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サラ
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ハルが彼氏だったら
「」me
心の声
『』ハル
待ち合わせ場所で目が合った瞬間、春は嬉しそうに笑って小走りで駆け寄ってくる。
『ねえ、いた!』
『やっと会えた〜!今日ずっとこの時間楽しみにしてたんだけど。』
そう言いながら自然に私の手を握って、『行こ!』って笑う。その笑顔があまりにもまっすぐで、こっちまでつられて笑ってしまう。
『今日かわいすぎない?……え、ほんとに。ずっと見ちゃう。』
「もう、恥ずかしいよ。」
『なんで?かわいいんだから言うでしょ。』
照れもせずにそんなことを言うのに、「ハルもかっこいいよ」って伝えると、
『え、やめて(笑)。そういうの急に言われると照れるから。』
と耳まで赤くして笑う。
歩いている途中も、『ね、手離さないでね。』ってぎゅっと握ってくる。
「なんで?」
『だって離れたら寂しいじゃん。』
「子どもみたい(笑)。」
『いいもん。meの前では甘えたいし。』
そんなことをさらっと言うから、ずるいなって思う。
私が少し元気ない日も、すぐに気づく。
『……今日なんかあった?』
「え?」
『顔見たらわかるもん。』
「そんなに?」
『うん。無理して笑ってるでしょ。』
その一言だけで涙が出そうになってしまう。
『話したくなったら聞くし、話したくないなら隣にいるだけでもいいよ。』
そう言って何も急かさずに隣にいてくれる。
『今日はいっぱい甘えていいからね。』
その言葉だけで安心してしまう。
家で映画を見ていても、気づけばハルはぴったり隣。
「近くない?」
『近い?』
「近いw」
『でもこの距離が好き。』
そう言って肩にもたれてきて、
『眠くなってきた……。』
なんて小さくつぶやく。
「ハル、ほんと犬みたい。」
『え、いいじゃん。meのこと大好きな犬だから。』
「それ自分で言う?」
『だって本当だもん。』
そう言って笑う姿がかわいくて、結局頭をなでると、
『もっと。』
って少しだけ目を細める。
デートの帰り道になると急に静かになる。
『もう帰る時間かぁ……。』
「またすぐ会えるよ。」
『でも今帰りたくない。』
少しだけ拗ねた顔で手をぎゅっと握り直す。
『じゃあ約束。』
「なに?」
『次会う日決めてから帰る。』
「ふふ、いいよ。」
『やった。』
子どもみたいに嬉しそうに笑うその顔を見ていると、こっちまで幸せになる。
家に着いて少しすると、すぐに通知が鳴る。
『ちゃんと着いた?』
『今日はありがとう!めっちゃ楽しかった!』
『もう会いたいw』
『おやすみ。大好き。いい夢見てね。』
会っている時間も、離れている時間も、まっすぐに「好き」を伝えてくれる。そんなハルは、放っておけないくらい甘えん坊で、一途な犬系彼氏だった。
それから毎日、ハルからの連絡は欠かさなかった。
『おはよう。ちゃんと起きれた?』
朝起きて一番最初に届くそのメッセージを見るだけで、一日頑張ろうって思える。
『今日も無理しすぎないでね。』
『終わったら電話しよ?』
そんな何気ない言葉をくれるだけなのに、ちゃんと気にかけてくれていることが伝わってきて嬉しくなる。
仕事や学校が終わる頃になると、
『おつかれさま!今日も頑張ったね。』
『今何してるの?』
『会いたくなっちゃった。』
なんて素直に送ってくる。
「昨日も会ったのに?」
そう返すと、
『昨日会ったからじゃなくて、昨日会ったのにもう会いたいんだよ。』
なんて少し照れながら返してくるから、思わず笑ってしまう。
電話をすると、
『今日ね、こんなことあったんだよ!』
『それでさ、それでさ!』
嬉しかったことも、くだらない出来事も全部聞いてほしいみたいに話してくれる。
でも最後には必ず、
『meは?今日はどんな一日だった?』
って聞いてくれるから、話しているうちに疲れなんて忘れてしまう。
たまに私が眠そうにしていると、
『眠かったら寝ていいよ。』
「でもまだ話したい。」
『俺も話したいけど、meがちゃんと休むほうが大事。』
『おやすみ。また明日いっぱい話そうね。』
そう言って優しく笑う声に安心して、そのまま眠ってしまう日もあった。
次に会う日になると、またいつものように嬉しそうに駆け寄ってきて、
『会いたかったー!』
ってぎゅっと抱きしめてくれる。
『充電させて。』
なんて言いながらくっついてきて、
『やっぱりmeの隣が一番落ち着く。』
と幸せそうに笑う。
その無邪気な笑顔も、素直に甘えてくるところも、何気ない毎日の中で何度も「好き」を伝えてくれるところも全部が愛おしくて、「犬系彼氏」という言葉がぴったりなくらい、一緒にいるだけで幸せをくれる存在だった。
ある日のデート。
歩いていると、ハルが急に立ち止まる。
『ねえ。』
「ん?」
『手。』
「繋いでるじゃん?」
『違う。恋人繋ぎ。』
「え〜、人いるよ(笑)。」
『いいじゃん。』
少し照れながらも指を絡めてくる。
『これで安心。』
「何が安心なの?」
『meがちゃんと隣にいるな〜って思えるから。』
そんなことを照れもせずに言うから、ずるい。
歩いている途中、お店のガラスに映る私たちを見て、
『見て。』
「なに?」
『なんかカップルっぽくない?』
「カップルだからね(笑)。」
『そうなんだけどさ、なんか嬉しくなっちゃって。』
そう言って照れ笑いする姿までかわいくて、思わず笑ってしまう。
しばらくすると、
『ねえ、お腹すいた。』
「さっき食べたじゃん(笑)。」
『デートっていっぱい歩くからお腹すくもん。』
「じゃあ何食べたい?」
『meと同じのでいい。』
「なんで?」
『同じの食べたいから。』
そんな小さなことでも嬉しそうにする。
ご飯を食べていると、
『おいしい?』
「うん、おいしい!」
『よかった。』
「ハルが作ったわけじゃないよ(笑)。」
『でもmeがおいしそうに食べてるの見るの好きなんだもん。』
そう言って幸せそうに笑う。
帰り道、少し風が冷たくなると、
『寒くない?』
「ちょっとだけ。」
『こっちおいで。』
そう言って私の手を自分のコートのポケットに入れる。
『これならあったかいでしょ。』
「ハルの手も冷たいよ?」
『でもmeと繋いでたらすぐあったかくなる。』
そう言ってにこっと笑う。
駅に着いても、改札の前でなかなか離れようとしない。
『あと1分。』
「またそれ?」
『あと30秒。』
「ふふ(笑)。」
『笑わないでよ。本気なんだから。』
少し拗ねた顔をしたかと思えば、すぐに笑って、
『次会うまでちゃんといい子にしててね。』
「ハルもね。」
『無理。』
「え?」
『会いたくなったら連絡しちゃうもん。』
「毎日来るじゃん(笑)。」
『だって好きなんだもん。』
当たり前みたいにそう言えるハルは、本当にまっすぐで。
『次会ったらいっぱいぎゅーするから覚悟しててね。』
そう言って最後まで手を振りながら見送ってくれる。
その姿が見えなくなるまで、ハルは何度も笑って手を振っていた。
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コメント
1件
ああ、もう、胸がぎゅってなりました……!こんなに真っ直ぐに「好き」を伝えてくれるハル、ずるいくらい可愛いですね。特に「離したら寂しいじゃん」「充電させて」って甘えてくるところ、犬っぽくて愛おしさが溢れてます。「次会うまでちゃんといい子にしててね」に「無理」って返すハルの素直さもたまらない。読んでるこっちまで幸せな気持ちになりました🌷 続きも楽しみにしてますね!