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緑星ふうま
404
#ink
こむ
75
「浴衣って余りにもエロいと思わない?」
「突然どうした?」
Fuとkz、二人での通話にて。突然fuがそんなことを言い始める。しかし、こうして彼がこんなことを言い始めるのは初めてではない為、kzは冷静に返答をする。
「あのイラストさ、やばかったんだよ」
彼が言うのは、先日あったrmの誕生日イラストのこと。公式として出したイラストが浴衣を着た彼を描いたものだったのだがあれがエロいのだと。言われてkzも再度じっくりと見るが、確かにfuの言っていることは分からない訳ではない。
そこから長い語りに入りそうになったのを制止し、当初の話へと戻す。そしてfuが言ったのが次の言葉。
「浴衣着て野外プレイってどうですか?」
「採用」
「花火だー!」
「綺麗に見えるといいな」
「屋台のご飯、色々食べたいな」
「好きなの食えばいいさ」
あれから暫し。四人は花火会場へと足を運んでいた。
都市部の花火大会は兎に角人が多い。とんでもなく多い。そんな所に挑みに行くなど、日ごろ在宅勤務をしている面々には非常に辛い。ということもあり、彼等はプチ旅行も兼ねつつ出掛けることになった。
宿を取り、地元民しか行かないような小さな花火大会へと標的を定めた。提案をしてくれたfu曰く、小高い山から見る花火がまた綺麗とのこと。そんな言葉にrmもsyuも提案に乗り、此処まで出かけて来たのだった。
折角だから浴衣を着ようとfuが提案をし、全員が賛同した。レンタルでいいのではないかと言うrmとsyuを、何故かkzが説得して購入する運びとなった。
「俺、着付け出来るからさ」
その言葉通り、kzが全員分の着付けをしてくれた。聞いてみた所、練習してきたとか。その時のfuがいい笑顔をし続けていたことに、rmとsyuは気付いていない。
そして着付けも終了し、彼等は宿を出発する。下駄の音を軽やかに鳴らしながら、祭りの会場へと向かう。
まずは腹ごしらえ。最も少食のkzは一つ食べきると、それ以上腹に入らない。しかし色々食べたい気持ちはある。故に話した結果、全員で分けて食べながら色んな種類のものを購入することになった。
「やっぱりお好み焼きと焼きそばは鉄板だよね」
Syuがうきうきしながらその二つを購入してくる。その横ではrmがイカ焼きを買っていた。早速の炭水化物。Fuはある程度食べられるとはいえ、kzは既にちょっと引き気味だ。そんなことを気にせずに早速かぶりつく二人。
「冷やしキュウリ美味しいよね」
「冷やしはパインだろ~」
次は冷たいもの。しょっぱいものと甘いものを齧りながら、rmとsyuは次の店へと狙いを定める。
「kz、次はあれ食べよう!」
「………まじ?」
Syuが指さしたのは唐揚げ屋。しかし量がおかしい。というか一つのサイズが圧倒的におかしい。どう見ても一つが某チキン屋のサイズをしている。
「こっちも買う!」
「いいよ~…って一番でかいの?!」
Rmはフライドポテトを購入していたが、一番量が入っているのにしていた。その後、もう重たいものは無理だとkzが脱落した。Rmとfuもそろそろ腹に溜まってきたと言っている中、syuがオムソバを一人で食べ始めたのを見て絶句していた。
「はー…美味しかった」
「流石に食べすぎだって」
デザートとしてかき氷を手にしながら、syuが言う。彼の持つかき氷を少し拝借しながら、kzは変わらずの彼の食べっぷりに少しばかり遠い目をしていた。
「そういえばfuとrm遅いね」
「あー…そうだな」
二人が今いる場所は、出店のある場所から十分ほど歩いた場所にある小さな山の中腹。其処にはベンチがあり、散歩に来た人が座って休憩できるようになっている。周囲はほんの少しばかり拓けており、緑を楽しみながら時間を過ごすのに最適だろう。
周囲に人の姿はない。Kzによると、此処は下側の花火は見えないが打ち上げられたものがよく見える場所とのこと。腹ごしらえをし、此処でゆっくりと花火を見る算段になっていた。
Fuとrmは飲み物を買う為に二人とは離れて後から来ることになっていた。Kzとsyuは先に此処へ来て、準備してあったシートを広げて寛いでいる。
「それにしてもよくこの場所知ってたね」
「だって俺ら、人混みの中にずっといたらバテバテになるじゃん」
「まあ、体力ないしね」
「うっせ」
kzの横で胡坐をかきながら、syuは残っていたかき氷を喉に流し込んだ。空になった容器を横に置き、kzに寄りかかる。
「………で、何を企んでるのさ?」
下から見上げるようにしてsyuが問いかける。その瞳はしっかりとkzを見据え、言い逃れは許してくれなさそうな雰囲気を放っている。
「この前の旅行のこと、忘れた訳じゃないよ?」
「あー…あれね」
前回の温泉旅行。fuとkzは否定をしたが、結果的に見せ合いながらセックスすることになった。場所は違うが、四人での泊まりの旅行。温泉がメインではないとはいえ、何かあるとsyuが勘繰るのは当然のことだった。
「別に何も企んでなんかないって。え、まさか此処で襲われるとか思ってた?」
「違うの?」
syuがいぶかしむのはkzにとっては想定内。此処で如何に否定しつつ、そういったムードに持っていくかが勝負になる。
kzの否定により、syuは少しばかり困惑の表情を浮かべる。如何わしいことを考えてしまった自分が恥ずかしいともいうかのような。
「……でも、さ」
kzがsyuの顎に指をかける。如何わしいことを考えた彼のことを、否定などしないと云わんばかりに。
「そんなこと言われると、エッチな気持ちになっちゃうじゃん」
「ちょっと遅くなっちまったな」
「だな。ちょっと店が遠かったなー」
四本のペットボトルを持ちながら、fuとrmの二人は緩やかな道を登って行く。飲み物を売っている店が少しばかり遠く、遅くなってしまった。花火が始まるには時間があるとはいえ、その前には待ち合わせの場所まで辿り着きたい。
「花火って大規模じゃないんだよね?」
「都内のでかい花火大会と、正直比べものにならないくらい小さいみたい」
打ちあがる時間としては三十分程度。しかし、だとしてもこうして祭りの雰囲気を味わえたのは大きい。何万人と集まる花火大会の会場では、有料観覧席はあるとは云えど行動制限はかなりされる。
そんなことを話しながら二人は先へと進む。そしてもう少しで目的地へと到着するといった時だった。
「……あれ?」
「どした?」
「何か、聞こえない?」
「え?」
rmが違和感に気付く。この先にはkzとsyuの二人しかいない筈だが、話し声とは少し違うものが聞こえてくるのだ。道から少し外れ、木の影からそうっと覗き込むと其処には。
「はっ、ぁ…」
「めっちゃ可愛いんだけど」
胸元をはだけさせながらkzに愛撫されている、syuの姿があった。
「?!」
rmの顔が赤く染まる。まさかこんな場所で致しているなど思いもしなかった。しかも盛り上がりつつある状況のようで、こんな時に顔を出す訳にはいかない。
「な、何でこんなとこでおっぱじめてんだよ…?!」
幾ら人気がないとはいえ、此処は室内ではない。野外プレイなどしたこともないし、する心算もない。しかし余りにも煽情的な状況から目が離せなくなっているのも事実だった。
「……ねぇ、rm」
そんなrmの背後。耳元で囁きながら、fuがするりと指を浴衣の裾から差し入れる。
「そんなこと言いながらさ、興奮してるでしょ?」
「ッ!」
頬が一気に赤く染まる。しかしfuが言っていることも事実だった。合わせから差し入れられたfuの指は、太ももを上へとなぞって彼の中心に触れる。下着越しでもrmのソレは既に頭を擡げ始めていた。
「あの二人、もう止まらないでしょ。……ねぇ、何なら俺達も便乗しようぜ」
その言葉に、小さく頷いた。
「kz…っ」
「ん…」
シートの上に仰向けにさせ、kzはsyuの浴衣の胸元をはだけさせていた。露わになった胸の飾りの片方を口に含み、もう片方を指先でコリコリと刺激する。すっかり硬くなったそれは、もどかしい快楽をsyuに与え続ける。
「すっかり硬くしちゃってかわい」
わざと舌を伸ばして乳首を舐める所を見せつける。そのまま軽く噛めば、びくりとsyuの身体が跳ねた。
Syu自身が硬く勃ち上がっているのは、服の上からも露わだった。身体をずらし、syuの上に覆いかぶさるような形になる。そしてゴリッと布越しに自身を押し当てれば、欲に染まったsyuと目が合った。
「こっちも硬いね」
「あ…っ」
「どうする? 抜くだけでもいいけど」
こんな状態で終わるなどあり得ない、とばかりにsyuは目を見開いた。しかしkzは涼しい顔をしている。選択権はsyuにあるのだと、そう察するしかなかった。望めば、kzは動いてくれる。しかし口にしなければ、何時までも焦らされた侭だ。
「ほし、い…」
「ん?」
「kzの、ほしい、です」
「ほら、ちゃんと言わないと分かんないよ。何処に何が欲しいの?」
真っ赤な顔をしながら、syuは口を幾度かもごもごと動かす。だが、意を決したのだろう。小さな声で、呟いた。
「俺のナカ、に…kzの…おっきい、の…挿れてくだ、さい…!」
「よく言えました」
浴衣の裾を捲り上げ、晒された下着をずるりと下げる。期待に塗れたsyuの起立はだらだらと蜜を零しており、彼が期待しているのが分かる。
指を舐めて濡らし、kzはsyuの後孔へと指を突き立てた。ぐちゅぐちゅと少々乱暴に解したが、既に昂っているsyuは気持ちよさそうな声を漏らしている。
「ほら、足上げて」
片足だけを上げさせ、その間に身体を捻じ込ませる。露出させたkzの起立も既に張り詰めていて。先端で幾度か入り口を撫でたかと思うと、ずるりとナカへと潜り込ませた。
「あぁッ…!」
「はー…きもち」
ぱちゅぱちゅと緩やかに腰を打ち付ける。常より温い快楽にsyuは顔を蒸気させながら身を溺れさせる。
「ぁ、う…あっ、あっ」
「戻ったよー」
そんな時だった。Rmを抱えたfuが姿を現したのは。
「この木に手、ついてよ」
Kzとsyuのセックスをバックミュージックにしながら、fuはそう指示を出した。購入してきた飲み物は地面に置き、rmは素直にfuに従う。
木に両手を付かせ、尻を突き出すような恰好にさせる。ぺろりと浴衣を裾から捲り上げ、下着を一息に下ろした。膝下に留まったそれを尻目にfuはしゃがみ込む。形のいい尻を幾度か撫でた後、尻たぶを左右に開かせた。期待に振るえる後孔の淵を、ぺろりと舐める。
「ちょ、そこ…!」
まさか舐められると思っていなかったのだろう。rmが抗議の声を上げるも無視をし、入り口を舐めることを続行した。少し解れてきた所で、舌を穴へと突き入れる。
「あッ!」
ナカを舐められる感覚が慣れないのだろう。足をガクガクと震わせながら、rmは舌の動きに翻弄される。しかししっかりと感じてはいるようで、自身を硬くさせ蜜を零している。
「ん…」
ちゅぽん、と舌を抜く。てらてらと光るソコは、少しばかり解し足りないかもしれないがそれでもfuを受け入れることは可能だろう。合わせをずらし、fuも自身を露出させる。手で数回扱いて硬度を増し、期待に塗れた後孔の入り口へと先端を潜り込ませる。
「あ、ぅ…っ、」
「ちゃんと息、吐いて」
懸命に呼吸を整えようとするrmの首筋をぺろりと舐める。ぴくりと彼の身体が跳ねるが気にすることなく、奥へと自身を沈めていった。
「うぁ、あっ、あぁ…っ」
奥まで沈めたかと思うと、ぐりぐりと前立腺を刺激される。ぴりぴりとした快楽は、絶頂に押し上げるには少し弱くて。無意識のうちにrmの腰は揺れていた。
「おねだりされたら応えなきゃじゃん」
そんな心算はない、とrmは反論しようとしたがそれよりも早くfuが腰を突き上げた。何時もは正常位でしていることが多い為、バックは慣れない。常とは違う場所を刺激され、rmは自身からぽたぽたと蜜を零し続けていた。
「こんなにしちゃって、エッチだね」
Fuの手がrmの起立を握り、上下に扱き始める。両方から与えられる刺激にrmは懸命に木に縋りつきながら喘ぎ声を漏らす。
「あぁ、あっ…。ちょ、やめ…っ」
「止める訳ないじゃん。こんな気持ちよさそうにしてるのにさ」
腰の動きも扱く手も止めない侭fuは言う。襟元から覗く白い首筋に舌を這わせ、柔く噛んだ。
「あぁあ…!」
びゅくり、とrmの先端から白濁が溢れた。抱えていた木の幹にべったりと白いものが付着する。それに気付かぬ侭、rmの身体はずるりと地面に倒れそうになる。
「おっと」
それを間一髪、fuが受け止める。後孔に挿入していた自身を抜去し、まだ荒く息をつくrmを横炊きにする。先程まで露出していたモノは、はらりと戻った浴衣の裾によって隠された。乱れてはいるものの、こうして隠せることは便利だなと思いながら木の影から出て行く。
「戻ったよー」
そうして、fuはkzとsyuに声を掛けたのだ。
「あ、お帰りー」
ピストンするのを止めることなく、kzが二人を出迎える。Syuも視線を向けたが、口から零れてくるのは喘ぎ声だけだった。
シートは比較的大きく、男二人が寝転がっても余裕だ。これは、こうする為にわざと大きいものを用意したのだ。この場所も、時間も全てはkzとfuの計画通りだった。
ちらり、とスマホを確認すると花火が始まるまでまだ少し時間がある。こうして野外でセックスに及ぶのは想定内だが、手早く終わらせなくてはならない。何故なら花火を見ることをsyuもrmも楽しみにしていたからだ。
此処で抱き潰して見れなかったとなれば、後程どんな制裁を受けるのか分からない。こうやってセックスに及ぶのも、あくまでも計画的ではなかったと言いはらなくてはならないのだ。
だがしかし、現在二人は欲に溺れている。続きをするのは当然のこと。
「rm…?」
Kzに挿入されながらも、syuはrmへと視線を向ける。意識を失っている訳ではなかったが、快楽から戻ってこれなくなっているようだった。しかしそんな彼の意識を戻すように、注挿が激しくなる。
「んあぁあッ」
「ちょっとこっちに集中して」
喘いでいると、fuがrmの身体を反転させる。胡坐をかいたfuの胸元に背を預ける形にされ、大きく足を広げられた。
下着は片足首にひっかけられているため、まだそそり立つモノもひくひくと動く後孔も全てsyuの眼前に晒されることになった。
「いい眺めじゃん」
「でしょ?」」
そんな会話をしながら、fuは後孔に自身を突き立てた。Syuは目の前でその光景を見ることになる。
「あ、締まった。ねえsyu、眼の前で見て興奮しちゃった?」
「そんなこと…っ」
「隠す必要ないから大丈夫だって。あ、そうだsyu。Rmのさ、咥えてあげてよ」
突き上げながらfuはそう提案をする。Syuが返事をする前に、kzがその行動に賛同してsyuの身体の向きを変えさせた。
「ほら、syu。早く咥えてあげなよ」
「……ッ」
眼前にはそそり立つrmの起立。躊躇っているとそれを咎めるようにkzが前立腺を穿つ。与えられる快楽に目の前がチカチカし、まともな思考を奪われる。そんな彼の顎へ手を伸ばし、fuが顔を上げさせて導いた。
「ほら、お口開けて」
もう、何も考えられなかった。言われるが侭に口を開け、rmのモノを迎え入れた。両方同時に攻められたことで、rmが更に喘ぐ。
「ああっ、あ…!や、やだ…ッ」
「なあ、rm。そんな気持ちよさそうに喘いでるけどさ、此処が外だってこと、忘れてない?」
Fuの言葉にはっとした。すっかり頭から抜け落ちてしまっていたが、此処は隔離された室内ではないのだ。周囲は暗く、人気もない。しかし大きな声を出し続けていればいずれ誰かに聞かれてしまうかもしれない。
咄嗟に自身の手で口元を覆う。だが、そんな抵抗は無駄だと言わんばかりに突き上げが激しくなる。それはそのまま、syuの咥内を刺激にすることにも繋がる。
「あーあ、fu。そんな意地悪なこと言っちゃって。Syuはお利巧だね。お口いっぱいに咥えてるから声漏らすことなくて」
「ふ、ンぅ、んん…ッ」
「分かってるって。Syuのこっちも寂しいよね」
「んんんッ…!」
Kzが放っておかれていたsyu自身へと手を伸ばして先端を抉った。そして溢れた蜜を潤滑油としてくちくちと扱く。
「はー…そろそろイきそ…っ」
「早漏じゃん」
「いや、合流する前からヤってたんだって」
Rmの両膝を抱え直し、fuは突き上げを激しくする。前立腺を抉り、奥を刺激する動きにrmはすぐに限界を迎える。
「んんんんんッ…!!」
喘ぎ声を漏らすまいと懸命に抗った結果、くぐもった声を上げてsyuの咥内に白濁を吐き出した。強い締め付けにfuも欲を吐き出し、奥へとぐりぐりと塗り込める。
「syu、そろそろ俺も出すね」
「あ、ああっ、あ…!」
口からrmのモノをずるりと取り出したsyuは、飲みこみきれなかった白濁を垂らしながら喘ぐ。声を抑えることは既に出来なくなっていたが、最早疲労が溜まりか細いものになる。
四つ這いの状態になっているsyuの背に覆いかぶさり、kzは奥へと自身を叩き込んだ。
「あぁああぁ…!」
「ッ…!!」
ずるり、と後孔から萎えた自身を抜去すれば、とろりと白濁が溢れた。荒く息を整えるsyuの頭を撫でていると、先に行為を終えてシートの上に寝転がっていたrmが口を開く。
「…お前ら、なんて場所で盛ってんだよ…」
「事の発端はsyuだって」
「は、は……え、俺のせい?」
そんなことを言い合っていると、不意に大きな音と共に夜空がぱっと明るくなる。視線を向ければそこには、大きな一輪の花火が咲いて消えた。
「あ、花火始まった」
「syu、起きれる?」
余り力の入らない身体をkzが支えてやりながら起こし、自分に寄りかからせる。隣では、fuが足の間にrmを入れる格好にし、胸元に寄りかからせていた。
「……きれーだな」
その後、大きな花火が一輪ずつ夜空を彩る。何千発も上げる花火大会と違い、少ない発数が何回か。ぱっと見としては地味だが、それでもこれでしか味わえない風情があった。
終了間際になってくると、一度に上がる花火の数が増す。時計を確認すれば、終了予定時刻的に次が最後のようで。
「なあ、rm」
「ん?」
次々に上がる花火へと視線を向けているrm。そんな彼を見詰めるfu。名を呼べば、視線を向けることなく彼は返事をする。
最後の一発。大輪の花。
それが夜空いっぱいに咲いた瞬間、fuはrmの唇にキスをする。突然のことに驚いたその顔が、嬉しそうな色に染まるのをfuは幸せな気持ちで見つめていた。
「ほい、これでオッケー」
花火も終了し、空は静けさを取り戻す。行為によって乱れた浴衣をkzが直す間に、fuは木の根元に置き去りにしてあった飲み物を取りに行った。身支度が整い、喉も潤した四人はゆっくりとした足取りで道を下る。
「ねえ、やっぱり企んでたんでしょ」
帰りの道中、syuが再びその話題を出す。何故かと問い返せばあの面倒臭がりなkzがわざわざ浴衣の着付けの仕方を覚えてきたということが既に怪しいのだと。こういう結果を望んだのならば、必然的に浴衣を直す必要が出てくる。そしてレンタルではなく購入にしたというのも、万が一汚した時のことを想定したからではないかと。
Syuの推察を聞き、rmも疑念を深める。しかしそんな彼等に向かいkzとfuはそうではないと理由を述べるのだ。浴衣を購入にしたのは、確実に似合うものを身に付ける為。購入するのならば誰かが着付けを出来ないと着れないが、fuよりkzの方が器用だったから覚えたのだと。
「怪しいけどなぁ」
「そんなに疑う?」
「だって色々辻褄が合うんだもん」
「でもさ、四人でセックスするのいいかもって前にsyu言ってたじゃん」
「いや、そうだけど…」
前回の温泉旅行の際にそんなことを言った記憶が蘇る。それ以上反論することが出来ず、もごもごと口を動かす結果に終わった。
「ま、花火も見れたし良かったじゃん」
「上手く丸め込まれた気もする…」
そんなことを話していると、fuはrmが自分の浴衣の袖を掴んだことに気が付いた。どうしたのか尋ねると、彼はそっと耳打ちをしてきた。
「…帰ったら、その…もう一回シない…?」
「!!」
「ちょっとまだ…足りなくて…」
そんなことを言いながら、彼は自分の胎をさする。如何やら外ということもあり加減をしたことがお気に召さなかったようだ。これはしっかりと応えてあげなくてはならない。
「…じゃあさ、二人も巻き込もうか?」
「う、うん」
これは楽しい夜になりそうだ。そんなことを思いながら、fuはrmと手を繋ぐ。きゅっと握り返してくれたことに喜びを感じながら、少々急ぎ足で宿への道を進むのだった。
コメント
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めちゃくちゃいいですね!喋っている方の名前をつけるともっと見やすくなると思います(勝手なこと言ってごめんなさいm(_ _)m)
花火大会の雰囲気と野外プレイの組み合わせ、めっちゃエモかったです!🎆✨ 浴衣の着付けから始まる流れが自然で、四人それぞれの関係性がいい感じに出ててドキドキしました。特に最後の花火のキスシーン、ロマンチックすぎて叫びました😭💕 野外っていうスリルの中でのエッチ、想像するだけで興奮しますね…! ただ花火見るだけじゃなくて、ちゃんと楽しみつつハッスルしてるのが最高でした笑 続きも気になります!