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名前→空矢 秀
ソラヤ シュウ
 性別→男
 年齢→23歳
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START
 
 
 
 
 
 俺は空矢秀…
それほどイケメンでもない☆
 
 
 
 いやぁ、悲しいっすね〜…(泣
こんなに超優しくて絶対浮気もしなくてイケメンでもないから他の女子と話さないっていう
超良好物件なのに(?)
彼女いない歴=年齢なんす…(泣
 
 
 
 
 まぁいいもんね〜!
俺には犬という恋人が居るからな〜!はっはっはー…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 秀「とは言っても、金ねぇからワンちゃん飼えないんだよなぁ…」
 
 
 だめじゃんめっちゃ…
 
 
 
 
 
 秀「あ゙〜…俺の癒しはどこにあるって言うんだよぉぉ〜…」ノビー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 秀「あ、バイトの時間やん」
「めんどぉ〜…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ピロ↑リローン↓
 
 秀「いらっしゃっせぇ〜」
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺は今、セイコー◯ートでアルバイトをしている…
 
 
 
 …あ、読んでるみんなは今気付いたかな?
ここの舞台は…そう…
 
 
 
 
 
 
 北海道なのだぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 
 
 
 
 
 …とは言っても「だからなんだよ」ってなるよなぁ〜…
 
 まぁ、ほんとにクソどうでもいいんで聞き流していいんだけんども
 
 
 
 
 
 
 客「これお願いします」
 秀「は~い」ピッピッ
 
 
 
 
 
 
 秀「弁当温めますか?」
 客「お願いします」
 
 
 
 
 
 秀「箸とスプーンもお付けしますか?」
 客「…」ボー
 秀「…?お客様…?」
 
 
 
 
 
 どうしたこいつ
 
 
 
 
 秀「…お客様〜?」汗 手目前フリフリ
 客「…ぁ… 」
「すみません、なんですか?」
 秀「箸とスプーンもお付けしますか?」
 客「あ、はい、お願いします」
 秀「分かりました」ガサガサ
 
 
 
 
 
 秀「ーーー円です」
 客「1000円で」渡
 秀「はい、…こちらおつりです」渡
「レシートは要りますか?」
 客「あ、大丈夫です」
 秀「分かりました」
 
 
 
 
 秀「ありがとうございました〜」ペコッ
 
 
 
 
 秀「ふぅ…」
 
 何気にあんなにちゃんとした態度をしてくれた客は久しぶりかもしれない
 いつもはちょっとしたことにいちゃもんつけて、
返事が軽いだの丁寧語がなってないだのこれだから若いのはだの…
 
 
 
 
 
 秀「はぁ~…」
「俺、結構今ストレス溜まってんだな…」顔手覆
 
 
 
 
 
 
 
 客「…やっぱり、気づかないか…」
 客?「悲しいなぁ…♡」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 あ、帰る時間だ
 
 
 
 
 秀「それじゃ、時間なのでお先に失礼します」ペコッ
 先輩「お、もうそんな時間かぁ」
「今日もお疲れ」
 秀「ありがとうございます」笑
 
 
 
 ピロ↑リローン↓
 
 
 
 
 
 
 
 あの先輩は俺に親切にしてくれて、仕事も教えてくれる
ちょー優しい男の先輩、〇〇さん
 
 あの人すっげー優しいし、多分モテてんな
いや、絶対モテてんな
 
 ちくしょう(?
 
 
 
 
 
 
 ガチャッ
 
 
 
 秀「空矢秀のおかえりだぁ〜!」ソファーボフッ
 
 
 
 あぁ…最高…
これだからソファーダイブはやめらんねぇよ(?
 
 
 
 
 あ、このままじゃ寝る…
先シャワー入って歯磨かねぇと
 
 
 
 
 秀「あ、ご飯…」
「…いいや、明日食えばモーマンタイ!」
 
 
 
 
 
 
 秀「あ~…シャワー気持ちかったぁ…」
「歯も磨き終わったし…寝るかぁ〜…!」ノビー
 
 
 
 
 
 あ゙〜…ベッド行くのめんどいな…
 
 
 
 ソファーで寝るか…
 
 
 
 
 秀「必殺、ソファーダーイブ…」ボフッ
「…おやすみ、今日の俺…頑張れ、明日の俺…」スヤ
 
 
 
 
 
 
 
 
 チュンチュン
 
 
 秀「ふぁ~…」起
 
 
 眠いなぁ…
 
 
 ???「おはよ♡」秀頬チュッ
 
 
 
 
 
 
 
 
 …ん???????
 
 
 
 
 
 
 
 
 なんか、頬に触れたんすけど…
 
 
 秀「…」チラッ
 ???「♪」ニコニコ
 秀「…」汗フイッ
 
 
 
 あっち向いちゃダメだあっち向いちゃダメだあっち向いちゃダメだ…
 
 
 
 
 ???「なんでそっぽ向くの〜?」
「俺悲しいなぁ〜」顔グイッ
 秀「んみゅッ…」
 ???「あは、秀は相変わらず可愛いね〜♡」
 秀「は…ッ…!?」
 
 
 
 んでこいつ俺の名前…!?
 
 
 
 つか、こいつ昨日の客じゃん!?
え、なんで!?
 
 
 
 
 ???「俺のこと覚えてないの〜?」
「俺だよ、おーれ」自分指さす
 秀「あ、オレオレ詐欺は断ってますんで」
 ???「いや違うから!? 」
 
 
 
 
 
 ちげぇのかよ…
オレオレ詐欺してきたって通報しようと思ったのに…
 
 
 
 
 秀「…てかお前オレオレ詐欺の前に不法侵入じゃん」
 ???「だからオレオレ詐欺じゃないんだって…」
 
 
 
 
 
 
 ???「ほんとに俺のこと覚えてないの?」
 秀「覚えてるも何も昨日の客だろ ?」
「なんの用で来たんだよ…」頭掻
 
 
 
 
 
 ???「…“黒宮 哲也”」
 秀(ピクッ
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也…?
 
 
 
 哲也「…本当に、覚えてないの?」
 秀「…てつ…?」
 哲也「…そうだよ♡」笑顔
「はぁ〜…やっと思い出してくれた…」ギューッ
 
 
 
 
 
 …なんで…?
なんで、今更てつが、俺のとこに来たんだよ…?
 
 
 
 
 秀「…分かんねぇよ…」ポロポロ
 哲也「あ~あ~泣いちゃった…」拭フキフキ
「どしたの〜?」
 秀「…ッ…なんで、今更…!!」
 
 
 
 
 哲也(ガシッ
 
 
 
 
 哲也「秀が逃げたからでしょ…?」
 秀「…ッ…」ポロポロ
「だって…!だって!お前が…!!」
 
 
 
 
 
 お前があの時…!!
 
 
 
 
 
 哲也「秀の親を殺したから?」
 
 
 
 
 秀「…ッ…なんでだよぉ…ッ…」ポロポロ
 哲也「しょうがないじゃん…俺は本当に、秀が大好きなんだって…」ギュッ
 
 
 
 そんなの嘘に決まってる…!!
 
 
 
 
 秀「…ッ…離せ…ッッ…!」グッ
 哲也「嫌だ、絶対に離さない…」ギューッ
 
 
 
 
 
 なんなんだよ、ほんとに…ッ!
 
 
 
 
 
 哲也「これからは、ずっと一緒だよ…♡」
 秀「…ッ…」
 
 
 やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい…
 
 逃げねぇと…また…高校の頃みたく…!
 
 人生を、壊される…
 
 
 
 
 
 
 
 俺は高校の頃、人間関係がうまくいってなかった
 
 元々人付き合いが上手くなかったし、高校でのテンションについていけなかった
 
 
 
 
 
 そんな中で唯一友達になってくれたのが、てつだった
 
 
 
 
 
 
 
 秀「…なぁ…」
 哲也「ん〜?」
 秀「なんで俺と仲良くしてくれるんだ?」
「俺、クラスで浮いてて嫌われてっから、てつも嫌われちゃうぞ?」
 哲也「…それでも、俺は秀と一緒にいたいから」ニコ
「嫌われても知らんよ〜」
 秀「…そ~かよ」嬉顔
 哲也「あれぇ〜嬉しいんすか〜?秀くんよ〜」ニマニマ 頬ツンツン
 秀「うっせうっせ」
 
 
 
 
 
 
 この時てつはこんなこと言ってたけど、
この時からもう不安だったんだと思う…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 母さんと父さんは、あまりてつのとこを受け入れていなかった
 
 
 
 3人で買い物行く最中で、話したんだ
 
 
 母「…あんた、まだ哲也くんと仲良くしてるの?」
 秀「…だから、俺はてつとずっと一緒に仲良くいたいの」
 父「…あの子は、不気味すぎるんだ…」
「秀のためなら、犯罪も犯しそうな、狂った光を宿した目をしてるんだ…」
 秀「なんだよそれ…」
 母「お願い…!哲也くんとは、もう仲良くしないで…!!」肩掴
 秀「母さ…」
 
 
 
 
 
 俺って、結構運わりぃよな(笑
 
 
 この会話、てつが聞いてたんだって
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 母、父(バタッ
 
 
 
 
 
 秀「…母さん…?父さん…?」
 哲也「…秀…」
 秀「母さん…!父さん…!おい…ッ!起きろよ…ッ」ポロポロ
「ねぇ…母さん…父さん…ッ!起きてよぉ…ッ」ポロポロ
 哲也「秀…!」手伸
 秀(パシッ
 
 
 
 
 
 
 
 秀「…お前…なんで母さんたちを殺したんだよ…ッ…」
 哲也「…だって…俺と秀が一緒にいるのを、否定してたじゃん…!」
「俺は、秀と一緒に居るために生きてるのに…」
 秀「…ッ…」
 
 
 
 
 
 この時、俺は気づいたんだ…
ようやく…母さんたちが死んでから、言ってたことの意味が分かった…
 
 
 
 
 てつは、狂ってる…
そして…
 
 てつを狂わせたのは、俺だ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…秀…」
 秀「んだよ…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「好きです」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「大好きです…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 秀「…ゴフッ…ッッ…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…ッ…本当に、大好き…」ギュッ ポロポロ
 秀「…ははっ…そーかよ… 」
俺の人生が壊れたんじゃない…
俺が、てつの人生を壊したんだ…
人生が壊れたのは、てつの方なんだ…
秀「…お前の人生、…壊して、ごめんなぁ…」ポロポロ
 哲也「…ッ…秀…ッ」ポロポロ ギュッ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…」頬触スリッ
 秀「…」
 
 
 
 冷たい…
でも、俺の心が、あったかい…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…秀…秀が死んでも、ずっと一緒だよ…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「愛してる…」ポロポロ ギュッ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ニュース「22歳、空矢秀さんが、1年前から行方不明のままです」
「1年経った今でも、警察は捜していますが、見つかる可能性は低いと見られています」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…みんな、秀のこと探してるんだって…」
「…俺の秀なのにね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「ね、秀♡」
 秀「…」ハエブーン…ブーン…
 
 
 
 
 
 
 
 
 哲也「…これからも、ずっと一緒だからね…」スリッ
 
 
 
 
 
 
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名前→黒宮 哲也
クロミヤ テツヤ
性別→男
年齢→22歳
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 END
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