この作品はいかがでしたか?
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二人だけの深夜。それは幸せと形容し難く特別なモノ。あゝ、この際どの感情か等どうでも良い事だ。一方彼女は隣で酔いに絆されている。その横で私は生温くなったウイスキーを啜った。何が起こるか判らない晩酌。此の儘いい空気に上手いこと持っていって今夜は日帝としっぽり致すのもアリだ。
「この雰囲気。まるで昔の時に似ていないか…?日帝。」
「そうでしたっけ…。えへへ、覚えてないや。」
「やだなあ。思い出してごらん?今はそうでもないが前はよく二人で呑んだらお互い唇を重ねていたものだったろう?」
「…つまりはそういう事を言いたいのでして?」
わかって頂けたようだ。そうと分かったのなら早速彼女に私の膝にまたがるようサインを送る。恥ずかしそうに彼女はふらりと立ち上がる。
「ほら、これでしょう?流石に憶えてます。」
何度も何度も味わった唇の感触。一度味わえば忘れられない感触。自分より小さいはずなのに優しく、暖かく、柔らかく。名残り惜しくも離れると、やはりお前の考えは図星だ。
「ふふ、この表情。昔と変わらないね。一緒だ。」
「分かっているなら責任くらい取ってください。」
日帝を姫抱きし、呑みかけの酒などそっちのけでベッドに足を運ぶ。廊下のその奥。其処には私達二人にしか知らない浪漫がある。少し洒落た部屋の中には男女の台。此処でどれ程の欲を露わにした事か。
「そんながっつかなくても私は逃げませんよ。」
無意識のうちに自身の気持ちが振る舞いとして出ていた様だ。恥ずべき事を大事な人に晒してしまった。
「余計な事考えちゃって。私の事を置き去りにしてしまって良いんですか?」
「ああ、すまなかったね。」
またもや。私は彼女が身に纏っている物を一枚、また一枚と剥がし取ってゆく。彼女の秘部を覆っている布地をずらすと糸を引いた。
「お前の素直な所は此処か?。ああ、もう赤ん坊を作る準備出来てますって言ってるぞ。」
「それは貴方も同じ様なものでしょうに、。そんなオス丸出しで身包みを剥がすのですから。」
自身のそれは儚い強さと本能で成り立っていた。それを封じ込める様な理性は今はいらない。正味彼女も待ちきれないだろう。摩天楼の様にいきり勃った自身をお披露目すると彼女は理性を失った獣の様に呼吸を乱した。私はそんな彼女の体を撫でる。脇腹から鼠蹊部にかけてゆっくり手の平を滑らした。すると彼女は身体をクルと仰け反らす。それでも撫でる手は止まらない。それはそれは彼女の身体はあまりにも魅力的な感触をしていたから。そのまま惰性につられて然るべき場所に触れた。滑りに塗れた隠れ処を暴くがままに。
「あっ、そ、そんな風にされてはッ、!」
「嬉しそうで何より。」
指先で深海の鼓動をじっくり感じ取るように、まさに今の私達は身体でコミュニケーションを取っていると言っても過言ではなかった。寧ろそれ程、究極に近い関係性だったと私は考える。
「わ、わたし、もうっ、。」
「いいさ。分かってる。」
瞬く暇無く彼女は果てた。多幸感を孕んだ目で天井を見上げ息を切らしている。
「あぁっ、久し ぶり、。こんなに幸せなの。」
「私を忘れないでくれ。寂しくなってしまうよ。」
更なる興奮を胸に込め、日帝に私の存在を強調する様に口付ける。時に春一番の様に優しく、そして彼女の粘膜を吟味する様に荒々しく。続いて額から首、胸、腹と唇を落とす。
「そろそろいいね?」
「ええ、。大丈夫。」
どどめかしく隆起したそれを白饅頭の様にふっくらとした割れ目に押し付けた。徐々に徐々に指先では触れ合わない所に近づけてゆく。きゅうきゅうと締め付ける肉は自身の余裕をじりじりと削った。日帝の何処か艶っぽい表情。待ってましたと言わんばかりの声色。
「いっぱい楽しんでくださいね。」
「勿論そのつもりだよ。」
痛くない様ゆっくり優しく、だが当然自分自身を焦らしている様なものなので身体は猛然たるテンポを欲す。ゆらゆらと腰を動かしていると酥油が自身に纏わり付いていた。
「痛くないかい、?」
「ふう、んっ、あんっ、!ひっ、気持ちいですよ、。」
快感で熱い体の内側。比例するように汗で冷える背中。それを温めてくれる日帝の四肢はさらに強く絡みつく様に私の身体を抱き寄せた。
「ちょっとだけ寂しくなってしまったかな?」
「お願い、。貴方と私の身体、もっとくっつけたいの、。」
その言葉に迷わず上品なその柔肌を纏う彼女に抱きついた。
「ああ、これじゃあお前の可愛い顔が見えないよ、。」
「その可愛いお顔は後のお楽しみ、。」
熱い、とても熱い。まるで私達は燃えている様だ。お互いを求め、感じ、温める。どうしようも無いほど幸せなのだ。だがそれが本来私達が果たす使命である。否、だからこそなのかもしれない。シーツに垂れる嘘の様に冷えた体液。湿気と香り。今はそれら全てが愛おしい。静かに息を切らす私と対照に彼女は甘く快感に喘いでいた。小刻みに震える彼女の身体を更に強く抱きしめる。
「いっ、あん、!はあっ、だめっ、!」
「ふうっ、!限界かい、?」
日帝は一つこくりと首を縦に振った。私はスパートを掛けて彼女に問う。
「そう、。そうか、!そんなに欲しいのだな!?私との赤ん坊が!!」
「ん、うんっ!欲しい、!欲しいの!はぁっ、濃ゆいの頂戴、!」
なんとなく日帝の口に無理矢理舌を入れてみた。お互いの舌はとろりと溶け合ってゆく様で堪らない。
「日帝、!出るっ!出るぞ!孕めぇ、!日帝!」
「なちす、さ、んっ!愛してる、!」
間髪を入れず私達は果てた。だが今までの快感が抜けず挿れたまま横たわってしまう。しばらくそうしていると彼女は言った。
「ね、。もう一回しないの?」
したいのだろう。私も気持ちは山々だが。
「すまないね、。私も少し歳だ、。」
ふーん、と残念そうな声を出した後に、またしましょうね。と言ってくれた。
翌朝。否、昼か。どこかゆばりの匂いがする部屋の中、湿ったベッドの上で目覚める。上半身を起こした時に腰辺りの筋肉に痛みを感じた。どうやらここまで腰を酷使したのは数年ぶりらしく身体がそこまで追いついていなかったらしい。しくじったと嘆いていると隣から日帝の声が聞こえてきた。
「おはよーございます、。」
「ああ、おはよう。調子はどうだい?」
どうやら日帝は腰に加え腹も痛いらしく少し疲れている様な顔をしていた。当然彼女の方が身体の負担が大きく今日は無理に身体を動かさせる訳にはいかないらしい。
「今日は休んでくれ。ご飯も作ってやるからね。」
「お気遣いありがとうございます。貴方も程々に、。」
早速飯を作りにリビングに向かおうとした。その時日帝は私を引き留めてこう言った。
「次はもっと凄いの楽しみにしてますからね、?」
どうやらまだまだの様だ。次に備えて鍛えておかなければ。
コメント
2件
見るのが遅くなってしまった...ツポレフさんの描く上品でアダルトチックなナチ日帝が大好きです...!!小説の参考にしつつ、陰ながら応援しております(੭˙꒳˙)੭♡
うおおおおぉッ!最高ぉぉぉぉっ!主様天才ーーーー!!!1000♥…私の指ぃぃぃいっ!