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「彼氏君、見たところまだそんなにその女と仲良くなってないみたいね。ねえ、私に乗り換えない? 私は処女じゃないけどさ、陸以外の男とはしたことないよ。もちろん三人でするセックスもね。3Pしようぜって何度も頼まれたけど、最後まで突っぱねた。たぶん隣にいる女はそういう経験もあるんじゃない? 陸のお願いを断ったことがないそうだから」
3P。言葉だけは知ってるけど、僕が死ぬまで一度もしないはずの過激なセックス。それを彼女が?
「さすがにないよね?」
「あるよ」
あるよと言われたけど、いつものように僕を試しているのだと思った。そんなことするわけないだろう? ボクを馬鹿にしてるのか? 僕がショックを受けたらそんな反応が返ってくると予想した。
「まさか」
「雅人や圭太ともしたことあると言ったはずだ」
「それって三人でもセックスしたということ?」
「三人でもしたし、四人でしたこともある」
「……………………」
陸以外の男ともセックスしていたと思ったら、まさかの…
四人でセックスしたということは陸と雅人と圭太の三人を同時に相手したということか。
3Pだの4Pだの、その手のアブノーマルなプレイはエッチな動画コンテンツの中だけのもので、リアルに実行する人はいないものだと思い込んでいた。
正直驚いたけど、陸たちにとっては計画通りだったのかもしれない。陸が彼女をくどき落としたあとは雅人たちにも分け与える、という噂話通りの展開になったわけだから。
「そういう普通じゃないセックスをしまくってきた女が君とのノーマルなセックスで満足できると思う?」
そんなの童貞の僕には分からないけど、考えれば考えるほど無理なのかなという弱気な考えが強くなっていく。