テラーノベル
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いよいよ最終日が来てしまった。
この一週間考えた結果、コンドームを忘れてしまった、ということで通し、手か口までで終わらそうということにした。
ちゃんと勉強すれば決して長い時間ではないが、前回のことを考えても、なかなかに辛い時間になりそうだ…
はぁ、気が重い。
ピンポーン、インターホンを押す。
「は~い。今、開けます」
ドアを開けたのはお母さんだった。
「最終日、よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしくお願いいたします」
うっ、笑顔がまぶしい…この先生が娘に変なことを教えているなんて、微塵も考えていないのだろう。よし、このお母さんのためにもなんとか沙樹ちゃんを御するぞ!
「失礼します」靴を脱ぎ上がる。
「私、もうすぐ出ますので、先に。1ヶ月間ありがとうございました。もしまた加賀美先生の代わりがありましたら、ぜひよろしくお願いいたします」
「こちらこそ、こんなに手の掛からない子を受け持つのは初めてでした。何も教えることが出来ませんでしたが、息抜きの相手が出来たならよかったです」
手の掛かる子に色々教えてしまって申し訳ありませんでした…心の中で謝った。
お辞儀を交わし階段をのぼる。
さぁ最終回だ、どうなるか?
「沙樹ちゃん、こんにちは」ドアを開ける。
「先生、こんにちは」中に入りドアを閉める。
「さて、学校の勉強はどう?わからないところは?」
「大丈夫です!」
よかった。自分が代わりに入ったことで成績が落ちた、は回避できたかな。
「あ、そうそう、お母さんとちょっと話したんだけど、家庭教師と勉強してないって知ってるみたいだよ?」
「え?そうなの?ママなんて?」
「息抜きになればいいなって。あ、自分のことだけじゃなくて加賀美先生の時から知ってるんじゃないかな?」
「どうしてわかるんだろ?っ!まさか盗聴!?」
「そんなこと…え?あるの?」
いやいやないだろ…盗聴なんかされてたらとっくに警察に突きだされてるよ(苦笑)
「そっと階段を上がって来てるくらいじゃない?それで中の声とか聞いて…」
あれ?それでもまずいんじゃないか?
えぇと初回は…オナ…だめだ。2回目はイ…いやいや前回は…あ、前回はお出かけしてたな。
「もう!ママったら!勉強中は来ちゃだめって言ってあるのに!」
「多分大丈夫だよ」
「どうしてわかるの?」
「お母さんに聞かれてたら、今、自分はここにいないでしょ?(笑)」
「それもそっか(笑)」
「加賀美先生の時に一回くらい聞いたのかもしれないね」
「それくらいなら…許してあげるかな?」
許されないのは沙樹ちゃん側な気もするけど…
「そうだ、盗聴の線も捨てきれないし、今日はおとなしく過ごそうか?」
小声で「先生、静かにすれば大丈夫だからっ」
「ん~…じゃあ今日は最終日だから、復習からかな?先生が教えたことをちゃんと憶えているか、順番にやってみてもらおうかな?」
そうだ、これがいい。復習で時間稼ぎしよう。
コメント
1件
第17話、ついに最終日か…!「このお母さんのためにも」ってところ、めっちゃ笑ったわ(笑) 先生も沙樹ちゃんもお母さんにバレずに切り抜けようと必死でヒヤヒヤした。最後の「復習で時間稼ぎ」は、焦りがにじみ出ててちょっと哀愁もあるな〜。次が気になる終わり方だったけど、この話だけで一区切りかな?