この作品はいかがでしたか?
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て僕たちの逃避行は唐突に終わりを迎えた。
はぁ ッ …、はぁッ…
…しんどい
水が不足してから何時間経って何時間歩いたんだろう。
そもそも…こんな真夏に何やってんだろ笑
sm『ッ…はぁッ…、はぁ ッ …』
…あれ ? セミの声が遠くなっていく
フ ラ ッ
あ ッ …
ここ坂道なのに…
僕、先にしんじゃう… ?
ガシ ッ
sm『ッおい ! 大丈夫か ! ぶるーく』
br「……!! あぁ、大丈夫大丈夫、ちょっと立ちくらみしただけw」
sm『…ッ……、』
sm〈俺の……せい ? 〉
sm〈このままじゃぶるーくが死んじゃう〉
sm〈あれ… ? 俺ら一緒に死ぬんじゃ?〉
sm〈いや……これ以上は…〉
sm『いこっか、ぶるーく』
スマイルに目の光が入らなくなったのはそこからだったかな。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
sm『ねぇ…なんか走ってきてない… ? こっちに』
br「ほんとだ … これ … 僕たち ? 」
“私服警官”
そう頭に少しよぎった
怖かった
br「にげよ !! すまいる !! 」
sm『え ッ … なんでッ……ッッ痛ッ !!』
br「…… !大丈夫 ?! 」
sm『ごめん…ちょっと転けただけ笑』
[君たち…このポスターの子だよね]
あ…
sm『ッごめん…ぶるーく、…俺が ッ ……おれが…こけたから…』
グス ッ
すまいるからまた大量の涙が零れた。
この逃避行を続けてからすまいるは何回泣いただろう。
[まず…話だけでもいいから聞かせて貰えないかな]
その目…
そうやって僕のことを裏切った人間なんて何人も見てきた。
br「いやだ…ッ」
br「お前らなんかに…僕らの何がわかるんだよ !!!」
チ ッ
それは警察の方から聞こえてきた
[せっかく大人がお前らみたいなガキに手を差し伸べてやってんのになんだよその態度は !!!!]
よりによって僕らはハズレを引いてしまったようだ
それから僕たちはバカみたいに叫びあっていた。
すまいるはただただ僕だけをじっと見て何も喋らなかった
sm『………もういいよ。』
br「どうしたのすまいる… ? 」
sm『だから…もういいよ。ぶるーく』
ふと君はナイフを取った。
sm『グス ッ … ぶるーくが居てくれたからおれはここまで来れたんだ。』
sm『むだなことさせちゃってほんとうにごめんね』
すまいるの様子が変だった。
br「ねぇ……なにナイフなんかもってるの… ? 」
br「…やめてよ……グスッ…」
br「捨ててよ……」
br「一緒に死のうよ……」
sm『最初からこれでよかったんだ…』
グス ッ ……ポロポロッ……
sm『死ぬのは俺ひとりで良いよ』
…… グシュ ッ
そしてすまいるは首を切った。
まるで映画のワンシーンだった。
白昼夢を見ている気がした。
[…ぁ…ッ………いくぞ………。]
気づけば僕は捕まっていた。
帰ってる時もすまいるの姿は見当たらなくって。
この世ですまいるだけがどこにもいなくって
〜数年後〜
そしてあの日から時は過ぎていった
あの日みたいな暑い日がただ単に過ぎていった。
家族もクラスの奴らもいるのに
すまいるだけはどこにもいなかった。
夏になるとあの日を思い出す。
僕は今も、今でもすまいるのことを思っている。
すまいるをまだずっと探しているんだ。
…すまいるに言いたいことが沢山あるんだ。
夏が終わり9月に入る
6月になって夏が近づいてくる
それでも……ずっと
すまいるのあの可愛らしい笑顔。
すまいるのあの無邪気さが
いつでも僕の頭の中を満たしている。
本当はすまいるは死にたかった訳じゃなくて
人を殺したことから解放されたくて街から出たかっただけなんでしょ ?
誰も何も悪くないし
すまいるだって当然悪くない
br「もういいよ全部投げ出しちゃお 」
sm『…… !! 』
そう言って欲しかったんでしょ。ねぇ。
大好きだったよ。すまいる
﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋
雰囲気ぶち壊すようで悪いんだけど
ちょっと感想言わせて
めっちゃ楽しかったの書くのは
あのsmさんが死ぬシーンめっっっちゃ辛かった
推しがしぬってどういうこと????
んでも楽しかったんだよね
スマイルに言いたいことが沢山あるんだ=最後の「大好きだったよすまいる」です
いつでも僕の頭の中を満たしている=頭の中を飽和している
の歌詞になります
結構大事なのに無視しましたすいません
割とかいてて楽しいのに自己満でした
閲覧していただいてありがとうございます
文章にも気を使ったので細かく見てくれたら幸いです
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