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後日談②
「えーっと、なんでしょうか。りうらさん、ないこ、さん。」
「初兎ちゃん、急に呼んでごめんね。」
「あの、急な報告になるんだけど…えっと、りうらとないくんね」
「付き合ったんだ」
そう告げると思考停止したのか、口を開いたまま固まっちゃった初兎ちゃん。その光景を見て笑うのを我慢しているないくん。と、どうすればいいかわからないりうら。
「あー、えー、おめでとう」
取り敢えず、みたいに祝福してくれる初兎ちゃんにとうとう我慢してたないくんが吹き出しちゃって場の空気が一気に和む。そりゃ、さっきまであんなに息苦しいような雰囲気を作ってて、そんな重苦しい空気の中発表されたのは自分の兄と友達が付き合ったというなんというか、しょーーもない発表で、挙句の果てには自分の兄は笑ってるんだもんね。そりゃ初兎ちゃんからしたら面白いわな。
「まーじビビったんに、内容そんなことかいな!ほんま心臓に悪い…」
「ごめんね、ないくんが意地悪したいって言うから…ごめんね」
「りうらは謝んなくていいんだよ、初兎ちゃんだっていつもいたずらしてくるからいつもの仕返し〜」
「仕返しが悪趣味なんよ…ないちゃんは…」
なんていいながらも笑って祝福を続けてくれる初兎ちゃんにはいい友人を持ったとしか言葉が出ないな。嬉しいしありがたい。そもそも自分の兄が友達と恋人になったって少し軽蔑の感情を抱いてもおかしくないのに、全然そんな表情も見せずに一緒に喜んでくれるんだもん。なんでこんなにも優しいんだろう、初兎ちゃんって。…そりゃあないくんの弟なんだから優しいよね!だってないくんの弟だもん!
「この雰囲気でいむにも言ったら同じ反応してくれるかな?」
「え絶対僕よりもうるさく騒ぐで?」
「面白そう、いむってオーバーリアクションだもんね」
***
ってことで、なういむ宅。まろは居ないみたいだけど、初兎ちゃんに教えたときみたいな雰囲気を出して。いむと向き合う。ないくんはもう笑いそうなのふざけないでほしい。ふざけるときは全力でふざけないと面白くならないじゃん。
「いむ、心して聞いてほしいんだけどね」
「…うん」
「あのね、りうらとないくんね」
「……うん」
「付き合ったんだよね」
「………うん。」
「…は?」
目をまんまるにして驚いているいむ。やっぱり我慢できずに吹き出しているないくん。まさにカオスって感じのこの雰囲気、りうらは嫌いじゃないよ。
「えぇぇぇぇっ!? ないちゃんりうちゃんのこと好きだったの!?!?」
「そういえば恋人できたら紹介するつったな、こちら俺の恋人のりうらでございます。」
「可愛いでしょう?」
「いやりうちゃん可愛いけど!!なんでないちゃん!?」
失礼だな、ってないくんがすかさずツッコミを入れてた。初兎ちゃんとは違う面白さがこの2人にはあるな。初兎ちゃんは優しいから面白いというより和む感じだけど、いむのときは、うんこんな感じだと面白いになるよね。なんか、すごく面白い。なんか。(語彙力)
「りうちゃん、悪いことは言わない。やめておけ、コイツは変態だぞ」
「わかってるよ、この人変態だもんね」
「かなり酷いね?そんなことないよ、変態じゃないじゃない」
「いむ、聞いて。付き合って初日に襲われかけたのやばくね?」
「だからやめとけって言ってんじゃん」
まぁ…、そんなところも好きだけどね。ていうかそういうところが好き。欲張りで、手段を選ばなくて、不器用で、せっかちなところ。そういうところが好きであって愛おしくていじりがいがある。
まぁ、絶対本人には言えないけどね。こんなこと思ってるって伝えたらあの人のことだから調子乗っちゃう。調子乗ったないくんは恐ろしいからね、なにされるかりうらにも検討つかないな。もしかしたら本当に手を出されちゃうかも。
そんな日が来てもいいように、今のうちから準備しておかないとね。
コメント
1件
うわぁん最高ですぅ(T^T) 微笑ましい、可愛い、❤︎ 桃ちゃんはやはり変態ちゃんですね、笑 神作投稿感謝です!♪