昨日は色んなことがあったなぁ〜。
ツリーウルフを殲滅したり、ツリーウルフを殲滅したり、みんなで飲んだり······
あれ? 私ツリーウルフ滅ぼしまくってね?
んー、まあいいか。
取り敢えず冒険者ギルドに行こぉーっと。
という訳でやって参りました冒険者ギルド!!
今日はどんな依頼があるのかなぁ〜。
という事で冒険者ギルドのドアを開ける。
開けると一気に視線が私に集まる。
やぁ〜んエッチ〜!! そんなジロジロ見ないでぇ〜ん!!
······何考えてんだ私。
すると周りから小さい声で「あっ、おい見てみろよ。一気に冒険者ランク6つ昇格したって言う精強のメルアだ。」というような声が聞こえた。
あのぉ〜めっちゃ聞こえてるんですけど。
あと精強のメルアって何!?
なんか第2の名前的なのが出来ちゃってるんだけど!?
まあ、そんなに気分悪くないから良いけどさぁ〜。
そんな事より依頼依頼っとー。
という事で掲示板を見る。
ん〜、『薬草採取 冒険者ランク︰B』か。
あれ? なんでBなんだろ?普通こういうのってFとか高くてDくらいじゃない? という事でその先を見る。すると冒険者ランク︰Bの理由が分かった。
『薬草採取 冒険者ランク︰B 採取場所 ヌセラク大森林』と書かれているからだ。
うわ〜、そりゃBだわ。
このヌセラク大森林は四大危険場所としてよく知られている。
まあ、このヌセラク大森林いわゆる「ふっ、やつは四天王の中でも最弱······」的な感じで住んでいるモンスター等も他の四大危険場所に比べると弱い。まあ、普通のモンスターと比べたら全然強いんだけどね。
そしてこのヌセラク大森林で取れる薬草はめっちゃ貴重な薬になる。
だからこうして依頼が出ているんだろう。
······あれ? 私なんでこんな情報知ってるんだ? こんな情報聞いたことないのに······まあいいか。
そしてギルドミッションが書かれた紙を取って何時もの受付嬢のところへ行く。
「今日はなんのギルドミッションを受けますか?」
「これでお願いしまーす」
そう言ってカウンターに紙を置く。
「『薬草採取 採取場所ヌセラク大森林』ですね。分かりました。」
そう言って紙に判子を押す。
「では、行ってらっしゃいませ」
「行ってきまーす」
という事で薬草採取しにヌセラク大森林に行かなきゃ行けないわけなんだけどもぉ〜。
ひとつ思った事があんだよね〜。
それは敵の強さとか自分のステータスってどうやって見るのか?
という事。いやこれ結構大事でしょ。
これが分かれば相手があとどれくらいで倒せるかとかあと自分のMPは幾つだとか分かるって事でしょ?
超便利で大事じゃん。
無限収納袋くらいこの先の旅のお供じゃん。
という事でどうにか【鑑定】(アプレイザル)的なのが手に入りそうな称号が欲しいので一通りいろんなことをやってみた。
だが、結果は······
「グハッ」と実際に口が出るほど心にダメージをおった。
結果は惨敗。正直言ってどんな事したら手に入るのか検討が付かない。
無理じゃね? これ。
『称号 苦労する者 を獲得しました』
『称号 苦悩する者 を獲得しました』
おいなんで絶対【鑑定】的なやつが入ってない称号が来るんだよ!!
今来ても喜べないしむしろ心にダメージおうって!!
はぁ〜、取り敢えず何獲得したか把握するとしよう。
そう、称号を獲得してもなんの魔法を獲得したかまでは言ってくれないので自分で分かるしか無いのだ。
という事で記憶になかった魔法を探す。
ん?これかな?
【考える者】と【動く者】
······え何これ。
名前から全くもって内容が想像ができない。
というか【】の後に出てくる()の呼び方?みたいなのが無いし、なんなんじゃこのスキル?
取り敢えず【考える者】を発動してみるとしよう。
【考える者】!!
すると周りが何だか遅くなった気がした。
「おぉぉぉぉ!!」
思わず声に出てしまった。
凄い凄いなんだこれ!! 周りがなんか遅く感じる!! すげぇ!!
······あー成程、【考える者】は多分高速で頭を回転させることが出来るんだな。
つまり戦闘中相手より素早く考えることが出来てさらに早く動けるってこと!?
やーばこの魔法!!
『称号 把握する者 を獲得しました』
ん?『把握する者』?
······把握······か。もしかして······
そう思い頭の中に今まで記憶になかった魔法を探す。
あー、これだ。
【見る者】······か。
······んんん!? さっきと同じ感じのやつやん!!
おいこれどういうことだよ!!
特殊な感じの魔法が3つ来るって出来すぎてるだろ!!
まあ、いいか。取り敢えず発動してみるか。
【見る者】!!
一瞬、本当に言葉通り一瞬だけ、世界が歪んだ。
そしてその視界にある全て物を把握した。
······何だこの魔法!? ヤバいって!!
全て!! 全てが分かる!!
視界にある物全てが何か分かる!!
はっ、もしや······
という事で近くの人のことを見てみる。
名前︰イレイド・スファーレン
HP︰500/500
MP︰250/232
OP(攻撃力)︰450
DP(防御力)︰200
SP(素早さ)︰500
スキル・魔法︰【回復】(ヒール) 【走り切り】(ダッシュスラッシュ)
称号︰『素早い殺人』 効果︰基本速度を50速くさせる。
······うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!
見える!! 見えるぞ!! 相手のステータスが見えるぞ!!
すげぇ!! まじですげぇ!!
名前にHPにMPにスキル・魔法に称号まで見れるなんて!! あれ? なんか称号の所に怖いのない?
まあいいや、取り敢えずこれさえあれば私は最強だ!!
······そう思っていた時期もありました。
いやー何があったかと言いますと、【考える者】を発動して【見る者】をやってみたんですよ。そしたらですね、情報で脳内がごっちゃごちゃになっちゃいまして······。
はい、つまりこの魔法は今の所両立できないって事かな?
まあこのくらいのデメリットないと強すぎるもんねー。
と思ったんだけど1つやって無い魔法あったなぁー。
という事で頭の中を探す。
あっ、これだこれだ、【動く者】。
これ使ったらどうなるんやろ?
取り敢えずやってみよ〜。
【動く者】!!
その瞬間体全身に激痛が走った。
「ぐあぁぁぁ!!!」
別の意味で思わず声に出てしまった。
痛った!! 逝った!!
マジでこの二つの意味でいった!!
体から信じられないほどの激痛がが出てるって!!
死ぬ!! 死ぬ!!
という事で魔法を止める。
やばいやばい! 筋肉が悲鳴どころじゃなくて もう阿鼻叫喚くらい叫んでる!!
何だこの痛さ!!
『称号︰地獄の痛みを超える痛みを耐える者 を獲得しました』
だよね!! めちゃくちゃ痛いもんね!?
即【完全回復】をやる。するとみるみる痛みが消えていった。
まじで死ぬかと思った。あとなんかまた称号獲得した気がする。
それは後で確認するとして取り敢えず落ち着こう。
ふぅ〜と深呼吸をする。
さて、では手に入ったスキルが何か把握するとしますか。
いや〜、今日は大量ですな。こんなにスキルが手に入るなんて、明日は槍でも降るのかな?
おっと、こんなこと考えてちゃいけない。早く分かるとしよう。
んー、多分これだな。
【痛覚無効】(ノーペインセンセーション)ってやつ。
······え? 【痛覚無効】······っすか。······あれ私これ凄い事になってる?
【痛覚無効】を使えば【動く者】のデメリットのひとつの激痛が消える!!
あー、でも多分MP的なのの消費やばいんじゃないかなー。
あっ、待てよ。今私のステータス的なやつどうなってるんだろう?ちょっと見てみよ。
そう思い【見る者】を発動して自分を見た。
名前︰メルア・ヴォン・スフェールド
HP︰350/350
MP︰1000/1268(持続回復中)(上限突破中)
OP︰1250
DP︰150
SP︰650
スキル・魔法︰【完全炎】(パーフェクトファイヤー)【地獄の業火】(ヘルファイアー)【完全水】(パーフェクトウォーター)【水龍の遊戯】(ウォータードラゴンゲーム)【完全風】(パーフェクトウィン)【風神の怒り】(ウィンゴットアグリー)【完全土】(パーフェクトソイル】【サンドワームの大移動】(グレートマイグレーションサンドワームス)【完全回復】(パーフェクトヒール)【完全防御】(パーフェクトウォール)【完全修復】(パーフェクトリペア)【完全複製】(パーフェクトコピー)【光】(ライト)【重力無効】(サイレントグラビティ)【考える者】【動く者】【見る者】【痛覚無効】(ノーペインセンセーション)
称号︰『両手持ち用の杖の最高者』効果︰複数の【完全】魔法とそれに付属する魔法と補助するをする魔法を習得させ、MPを持続回復させる。『完全を極めし者』効果︰【完全複製】(パーフェクトコピー)を習得させ、MPを上限突破出来るようにする。『苦労する者』 効果︰【動く者】を習得させる。『苦悩する者』 効果︰【考える者】を習得させる。『把握する者』 効果︰【見る者】を習得させる。『地獄の痛みを超える痛みを耐える者 』 効果︰【痛覚無効】(ノーペインセンセーション)を習得させる。
おうふ、一通り見てみたが改めてやばいな私。
このスキル&魔法の量と称号の量えげつなさすぎる。それに気づかなかったけどMPが上限突破してずっと回復してるっぽい。あと私意外とHPとDP低いな。こりゃダメージとか受けちゃダメだなー。
まあ取り敢えず【鑑定】に似た効果の奴が手に入ったしギルドミッションをやるか。
そう思い街に行くと何やら騒がしい。
なんだなんだ? またツリーウルフが攻めてきたか?
取り敢えず人だかりが出来ている所に行く。
そして人だかりがてきている所にあったのは······血だらけで倒れた女性だった。
「うわぁ!」思わず声が出てしまった。
その瞬間周りの視線が私に集まる。
そしてヒソヒソと私を見て話し始めた。
どうせあのなんか精強のメルアとかいう第2の名前で私を呼んでいるんだろう。まあ別にいいけど。
そんなことを思っていると後ろからギルド長が来た。
「おー、メルアじゃねぇか。この死体見ても大丈夫か? 結構グロいだろ?」
確かに結構グロい。
「なんとか大丈夫です」
本当に精神的にきた。普通に魔物とかだったら大丈夫なんだけど人となるとダメだなー。
「この死体は多分だがスキルを使って殺されてるな。と言っても、この世界じゃスキルを使って殺さないなんてのはほぼ無いけどな」
やはりそうか。ん? 待てよ。なんでこの人はスキルを使われて殺されたってわかったんだ?
「なんでスキルを使って殺されたとわかったんですか?」
仮に普通はわからないとしたらこの人が犯人だろう。
「あーそいつはな、慣れみたいなもんさ。スキルや魔法を使うと周りにその残滓的なのが残るんだ。それを慣れると見えるようになる」
そんなのあるんか! 【見る者】使ったら見えるようになるかな?
試しに使ってみる。すると周りにキラキラとした物が見えた。
「このキラキラ光ってるやつですか?」
そう質問するとギルド長は目を見開いて
「見えるのか?」と聞いてきた。
「はい」と答えると「いや〜お前には毎回驚かされるよ。流石精強のメルアだな。」と言われた。
「あはは···」精強のメルアって名前めっちゃ広まってんじゃん。まあいいんだけどね。
「取り敢えず、この女性が誰に殺されたのか考えよう」
そこから私や他の冒険者が集められ、ギルド内で会議が始まった。
「よし、早速だが誰があの女性を殺害をしたのかの会議を始める。まず、聞き込みをしてあの付近にいた人物はこの4人に絞られた」
そう言って4枚の紙を机に出した。紙には人の顔が書かれている。
「1人目は、アレイ・シェード。2人目は、ルーファ・レベッカ。3人目は、イレイド・スファーレン。4人目は、サリース・ショーレ。以上の4人だ。そして恐らく、この中に犯人がいる」
アレイ・シャード、ルーファ・レベッカ、イレイド・スファーレン、サリース・ショーレ。
······あれなんか見たことある名前があるぞ?
「あのー」そう言った瞬間全員が私見る。
「なんだ? 犯人が分かったのか?」ギルド長がそう言う。
「はい、多分」そう言うと周りがザワザワとし始めた。
「静かに!」ギルド長がそう言うと周りが静まりかえった。
またこの状況かい。まあそれはそれとして
「多分ですがイレイド・スファーレンだと思います」「何故そう思った?」
まあ当然そう聞かれるよね〜。
「理由はもちろんあります。1つ目は私が今日ギルドミッションを受注した後、称号が欲しいと思って色々やっていた時に、彼の事を見かけており、さらに彼のMPは減っていました。2つ目は彼の称号の所に『素早い殺人』という称号があったからです。以上のことから彼が殺人をやったと思います」
そう言うと皆「う〜む」と唸り始めた。
まあそうなるよね〜。
「よし、じゃあ彼女にイレイド・スファーレンを探して捕まえ来てもらおう」
え? なんで?
「異議はあるか?」
「「「「「ありません!!!」」」」」
おいこの展開前にも見たって!!
という事で街の中心に来たわけなんですれども。
見つかる訳ねぇじゃん!! 以外とこの街広いんだよ!? そん中から1人を見つけるなんて無理無理!!
でもまあやれって言われちゃったし、やったらなんか報酬貰えそうだからやるかー。
取り敢えずどうしよう? 高いところにでも登るか。
【重力無効】を使って1番高い所のてっぺんに乗る。
うっひょー、たっかいなー! でもここからなら街を一通り見渡すことが出来そう。
でもどうやって探すか。······【見る者】を使ってもいいんだけど多分それをやるといろんな情報が入りすぎて脳が死ぬと思う。
いや待てよ、【痛覚無効】しながらなら【見る者】使えば大丈夫かも?
思いついたら取り敢えずやってみるとしよう!!
という事で【痛覚無効】を発動させる。そして、【見る者】を発動させた。
するとおびただしい量の情報が入ってきた。
「ぬおお······」【痛覚無効】のお陰で頭が痛くない。
よぉーし、探しますか。
そうして辺りをずっと見ていると······
「あっ! いた!」
イレイド・スファーレンという文字が見えたので直ぐにそこに向かう。
【重力無効】は本当に便利な魔法で好きな方向に重力無効が出来る。つまり、落ちたい方向を決めることも出来るのだ。
なので今私は横方向に落ちている状態なのだ。
何を言ってるか理解しにくいと思うが大丈夫だ。言葉にするのめっちゃ難しいから分からなくて当然なのだ。
という事で彼の前に降り立つ。
「なっ、なんだお前!?」
まあそりゃ突然上から人が降りてきたら驚くわな。
親方! 空から女の子が! 状態だしな。
「えーと、イレイド・スファーレンさんですか?」「そっ、そうだが何だ? というか質問に答えろ! 誰なんだあんたは!」
あー、なんかラノベとかだぞ雑魚な感じの人じゃん。多分だけど。
「私はメルアと言います。貴方を捕まえに来ました」
ド直球過ぎると思うけど私にはこの位のセリフしか思い付かない······。
「うっ、うわぁぁぁぁぁ!!」
あー、逃げちった。まあそりゃそうか、捕まりたくなんてないもんな。
という事で追いかける。こっちの方が足は速かったので結構簡単に追い詰められた。
「くっ、来るな!!」
いやいや、そう言われて行かないわけないでしょ。
「うわぁー!!」
そう言って彼はナイフを持ってこちらに走ってきた。ここで【考える者】を発動する。
彼の動きがスローモーションがかかったように遅くなった。
という事で後ろに回って杖でポカッと殴る。
そのまま彼は気絶した。
「よし、彼を冒険者ギルドに持ってこーっと」
そう言いながら彼を無限収納袋に入れて冒険者ギルドに帰る。
「おっ、捕まえれたか?」入った瞬間にそう聞かれた。
「はい、無事になんとか」「そうか、そいつぁ良かった。まあお前が死ぬとは思ってなかったがな」
まぁね。こんなやつ相手に私は死にませんよ。
無限収納袋から彼を取り出す。
「よし、こいつだな。連れてけ」
ギルド長がそう言うとどこからか少し大柄な人が来て彼を連れて行ってしまった。
「今回のはお手柄だ。報酬はそうだな······200000ベイルジでどうだ?」
「それで大丈夫です!!」
めっちゃ大金やんけ! ギルド長最高かよ!!
「よし、200000ベイルジだ。また頼むぞ」
そう言われながら出て行った。
そして宿屋に帰りながら今日の事を思い返していた。
いやー、今日は色々あったなー。あっ、そういやギルドミッションの事をすっかり忘れてた。······明日でいいか。
そう思い宿屋のベットに寝っ転がり、寝た。
〜とある街にて〜
ここがその6つギルドランクが上がったっていう人がいる所ね。
早く戦ってみたいわ。
まずは冒険者ギルドにでも行ってみるとしましょ。
そして入った途端凄い数の人に見られた。
まあ私結構有名人だしね。
「あっ、戦闘狂のルーファ・レベッカさんじゃないですか」
戦闘狂ね······まあいっか。
「ねえねえ、ここにギルドランクが一気に6つ上がった子がいるって聞いたんだけどどこにいるか知ってる?」
「メルアさんのことですかね?それなら彼女はこの近くの宿屋の庭で魔法の練習でもしてると思いますよ」
へぇ〜、その子メルアって言うのね。
「ありがとう」
そう言われて行ったのだけど居なかったわ。
全く、嘘はいけないのよ。嘘はついてはダメって教えないとね。
という事で教えてたら死んじゃったわ。
最近の人間って弱いのね。
あら? なにか騒がしいわね?
これの騒ぎの近くにいるのは面倒だし、メルアちゃんを探すとしようかしら。
そういや、あの嘘つき、死ぬ前に明日ヌセラク大森林にギルドミッションで行くって言ってたわね。
嘘かもしれないけど行ってみてもいいわね。
そう思いながら宿屋に泊まって寝ることにした。
コメント
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よろしければ、私(リン)のプロフィールを見てください あと、この物語すごくおもしろいです! 次回も楽しみにしてます!