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nmmn,fwakになります。
地雷の方はご注意ください…!
※ご本人様とは一切関係ありません。
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モブ→()
で、進んでいきます。
どーぞ!
あの時、俺の中で何かが起こると思った。
どこかでそう確信していたから話しかけたのかもしれない。
俺がふわっちと初めて
出会ったあの日。
(明那ー、移動しようぜ)
『うーん』
(どした?具合悪い?)
『まぁーうん、そんな感じ』
(絶対嘘だろ笑)
『いや、もうそういう事にしといて!じゃ!』
(ノートは任せろー)
あとの事は全部あいつらに任せて、俺は足早に大学のキャンパスを抜けた。
つくづく俺は本当にいい友達を持ったなと思う。
帰ってからしたいことなんて特に何も無い。
ただ、突然、あの空間に居たくないと時々思ってしまう。
息がしづらいような。押しつぶされてしまいそうな。
生きている心地が無くなるような。
何かがあったとかそういうわけじゃない。
友達とだって仲はいいし、なかなか楽しい大学生生活はおくれている方だと思う。
だけど、その中でもそう思うようになってしまったのは最近の事じゃない。
未だに原因は謎のまま。
帰る前にどこか寄ろうかな。
カフェがいいかなー、ゲーセンでもいいかも。
いや、ゲーセンは友達と行く方が楽しいか。
いや、でもどうしよう…。
あー、んーーー。よし、カフェに行こう。
そうと決まれば、スマホで近くのカフェと検索して1番近い所を探す。
近くに大学があるからと言って、この辺の事に特別詳しい訳ではない。
ある程度は分かるよ?そりゃあね。
でもそれは友達と遊べる場所やご飯を食べる所なだけで、オシャレなカフェとかまでは知らなかった。
検索をして1番上に出てきたお店を見る。
外観も中の雰囲気も良さそうだった。
迷うことなく、すぐここに決める。
ここから約10分の所にあるらしいので、そこを目指して足を進めた。
……地図アプリってたまに変なところ歩かせてくるよね。
絶賛今がそれ。
近道はありがたいけどさぁ、?
こんな狭いとこ通らなくたって絶対行けるって。
大通りから外れてますけど??
なに?この路地裏みたいな道。暗いって。
などと、クレームをボヤきながら歩いていたら、少し遠くに倒れてる?寝てる?捨てられてる?みたいな人を見つけた。
恐る恐る近づいてみる。
顔は髪の毛に隠れていてよく見えないけど、シルバーの髪色に所々ピンクと紫色のメッシュが入った派手な髪型をしている男が倒れていた。
倒れているというか、壁に寄りかかるような形で座ってた。
普段の俺だったら多分絶対スルーしてたと思う。
あまり関わりたくないし…。
こういうタイプ苦手やし…。
でも、この時だけは何故か興味が湧いて話しかけてしまった。
『あ…あの、大丈夫ですか…?』
「………。」
『あのー、生きてますか…?』
「………。」
返答がない。
え、死んでる?
急に怖くなってきた。
でも体は上下してるように見えるから、息はしてるはずなんだけど、、。
『あの!』
「………へ?」
『うわっ!』
今日一大きい問い掛けに、びっくりしたようにいきなりパチッと目を開け、やっと声を出した目の前の男。
俺と目が合うと、紫色の目を何度か瞬きさせて、頭に大きなはてなマークを作った。
誰?とでも言いたそうな顔。
いや!!はてなマークを浮かべたいのは俺の方だよ!!
俺も誰ですか?状態だよ!!
数分前の俺、なんで話しかけちゃったのー!!