コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
入学から1週間後…
「俺はスクーデリアに入る」
「ええ?!あのスクーデリアローマのチームに?!」
ライアンも驚いていた
「あのチームなら三冠は行ける、絶対に」
「練習メニューだって厳しいし、入部前の模擬レースもあるよ?!」
「自分で決めた道だ、変わりはねーはずだろ、厳しい道を乗り越えるこそ最強のウマ娘だ」
「うーん、まぁフレイムが決めた道なら、応援するよ!」
「そうか、ありがとう」
「スクーデリアローマか…」
俺がスクーデリアローマを知ることになったのはあのレースだ
「スクーデリアローマ!後方から衝撃の末脚だ!!!」
あの時俺は、スクーデリアローマになりたいと思ったその瞬間だった
2人目の無敗の三冠という偉業を
「フレイム」
「アルダン?」
「ローマさんのレース見ていたんですね」
「あぁ、最後の末脚は誰も真似出来ないレベルだあれ」
「私もローマさんの末脚惚れてしまいます」
「…生まれつき脚が悪く、爆発寸前だったよな、だけど、チヨノオーやヤエノ、オグリにバンブーのライバルがいたから走り続けた」
「そのようなこと言わないでください…」
「!」
アルダンは涙を流していた
「すまない、失言を言ったのかもしれない!」
「違うんです…あの頃が懐かしくて」
ギュュュュ
「!」
「フレイム……」
泣いていたアルダンを抱いた
泣き止むまで抱いてあげた
トレセン学園
「おはようございますフレイム」
「マック、おはよ」
「学園は慣れましたか?」
「もう慣れたさ、個性豊かで、面白い奴もいれば、憧れを持つ奴まで」
「おはようマックイーン!!」
「テイオーさん?!」
「あれ?確か君?」
「サングラスかけていた不審者ウマ娘か」
「何その言い方!ボクはトウカイテイオー様だぞ!」
「嘘、奇跡の有馬とは思えないぐらいの不審者だったけどな」
「なんかむかつくぅー!!!」
「またゴールドシップさんの悪戯で?!」
「あの頭のイカれた高身長ウマ娘か」
すると後ろから、とんでもないオーラが
「だ・れ・が、頭のイカれた高身長ウマ娘だぁぁぁぁぁぁぁ」
「ゴルシ?!」
「ゴールドシップさん?!」
ゴールドシップが怒りながらフレイムの方へ来た
「また不審者の登場だ、行くぞマック!」
「ちょちょっと!!」
スパーーーーーーーン!!
「フレイム、速い!」
「待ちやがれおらぁぁぁ!!!!」
「あーあ、まためんどくさい事になってるよ…」
「ゴールドシップさんとんでもないぐらい怒ってますね…」
「あっ、スペちゃん」
「ゴールドシップさんにかなりの言葉言いましたねフレイムちゃん」
「メジロのウマ娘らしくない子みたい…」
俺はゴルシに逃げまくったが、後に女帝さんの稲妻が落とされることとなった
「朝から走ったな」
「お疲れのようですね」
「仕方ないだろ、あんな奴に追いかけ回されたら」
「その分いい走りしたのでは?」
「いい方に行きすぎだろアルダン…」
「アルダンさん!隣いいかな?」
「チヨノオーさん、いいですよ」
「君は確か…?」
「メジロフレイム、アルダンが世話になってる」
「フレイムさんか!カッコイイ名前!!」
「そうか?」
「そうですよ!しかも声低いし姿見カッコイイし!」
「…可愛い同期だな」
「ふふふ、そう言われると恥ずかしいです」
放課後
俺はチームスクーデリアに加入の申請を行った
「ここがチームスクーデリアのトレーナー室か」
ガラガラガラ
「失礼します」
「お!フレイム!申請ありがとう!」
「君がメジロフレイムね、三井優希だ」
「初めまして」
「中々顔立ちいいね!」
「ありがとうございます」
トレーナー室はスクーデリアローマの功績やその一員のメンバー達が優勝したレースがあった
「早速だけど、君の素質を見せてもらうよ」
そう言われたトレーナーはグランドに向かった
「みんな集合!」
メンバー達がローマと三井の所に集まった
「今回新たなメンバーを紹介するよ!」
「新メンバー?!」
「誰かな?!」
みんなソワソワしていた
「自己紹介ね」
「チームスクーデリアのメンバーの皆さん初めまして、メジロフレイムです、よろしくお願いします」
するとざわめきが
「えっ?メジロ?!」
「全然そう見えない」
「男の子みたいな声」
「生まれつき声が低く、女子らしくないことがあるけど、憧れを持ってスクーデリアに加入しました」
「みんな、フレイムのこと親しくするんだよ!」
「さて、準備体操したらゲートインしてくれ」
「「「はい!!」」」
フレイムは準備体操をし、ゲートインをした
「じゃあ行くぞ!よーいドン!!!」
ガシャコン
メンバー全員スタートした
設定は中距離の2000m
「フレイムは後方から差すみたいだな」
「これがどのような展開を出すだろうか、みんなGIを制している子ばかりだからな」
「新入部員だからといって、メジロだからといって、私達の実力を舐めないでよね!」
最終コーナー
「ここから!!はぁぁぁぁぁ!!!!」
フレイムはまだ動かなかった
「これが私達の実力よ!」
「ふぅーーーーー!!!!」
『酸素を全身にいき渡れ!炎の魂を!』
「ここだ!!!!」
スパーーーーーーーン!!!!
「?!?!?!?!?!?!?!」
「そう来たか」
フレイムはメンバー全員を抜かした!僅か5秒で全員を交わした!
「悪いな、こっちは夢を持ってここに来たんだ!叶うために!!!」
その後、フレイムは8馬身差で1着ゴールインした
「なんなの!実力のある私達を8馬身差で?!」
「君の蹴る力が俺より下回っていたからな、あまりに抜きやすかったぜ」
「すごいな!実力者のメンバーを8馬身差でゴールインするなんて!」
「とんでもない怪物が現れたな…!」
「フレイムちゃん、まさか実力者達をあの差で?!」
「すごいなフレイム!私も負けてられないよ!」
上でアイネスとライアンが見ていた
アイネスフウジン
語尾が「なの」と言うウマ娘。ライアンとは同室でもある。更にバイトもしておりみんなから「お姉ちゃん」と間違えられるほど呼ばれる。逃げ切りシスターズのメンバー
「ローマさん、俺の走りは?」
「文句なし!新たな時代が来そうだよ!」
「ありがとうございます、認められるように頑張ります!そして、メンバーの皆さんといい関係を持てるように、よろしくお願いします!」
「…仕方ありませんわね!今日からライバルということでよろしくお願いしますねっ!!」
「ライバルでもいいんです、よろしくお願いします!」
俺は新たな道に進んだ