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「風邪、引いたかもしれない」
その言葉に驚いた
「あんたみたいなやつがどうやったら風邪ひくのよ」
好きな人は言った
「部活で雨降った時にはしゃいだ」
何してんのだか、と思いながら
「保健室、行くよ」
そう言って彼を連れていった
彼は保健室へ行く道中、ずっと顔が赤くしんどそうだった
ガラガラガラ
「失礼します」
「どうしたの?」
保健室の先生がびっくりした顔で聞いてくる
「この子、風邪引いたかもしれなくて」
「すぐに熱、測ろっか」
先生はは体温計を取りに行き、私は彼をソファに座らせた
私は付き添いとして保健室にいる事になった
ピピピッ
38.5
という数字をみてびっくりした
「すぐに帰る準備して!親御さんに連絡しにいく!」
そう言って先生は保健室を出た。
彼と二人っきりになった__