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短編集
⚠️キャラ崩壊、下ネタ、カップリング(メクオト×デヴェスト、パーサー×アートフル、タウント×ケアテイカー♀、ケアテイカー♂×ブロック)、ほぼホモ、独自設定。③短編にしては長くなっちゃった。
①可愛い絆創膏
「また貴方はそんな無茶して!」
「うるせー」
再びラウンドで怪我を負ったタウントを怒りながら治療しているケアテイカー。
「何度も言ってるじゃないですか!自分の体を大切にしてください!」
「うるせー」
叱っても叱ってもこの男は反省の色をさっぱり見せない。めんどくさそうに適当な返事を返すだけだ。
しかし今回はケアテイカーにも秘策があった。
「わかりました。そこまで言うなら最終手段です。」
「?」
ケアテイカーはタウントの頬の擦り傷に絆創膏を貼った。ただの絆創膏ではない。ガーゼ部分にハートが描かれた淡いピンク色の可愛い絆創膏だ。
「さ、鏡を見てみてください。」
「あ?…」
「…んだよこれ!!!!!!」
「可愛い絆創膏です。」
「畜生こんなもの!!!」
べり、とタウントは可愛い絆創膏を乱暴に剥がす。が、すぐにケアテイカーが新しい可愛い絆創膏を貼る。剥がしては貼る剥がしては貼るの攻防が五回ほど続いたところでタウントの堪忍袋の尾が切れた。
「ふざけんな!!!なんでオレがこんなガキみたいな絆創膏貼られなきなならねえんだよ!!!」
「今度からタウントさんが無茶するたびに治療道具を次々と可愛くしていきます。それが嫌だったら無茶しないでください。」
「チッ…まあいい…どうせすぐ在庫切れるだろうし…」
そう言ったそばからケアテイカーは可愛い絆創膏の箱を六セットも取り出してタウントに見せつけた。
「…はぁーーーーー…」
「観念してください。」
「わかったよ…」
「ちなみに次無茶したら絆創膏の柄をうさちゃんにしたり包帯を虹色でキラキラにしますからね。」
「😰」
②発情期各種
「デヴェストさん交尾しましょう!!!!!!!!!」
「うるせえ!!!」
メクオトの声が部屋中に響き渡る。
「デヴェストさん交尾してください!!!!!!」
「一旦止まれバカ!!!!!」
「交尾したいです!!!!!」
「止まれっつってんだろ!!!!!」
ソファでもみくちゃになっているメクオトとデヴェストを観察しているバッドウェアのもとにアートフルがやってきた。
「何事ですか?」
「めくガ発情期ダッテサ。」
「えぇ」
「でゔガ好キスギテモウでゔトせっくすスルコトシカ頭ニナイラシイ。」
「えぇぇ」
アートフルはF3X TOOLでメクオトを上下に高速で振っているデヴェストと悲鳴を上げているメクオトを見ながら言った。
「なんだか奇妙ですね。」
「草」
そしてバッドウェアに再び視線を向けて言った。
「あなたは何を?」
「野次馬」
「そうですか。」
「…アト録画」
「…」
その時、アートフルの服の袖が小さく引かれた。振り返ると、パーサーが珍しく縮こまってアートフルを見上げていた。
「パーサー…どうしたんですか?」
「なんか…おなかじんじんする…ねつある…どうしよう…」
今にも泣き出しそうなパーサーの頭をアートフルは優しく撫でてやり、もう片方の手でパーサーの額や頬、首に触れて発熱の有無を確かめる。
「確かにいつもより体温が高いですが…発熱のような熱さではありませんね。ほら、大丈夫ですよ。一度病院に行って診てもらいましょうか。」
「びょういん…やだ…」
「体の不調が治るんですよ、大丈夫です。痛くありませんから。」
話しながら玄関へ向かって行ったアートフルとパーサーの後ろ姿もバッドウェアは録画していた。視線をメクオトたちに戻すと、デヴェストが抵抗しながらも服をひん剥かれているところだった。
③ケアテイカー!?
「だぁからオレの方がケアテイカーのこと好きなんだって!!いい加減退けよ大人気ねえぞおっさん!」
「こればかりは譲れんぞ、小僧。俺だってケアテイカーのことが好きだ。」
ブロックとタウントはお互い恋敵、二人ともケアテイカーが好きだった。散々言い争ってもどちらも妥協せず、結局怒ったタウントが部屋を出て行った。
「はあ…まったく…」
肩の力をようやく抜いたブロックがいる部屋にケアテイカーがやってきた。
「おや、ブロックさん。浮かない顔してどうしたんですか。」
甲冑を付けておきながら浮かない顔と言うのも奇妙なものだ。
「ああ、ケアテイカーか…いや、少しな…タウントと口論になってしまった。」
「喧嘩してしまったんですね。何があったんですか?」
「…」
まさかケアテイカーのことで争っていただなんて、本人の前で言えるわけがない。
「…いろいろ。」
「…まあ、深堀はしません。…気晴らしに散歩でもしませんか?」
「ああ…いいな。行こうか。」
ブロックは立ち上がり、ケアテイカーとともに部屋を出て行った。
一方そのころ、タウントは
「ちっ、なんだよ、絶対オレのほうがケアテイカーのこと好きだっつの…!」
ぶつぶつ文句を言いながら廊下を歩いていた。角を曲がると、丁度医務室から出てきたケアテイカーを発見した。好機、タウントはまっすぐケアテイカーのもとへ向かっていった。
「ケアテイカー!」
「え?あら、タウントさん。お元気そうですね。」
「オレが元気じゃないときなんてねえよ!」
「そう言ってこの前大けがしちゃったのはどこの誰ですか?」
「…」
「ふふ、そんな顔しないでくださいよ。」
二人は並んで歩き始めた。
「タウントさんはどちらへ?」
「別にー。適当に歩き回ってただけ。ケアテイカーは?」
「明日のラウンドに駆り出されることになったので、薬や包帯の補充をしに倉庫まで。」
「ふーん。ついてっていい?」
「いいですよ。」
心の中でガッツポーズをしながら、タウントはケアテイカーの後を追った。
一階と二階をつなぐ階段の踊り場で、二組は鉢合わせた。二階から降りてきたタウント、一階から上がってきたブロック。どちらにもいるケアテイカー。
「…え?」
「…」
「あら」
「おや」
まったく同じ顔、まったく同じ服装。
時が止まったと言っても過言ではない。
「…ケアテイカーが…二人…?」
「ドッペルゲンガー!?」
ケアテイカー…タウントの隣にいる方が笑い出した。
「違いますよ~。私たち双子なんです。ちょっと違うでしょ?」
それを聞いたタウントとブロックは目を見開いて二人のケアテイカーを見比べた。確かに、少しずつ違う。タウントの隣にいる方が背が低い。
「驚かせてすみません。もう知ってるものだとばかり。」
ブロックの隣にいる方が口を開いた。彼の方が声が低い。心なしか雰囲気も違う。背が高いほうは厳しそうだし、背が低い方は優しそうだ。
階段の踊り場に並んだケアテイカー二人の正面にタウントとブロックが立つ。タウントがブロックの頭を引き寄せて小声で喋る。
「おい、お前が好きなケアテイカーってどんなやつ?」
「あまり笑わないやつだな…治療も淡々とするが、小言が多いな…」
二人はケアテイカーたちを一瞥した。
「…タウント、お前はどうなんだ。」
「あ?…優しくて、穏やかで…治療が丁寧で…小言が多い…」
二人は顔を見合わせ、確信した。二人が好きだったのはそれぞれ別のケアテイカーだった。
「なあ、お前らどっちもケアテイカーだろ?」
倉庫で物品を補充しているケアテイカーを横目にタウントが言う。
「そうですね。」
扉のそばで腕を組んでいるケアテイカーが答える。
「ラブショットとかケアパッドみたいな固有職じゃねえしよ、紛らわしい。なんかわかりやすい呼び方ねえの?」
「ありますよ。」
「あるのか…」
即答だった。
もう一度ケアテイカーたちを並ばせた。
「私がケアテイカーA」
背の高いほうが手を上げる。
「私がケアテイカーB」
背の低いほうが手を上げる。
「これでどうです?」
「…まあ、いいかな。」
「ちなみにケアテイカーAのAはAllison(アリソン)のAです。」
「ケアテイカーBのBはBonnie(ボニー)のBです。」
「ふーん」
ケアテイカーたちとは仕事があるからと倉庫を出たときに別れた。タウントとブロックはロビーへ続く廊下を黙って歩いていた。
「…タウント」
「んだよ。」
「…さっきは悪かった。」
「…オレもごめん。」
「…お前の恋路、応援するからな。」
タウントが驚いて顔を上げたときには、歩幅の大きいブロックはすでに数歩先を歩いていた。
「…おう。」
ブロックに聞こえたかどうかわからないぐらいの声量でタウントは返事をした。
~あとがき~
ケアテイカーは着痩せするタイプ。脱いだらすごい。
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ケアテイカー着痩せあつ