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※ご本人様には全く関係ありません。
作者の創作であり完全フィクションです。
※🔞
生々しい描写が含まれる作品ですので、苦手な方は読まないことをおすすめします。
side mtk
普段は自分が作った曲が鳴っている部屋。
今は肌がぶつかり合う卑猥な音と自分の声が響いている
「っ……はっ……ぁ゛、!」
ステージで照明を浴び輝いている自分をふと思い出す。暗い部屋でこんなことをしている自分が情けなくてたまらない
ーピンポーン
夜中の2時。
インターホンの音と共にドアが開く。
「お邪魔しまーす」と言いながら部屋に入ってきたのは若井と藤澤だ。
「元貴、カフェラテ買ってきたよ」
若井はそう言いながら買ってきたものをレジ袋から取り出し、冷蔵庫にいれる
藤澤は、
「洗濯回しておくね」
と言って溜まっている洗濯物を片付ける
まるで家政婦のように。
2人の行動を何もせずに座って目で追う自分
いつから2人がこんなことするようになったんだろう。
「2人とも…もう…もういいよ」
テキパキと動く2人にそう投げかけると、りょうちゃんはにっこりと笑って「了解ー」と返事をした
若井も目を合わせて笑ってくれる
「元貴、お風呂入った?」
「うん」
「俺ら準備してくるね、若井行こ」
2人からもらったカフェラテを飲みながら何もない真っ白な壁をじーっと見つめる
僕たちの関係は言葉では言い表せない
“それくらい深い絆がある”
とでもいってみたいものだが、実際は複雑なだけ。 メンバーでありながら若い頃からの友達であり、セフレでもある。
全てのきっかけは僕
僕が全てを狂わせた
2人を巻き添いにして。
思いっきり抱きしめてほしい
ひどく抱いてほしい
壊してほしい
何もできない僕を叱ってほしい
孤独の痛みを紛らわせてほしい
そんなワガママのせいで。
「…元貴?」
りょうちゃんがひょこっと顔を出す
準備が終わったらしい。
「トイレとお風呂大丈夫?時間たったけど」
「多分大丈夫」
「じゃあベッド行こうか」
りょうちゃんは僕の手を取ろうと一歩足を踏み出す
「…待って、、」
「ん?どうした?」
「ぎゅーってして、思いっきり…強く」
そういうとりょうちゃんは黙って抱きしめてくれる
「もっと…もっと強く…」
自分を抱きしめる力が強くなる
りょうちゃんの一番近くにいて…一番体温を感じられていると思うと気持ちが軽くなる気がした
「…ありがと、ベッド行く」
ゆっくり僕から離れるとりょうちゃんは僕の手を取って、若井も待っている寝室へ向かった