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第6話
『‥遅いから、来ちゃった。』
『、?__さん!』
空を紅く黒く染めた張本人がのこのこと。
‥まぁ、うまいことすればこちら側に引き込めるだろう。
一歩、進む。
『‥めめさん、一つ提案があるんだけど。』
?__は、にっこりと笑った。
『味方になるから、皆と会わない?』
「‥ほう」
『!、?__さん‥!』
希望の眼差しで ?__を見つめる八幡さん。
あいつらと会う、か…
自分から失踪したから、もう合わせる顔がないと思ってたけど、こいつらにも意外と仲間意識はあるのか。
少し裏の顔がありそうで怖いが、味方が増える、とは実に魅力的だ。
あいつを抹殺するため、なら。
「その提案、乗りました。」
『やった、!』
今にも泣きそうな‥というかもう泣いている八幡さんは跳ねるように喜んだ。
皆‥だから、一気に五人以上増えるのか。
『‥じゃあ、いつでもいいから、また“うち”に来て。』
ぐさっ、と気持ちの悪い音を立てて、刺さったところから紅い液体が流れてゆく。
「‥は、?」
一瞬、なにが起きたか分からなかった。
「‥ぁ、そ、っか‥」
もう、計画は実行段階だったのか。
『_??_さんッ!?』
白々しい。
『ぁ、あッ‥し、ッ止血、しなきゃ、ッ!』
おどおどして包帯やらなんやらを沢山取り出す。
‥演技。
「ッ、近づくな、っ…!」
『へ、ッ、なんで‥』
手に持った包帯を落として、悲劇のヒロインぶるこいつは、きっとバレていないとでも思っているのだろう。
力でも仲間でもない、その大根演技をなおすべきだったな。
「、ッぁ…」
『あぇッ、_??_さんッ!?』
『あ、ッ__さん!_??_さんが、ッ‥!』
紅い液体がだらだらと流れて気持ちの悪い感覚に陥る。
『‥あ、そうだ』
『えっ、と、まず、ッ…』
『死ぬ時って、セッ☓☓の400倍気持ちよくなれるらしいですよ!』
‥気色悪い、不謹慎な知識を披露する。
うっすいその化けの皮がようやく剥がれたな。
めまいがする。
意識もぼんやりしてきた。
どうにか__さんに_?さんが犯人、ということを伝えなくては。
ゆっくりと、__さんに視点を合わせた。
短くてすみません!
なんと1000文字以下というね‥
はい、刺された_??_さんっていうのは誰でしょうか。
自由に考察してください。
ちなみに、“うち”は異世界です。前の前くらいの話にもあったように、今日や満月がないです。
永遠に変わらない空色を見つめる彼らは何を思うんでしょうね。