こっちの方でも作りました!
初めて触ったので下手ですが……
では!どうぞ!
「お前って何も出来ないよな」
突如佐野くんに言われた一言
僕は思わず困惑する
「さ、佐野くん?どうしたの?」
普段だったら絶対に言わない一言
なのに、どうして…
「いつも俺らに頼ってばっかだし」
「良い加減自分でやってほしいよね」
佐野くんに続き泥田くん狸塚くんが言う
「そうだそうだ」
狸塚くんが言い終わった後に参組のみんなが一斉に言う
僕が悪い事をしたのだろうか
そんな記憶は全くない
「っ……」
息が苦しくなる
それでも、きっと自分が悪い事をしたのだから
「ここは……」
自分が見た景色は参組の教室では無く、百鬼学園教師寮だった
「良かった、夢か」
少しほっとする
参組のみんなは絶対にしないけど、少し不安になる
安心していたのも束の間
時計を見たら遅刻しそうな時間
遅刻しそうなので急いで百鬼学園に行く
百鬼学園に着き、自分は今参組の教室の目の前で立ち止まってる
今日のは夢だったが、もし本当になったら
そう考えるだけでますます不安になる
それでも自分は教師だ
絶対に行かないといけない
思い切って参組の教室に入る
自分が教室に入った瞬間、みんなが自分を見ている気がした
教室の方を見てみると、夢で見た参組のみんなの鋭い目線
少しゾッとした
びっくりしている間に
「晴明遅いぞ!」
「遅刻するなよ」
みんなの目線がいつも通りになった
今のは幻覚なのかもしれない
どうにか自分を落ち着かせようと言い訳を自分に言い聞かせる
「晴明くん?大丈夫?」
「う、うん!大丈夫だよ!」
笑顔で質問に返す
実際は怖い、けれども笑顔で居なければ
みんなが思う自分はいつも笑顔で明るい自分だから
「それじゃあ授業を始めます!」
授業が終わり、急いで教室を出る
みんなの目線が怖いから
廊下に出て、大きなため息をつく
思い出すだけで吐き気がする
気分が悪いと思っている時
参組から賑やかな声が聞こえた
少し興味が湧くも
もしも自分の悪口だった場合の事を考えてしまう
大丈夫、そんな事をしない
そう、自分を信じて参組に耳を澄ます
佐野くんと泥田くんの話し声が聞こえた
「晴明って面白くないよな」
「だよな」
自分の悪口だった
しかも夢と同じく泥田くんと佐野くんに言われた
正夢かもしれない
いつか自分は今朝の夢のようになるのかもしれない
その事を考えていたら自分の視界が急に暗くなった
目を覚ますと保健室だった
「お兄さん、大丈夫?」
「明くん!僕は何で保健室に……」
「お兄さん廊下で倒れてたんだよ?」
そっか、佐野くんと泥田くんの会話を聞いてたら気持ち悪くなったんだ
でも明くんには心配をかけたくない
「僕もう授業だから行くね!」
嘘の笑顔で言う
「そっか…」
少し悲しそうな顔で明くんが言う
それもそっか、倒れた人が起きてすぐに大丈夫なんて言うんだから
僕は明くんにお辞儀をして保健室を出る
もちろん嘘の笑顔で
これから僕の偽りの笑顔の日々が始まる
コメント
5件
晴明君嫌な夢を見たのに現実でも同じ用な事が起きてるって相当くるだろうな…晴明君辛いのに笑顔を崩さないのは自分の首を絞めるだけ、でも晴明君はな助けを呼べないんだよな これからどうなっていくのかドキドキ感もあれば楽しみな気持ちがあるんだよな…うん楽しみが上にいくわ続き楽しみにしてる! てか、創るの上手いんだけど!こんなの楽しみしかないよ!
好きですわ!