かったか?」
「っ、いえ…大丈夫です」
「…そうか(次は…顔を寄せて舌で舐めた後…軽くキス)ちゅっ、は…ん……」
「〜〜〜っ」
「(コイツ、こんな顔出来んだな…余裕なさそー)んふっ」
いつもニコニコとしているユリオスの余裕ない顔に笑うと彼は顔を真っ赤にした。
「ソロさん…今のは反則です…」
「???」
ユリオスから見たら、自分のモノに顔を寄せて口付けしながらニヤリと笑うソロは気を抜いているのか少し子供っぽい。何故かキュンとし、顔を手で覆う。自分は至ってノーマルのはずだ。確かにソロのことは気に入っていた。この学校の信念に染まっていない教師として、D組に対する態度も敬うものがある。何より、計画を話したことから気負いしなくて楽なのだ。普通の教師として何かが違うソロに興味もあった。だが決してこういう興味じゃなかったはずだ。変な事をこれ以上考えないように頭を振った。
「っソロ、さん。咥えれますか?」
「!?(咥えるっ?これを!?)」
「口、開けてください。流石に噛まれると痛いので舌出して…」
「んぅ!?」
顎クイし舌を引っ張り出す。突然のことにソロは目を白黒させてなされるがままだ。
「失礼しますっ」
「んぐっ!ぅ、うぅ"…ぁ"ぐ…っ」
「んっ(これは想像以上にっ)」
「あっぅ…(コイツッ!急に突っ込みやがった!!息が…くるしっ)」
「っは、上手ですねソロさん。良い子です」
「んン〜〜〜っ!?(な、撫でっ)」
よくやったと頭を撫でられて目を見開いた。頭を撫でられたことなんて片手で数えるほどしかない。まさかユリオスに撫でられるなんて思っても見なかった。
「っ、そろそろ…出そうなので失礼します、ねっ」
「ぉぐっ!?ん、ングッ…」
撫でられた手は頭をガッチリと掴み、上下に揺らした。かなり奥まで挿入って来る。急に激しい動きになって意識が遠のきかけた。
「くっ」
「んあっ」
「はあっはあ…っ」
出す寸前、正気に戻ったユリオスはソロの口から自分のモノを引き抜いた。タッチの差で白い液体がソロの顔を汚す。メガネに思いっきりかかってしまった。
「わあっ!すみません!すぐ拭きますっ」
「ん…にがぃ」
「………っ」
口元についたのをペロリと舐めたソロは顔を顰めた。ソロのメガネを拭いていたユリオスがピシリと固まる。言いたいことが沢山ありすぎて口がワナワナと震えたが、トロンとしたソロにプツリと何かの糸が切れた。
「…ハッ、俺は今なにを…」
「ふふ、可愛かったですよ。っとすみません、つい」
「〜〜〜っ、ついじゃねぇ!!死ぬかと思ったわ!他人の口の中好き勝手にしやがって!」
「でも結構乗り気でしたね」
「んなっ?!」
いつも通りに戻った二人の会話がしばしの間続く。
【続いてのお題は…】
「「お題は……?」」
初めて言葉を溜めるモニターに嫌な予感がして視線を向ける。
【カゴの中身を好きに使って“セックス”すること】
「はぁああああ!?」
「やっぱりこうなりますよね…」
「くそッ!ここまで付き合ってやったんだからもう出せよ!!」
【最後の脱出条件は、攻めが受けのナカに三回出すこと。クリア出来ぬ限り脱出は出来ない】
それ以降、モニターはうんともすんとも言わなくなった。
「ここまで来たらもう楽しみましょうか」
「はぁ!?楽しむってなんだよ!」
「イヤイヤやるより楽しんで仕舞えば良いんですよ。さっきだって気持ち良かったでしょう?」
「っ誰が!」
「それに…僕のをこんなにされた責任も取ってもらわなきゃですし、ね?」
硬くなった自分のモノをソロにそっと握らせると、面白いほど赤くなった。
「っそれは指示に従っただけだ!(何なんだよ急にやる気出しやがって!た、確かに少しはよかったが…ってそうじゃなくて!男だぞ!?しかも三回も出すって…今度こそ死ぬっ)うおっ」
「まあまあ、カゴの中色々なものが入ってて面白いですよ?どれにします?」
「巫山戯っん!?」
「ふふ、お喋りなお口は塞がなきゃですよね?」
ソロを持ち上げてベットに押し倒す。よく回る口を塞ぐついでにさっさとソロのズボンを剥ぎ取った。
「全部僕に任せてくれれば良いですから」
「(やばいやばいやばい!何で急に積極的に!?)まさか!」
バッと手を伸ばして近くに転がっていた解毒剤の瓶の裏を見る。そこには【解毒剤+精力剤増強版☆】と書いてあった。
「(これかーーー!!マジでやばい!このままだと初めての相手が男とかマジかっ)」
「ほら、力抜かないと痛いですよ?ローションで解いていきますね〜」
「や、やめ…っんぃ"」
仰向けに転がし四つん這いにさせたら自分の手にローションをたっぷりと付けてソロのナカに挿れた。冷たい感触に驚いたのかビクリと肩を振るわせる。
「動くと危ないですよ?」
「んな、こと言ったって!(ナカ、ムズムズする…気持ち悪いっ)」
「確か、第二関節ら辺まで挿れて指を曲げると…」
「んぁああ"っ」
「あっ、やっぱりここですか」
ニコニコとしながら前立線を刺激し続ける。ソロは身体をビクビクとさせながら、与えられる快楽に身を震わせた。先程までは全く気持ち良くなかったのに今は少し動かされるだけで勝手に声が出てしまう。自分の体が自分のものではなくなったような感覚に恐怖を覚えた。
「ひっぅ…ゃあっ」
「暴れないでくださいよ。あっ、そう言えばこんなものがあったんです」
「っ、手枷!?」
カチャリという音と共に付けられたのは手首が痛くならないように工夫された手枷だった。魔法で出来ているらしく、命令があると真ん中が外れるようにしてある。
「lock」
「外せ!」
「だって暴れるでしょう?面白い魔道具ですね。僕の命令で自由自在に動くんですって。試しに上で腕をクロスにして拘束してください」
「っ、腕が勝手にっ!」
上向けにされて上で腕を固定された。足をバタつかせて抵抗しても、すぐに押さえつけられてしまう。
「くっ」
「抵抗する姿も可愛いですが、素直に感じてください。優しくしますから。そうだ、折角だから設定でも考えます?うーん、教師×生徒なんてどうでしょう。結構良い案だと思うんですけど」
「何で生徒なんですか!?俺も(一応)教師ですよ!?」
「えー、だってこっちの方が面白そうじゃありません?」
「(ヤンデレかコイツっ!!)」
ユリオスの意外な一面についツッコむ。その間にもユリオスは好き勝手に指を動かしていた。
「うくっ、んっぁ、ンンッ…ふっ」
「声を聴かせてくださいよ。悪い子にはお仕置です」
「っぁああああ"」
ローターをナカで振動させる。それも威力MAXで。急に与えられた強い刺激に思わずイッてしまった。初めての感覚に目の前がチカチカする。
「は、はっ、なんだ…いまのっ」
「上手にイけて偉いですよ、ソロ」
「ひぃっ!い、ぅ…っん"」
耳元で囁かれ引き攣った声が出た。服の上から胸の飾りをグリグリと弄ばれる。
「ふふ、反応が良くなってきましたね。そろそろでしょうか」
ローターを態とゆっくり取り出し、ナカをかき混ぜる。快楽に喘ぐソロを見下ろして楽しそうに笑うと自分の息子を押し当てた。
「まっ!何する気だ!!」
「何って…挿れるんですよ。当たり前じゃないですか。もう随分解かしましたし、痛みは少ないはずです」
「そういう問題じゃない!!」
「…五月蝿いですね。生徒なんですから先生の言うことは聞かないと駄目ですよ?あ、怖いんだったら手を握っててあげます」
「っあ"…!!」
話を聞かずに先っぽが挿入って来た。頭の芯までくる痛みについ、ユリオスの背中に手を回して縋り付く。ゆっくりと挿入ってくる硬くて温かいそれに意識が飛びそうだ。
「きつ…ハハ、ソロのナカはあったかくてキッツキツで気持ち良いですよ」
「あぐっ…うっせぇ!はっ…ふっ、はやくっぜんぶ、いれろっ…!」
「まだ半分ですよ〜」
「はん、ぶん…!?(嘘だろ!?こんなに痛ぇのに…まだ半分って!!全部挿入ったら俺死ぬっ)ぬけっ!」
「あはは、面白いことを言いますね。嫌に決まってるでしょう?それに、速く全部挿れろって言ったのは貴方の方です。ほら、あと少しです、よっ」
「ひっぁあああっ"!かはっぁ、あ…」
ユリオスはソロの静止を聞かず一気に奥まで突いた。ソロのナカにスッポリと根元まで挿る。あまりの痛みと衝撃にソロは意識を半分飛ばした。ナカを掻き分けるようにして硬くて温かいモノを受け入れるのは予想よりもずっと大変だった。目の前がチカチカとして思考がまとまらない。先程までは痛みばかり感じていたが、今は脳が溶けそうなほどの快楽を感じていた。
「ふふ、気持ち良いですねぇ〜」
「気持ち、よぐなんかない"っ!!」
「えー、嘘はよくないですよ?だってほら…」
「あっあっ"んぅっ!ッぁああ♡」
スピンを早くすると明らかに声が高くなった。遂にポロポロと涙を流し始めたソロをユリオスは優しく撫でる。
「ひっく…ぅう、ぅあっ」
「よしよし。もう嘘ついちゃ駄目ですよ〜」
「はなせっ!ぬけよぉ…っ」
「っ、煽ってます?まあ、まだ二回残ってますし一旦抜きますか」
「あっ?!なんっで…ひぁっ、抜くって言ったのにぃっ♡」
「抜きますよ?貴方のナカにね♡」
「ぁ"んっ♡はうっ♡んん"〜〜っ//」
「っふ…くっ」
スピンを早くして思いっきりソロのナカに出す。熱いモノがハラの中に注がれて満たされるような感覚がした。ゆっくりと抜かれるそれにナカが敏感に反応する。
「っあ♡まっ、んぅっ"…はぁーはぁーっ」
「ふぅ、これで一回目、ですね。あと二回、頑張りましょう」
「む、むりっ!こっちの身が持たねーよ!」
「それは困りましたね…では、次はソロに動いてもらいましょうか」
「は?つーか、何で今さっきから呼び捨て…」
「え?教師と生徒ですし、当たり前では?」
「そう、なのか??」
「はい。だって貴方も自分の生徒は呼び捨てでしょう?」
「まあ…」
「それと一緒ですよ。ほら、可愛い生徒達が待ってるんですから早くこの空間から出ましょう、ね?」
「……(あと二回…あと二回耐えればここから解放される。だが…)」
ソロはさっきの感覚を思い出して震えた。まるで自分じゃなくなるような感覚と呑み込まれそうなほどの強い快楽…それをあと二回も耐えれる自信がない。返答に困っていると、ユリオスは困った子を見るような目でソロを見て自分の上に乗せた。
「うおっ!?」
「ほら、自分で動けば加減できるでしょう?要は僕をイかせれば良いんです。好きなように動いて気持ち良くしてください」
「うっ…」
「ほら、早くしないと」
「くそッ、やってやるよ!やれば良いんだろっ!」
半ばヤケになりながらまだ元気の良いユリオスの息子を掴み、その上にゆっくりと腰を下ろす。
「ぅ、くっ……いっ」
「ほら、頑張ってください。まだ少ししか挿入ってないですよ?」
「うるっさい…!ちょっと、黙って、ろっ!はっん…んん"(あと、すこしっ…)」
「っ、」
「んあっ♡は、はぁ…はいっ、たぁ…」
「ん、よく出来ました。そのまま動いてください」
「ん、はっ…ンん"♡うぁ…ひっ…♡」
「(これはこれで良いですが…やっぱり)こっちの方がいいですね」ズンっ
「かはっぁ、あ…なん、でっ?」
ゆっくりと動いていたソロの腰を掴んで一気に下ろした。急に奥まで挿入って来て息が詰まる。先ほどよりも奥まで挿入って来ているのを感じた。
「だって、そのスピードじゃいつまで経っても僕をイかせる事なんて出来ませんよ?だから少しサービスです」
「んなの、いらなっああ"ん、はっ♡ふか、いぃ…っもっと、ゆっくりっ」
「え?もっと速くですか?仕方ないですねぇ」
「ちがっ!ひゃあああ"(トぶ、意識がっもう…)」
「んっ…!」
「あ…ぅ♡」
二度目のナカ出しにソロの限界が来た。フツっと糸の切れた人形のようにユリオスにもたれ掛かった。ナカは相変わらず痙攣している。ユリオスは困った子だと一度抜いてソロをベットに寝転がした。
「あと一回なんですがねぇ…」
「すぅ…すぅ…」
「うーん、起きるまで待っておくのも良いですが…ここは続けましょう!」
「………ん、は……ぁ♡」
「気絶していても感じるものなんですね。ふふ、可愛いなぁ」
試しに服の上から胸の飾りを今度は優しく撫でると、少し眉を寄せながら吐息が漏れている。少しボタンを外して肌けさせると思った以上に細い腰が目に入った。
「わぁ…細いなぁ。僕も細い方だけどこれは…もっと食生活を改善した方がいいな…」
側から見れば正論だが、実際ユリオスは寝込みを襲っている。今も、色々なところを触ってソロの反応を楽しんでいた。
「ふふ、気絶していてもこんなに反応するなんて…コッチの才能もありますね、ソロ♪」
胸元を肌けさせて飾りを舐めとる。コリコリとした感触のそれは癖になりそうだ。擽ったいのか身を捩って抵抗するソロをベットに固定する。もう片方の飾りを指で転がしながら偶にキツく抓った。
「は、ふ……んっ………んんっ♡」
「あーむ…ん、ペロペロ、ちゅーっ」
「ぅ……っふ…………ぁんっ♡」
甘い声の数々にそろそろ我慢の限界が来た。元気になった自分のモノをソロに挿入る。
「ふぅ…これで起きなければ待っていようと思ったんですが…起きる気配はゼロですか。惜しいですがあまり時間もかけれませんからね。失礼します、よっ」
「っぅ"ああ///ぁ、あ…ひ、やぅ…」
「ほらほら、頑張ってください」
「ん…ぅ?ゆり、おす…?」
「はい、ユリオスですよ〜」
焦点の合わない目でこちらを見て首を傾げるソロは何とも可愛らしい。ユリオスはニコニコしながらスピンを速くした。
「あっ"♡…は、やいっ!優しくっていったの、にっ…っあ、ゃ…っ」
「貴方が可愛すぎるのが悪いんですよ」
「かわいく、ないっ!」
「えー?可愛いですよ。だってほら、ここを摘むと」
「ひぁあっ"」
「んッ、ナカが締まる」
「ぃ、たっ…いたぃっ」
「すみません、少し強くし過ぎましたか?」
「っは、なに、するつもりっ!ひぅっ♡!?」
赤くなってしまった飾りをペロリと舌で優しく舐めとる。痛くないように優しく、適度な刺激を与えながら舐めていると、ソロがユリオスの頭を抱え込んできた。
「ん?どうひたんでふか?(どうしたんですか?)」
「しゃべっるなっ♡」
「ふふ、ソロはここが好きなんですね〜」
「ちがっぅう…っあ"」
イジメる程締め付けは良くなり、ユリオスも余裕がなくなってきた。
「はあ…この時間がずっと続けばいいのに…」
「ふざっけんな!速く…だせっ!」
「!ふふ、連れないですねぇ。でも、そう言うところも好きですよ…」
「っ、」
耳元で囁かれた言葉に驚いて思わずユリオスと目があった。優しいのにどこか寂しそうな目は妙に記憶に残った。
「ほら、そろそろ出るので全部飲んでくださいねっ」
「っ、あぅ…っはっあ…ン"んっ」
「ぃくっ」
「〜〜〜〜〜っっっ///♡♡♡」
――――
――
―
部屋には二人の荒い息遣いだけが響いていた。ユリオスはソロのナカから抜くと腕を顔の前でクロスして覆っているソロに謝った。
「すみません…」
「っ、なに、が?」
「ヤってる最中、調子に乗って変なことばかり言ってしまいましたよね…?」
「あー、まあアレは薬のせいですし…」
「ですが…」
「お互い気にせずに行きましょう!ね?」
「……そうですね」
すっかり薬が抜けたユリオスは自分が言った言葉の数々や行動に後ろめたさを感じているようだ。
「(め、面倒くせぇ…!確かにヤッてる時は殺してやるって思ったが…最後にあんな顔されるとな…)ユリオス先生」
「はい」
「エッグタルト二ヶ月分で手を打ちましょう」
「…はい?」
「俺は別に責任取れなんて言いませんよ。そういうの面倒くさいんで」
「ですが…」
「い・い・で・す・ね?」
「…分かりました。てっきりD組を贔屓しろと言われると思ってましたよ」
「失礼ですね!(ま、そう考えたこともあったが…今ユリオス先生に居なくなられると校長の動きが分かりづらくなる。得策ではないな)今貴方に居なくなられると困るんです。ただでさえD組は学園内に味方が少ない。学校革命が成功すれば俺もアイツらも過ごしやすくなりますし」
服を着ながらそう言うソロにユリオスは一瞬ポカンとしたが吹き出して笑った。
「あははっ、確かにそうですね。やっぱり、貴方のような方がこの学校に居てくれて良かったです」
「はは…」
「ソロ先生は懐が大きいですね。だからこそ、D組の担任を続けていられるのでしょうが」
「そうですかね…アイツらの事は分からない事だらけですよ」
「誰だって最初はそんなものです。教頭先生の言葉にもあるでしょう?」
「ああ、あの“教師は生徒に教えられる”的なやつですか?」
「はい。全くその通りだと思います。ソロ先生はどう思われますか?」
「俺は…まだよく分かりません」
「そうですか。きっといつか分かりますよ」
優しく笑うユリオスはすっかりいつも通りで安心する。変に気を遣われるよりも断然楽だ。それに、先ほどの寂しそうな顔よりもずっと良い。
【お題クリア。間もなくこの部屋は消える。束の間の時間を好きに過ごすが良い】
「どうやら終わったようですね」
「そう見たいですね(最後まで上から目線だなこの本…)」
「あの、ソロ先生…最後に一つだけ良いですか?」
「はい?」
「失礼します」
「んっ!?…ぁ"っ」
不思議そうにこちらを見るソロの頬を両手で包み込んで触れるだけのキスを送り、首元に唇を寄せて赤い花を咲かせた。バッと距離をとって口元をワナワナとさせるソロを見てクスクスと笑う。
「な、何すんだ!」
「ふふ、あのモニターに指示されただけでは面白くありませんから。もう何度もやったんですし良いでしょう?」
「〜〜〜〜っ!(やっぱコイツ苦手だっ!)」
最初と同じく部屋を眩しい光が包み込み、収まった頃には地下図書館に居た。散乱していた本はきちんと本棚に戻っていて今さっきまでのことがまるで夢のように感じる。しかし、体に残る怠さと首にクッキリと付いている赤い花が夢でなかったことを語っていた。
「さ、もう遅いですし僕達も帰りましょう」
「…そうですね」
「次は外でお茶でもしませんか?」
「お断りさせてもらいますっ!!!!」
「あははは!」
後日、ソロの首元に咲く花を見つけた生徒達が相手は誰だと騒いで顔を真っ赤にしたソロに『魔女の工廠』で吹き飛ばされるのはまた別の話――
―〇〇しないと出られない部屋―
コメント
2件
ソロ先生w…魔女の工廠は生徒に向けて放っちゃダメだわ。 イブキはものすごく騒いでてミーコとかシャオが弄ってそうだな〜
読み終えました…! タイトルからしてドキドキしましたが、まさかここまで重い展開になるとは思ってなくて。ソロ先生のツッコミとユリオス先生のニコニコした余裕のギャップがたまらなかったです。媚薬のくだりは「えっ…!」ってなりましたけど、お互いの立場を忘れて没入していく感じがとても引き込まれました。ラストの首元の痕、あれがずっと残るのがなんとも…素敵な余韻でした。続き、早く読みたいです🌙🤍