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翌朝
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ
愛衣「んん…」
愛衣「うるさい…」
バシッ
唯人「おい起きろ!今日富士と出かけるんだろ!」
愛衣「はっそうだった!」
唯人「もう9時半だぞ」
愛衣「え!?ヤバいじゃん!何で起こしてくれなかったの!?」
唯人「何度も起こしたわ!」
愛衣「とにかく急がなきゃ~!」
20分後
愛衣「いってきまーす!」
唯人「おー急ぎ過ぎて転ぶなよー」
駅
愛衣「ごめんおまたせー!」
愛衣「まだ電車来てない!?」
富士「まだ来てねぇぞ」
愛衣「よかった…」
愛衣「ちょっと座っていい?」
富士「俺も座るわ」
愛衣「よっこらせ」
富士「おっさんか?」
愛衣「ちがうよ!って…」
愛衣「!?」
愛衣(な、なななな何でここに学園長先生がいるの!?)
愛衣(隣にいるのは…)
富士「どうかしたか?」
愛衣「あ、あれ、学園長先生じゃない?」
富士「あ?うおまじじゃん」
愛衣「やばいやばいやばいやばい私服の学園長先生ビジュ良すぎる!今日私の命日だったのかな…」
富士「いや死ぬなよ?あと落ち着け」
愛衣「だって好きな人と休日にばったりとか普通死ぬよ!」
富士「いや死にはしねぇよ」
富士「ていうか隣にいるやつ誰だ?」
愛衣「多分カラス天狗団の隊長さんだと思う」
富士「なんだそれ」
愛衣「豆たちさらった盗人団」
富士「あーそんなのもいたな」
愛衣「あの二人なんかありそうだとは思ってたんだけどまさか二人で出かけるほどの仲だったとは…」
富士「なんかキョロキョロしてんぞ」
愛衣「誰か探してるのかな…?」
愛衣「はっ!まさか…女?」
愛衣「いやー!学園長先生が私以外の女と出かけるなんて絶対にいやー!」
富士「落ち着けって」
バチッ
愛衣「あ」
バッ
愛衣「やばいやばい目合っちゃった」
愛衣「思わずそらしちゃったけど大丈夫だったかな…?」
富士「あっちも思いっきり顔そらしてたし大丈夫じゃね?なんか喋ってるし」
愛衣「それまずくない!?嫌われちゃったっかな…」
富士「愛衣って普段はポジティブなのに学園長の事になるとネガティブになるよな」
愛衣「そう?慎重なんだよ」
富士「会うたび手当たり次第に告ってたのに?」
愛衣「う”っ」
愛衣「私も分かんないよ~」
愛衣「もしかしてメンヘラ気質なのかな?」
愛衣「普段から結構嫉妬するし」
富士「もしかしたらそうなのかもな」
同時刻学園長
バチッ
学「!」
バッ
隊「どうかした?」
学「やばい河合さんと目合った」
隊「あ、いたんだ河合さん」
隊「どうする?話しかける?」
学「いや、さすがに話しかけに行ったりはしない」
隊「じゃあデパートで偶然装って話す?」
学「それが一番いい気がする」
隊「あ、それかデパートじゃなくて同じ車両乗る?」
学「あー、車両は別でいい」
愛衣「それより学園長先生どうしよう」
愛衣「やっぱり違う車両に乗った方がいいかな?」
富士「まあそうだな」
富士「目が合ったなら愛衣が電車に乗ることは分かってるだろうし」
愛衣「そうだよね…うう、電車乗ってる私服学園長先生拝みたかった…」
富士「仕方ない今日は我慢だ」
愛衣「これも学園長先生に好きになってもらうため…!」
富士「そーそー」
愛衣「あ、でもせめて隣の車両で…」
放送「まもなく電車がまいります」
富士「あ、もうそろ電車くるぞ」
愛衣「うん!」
プシュー
富士「学園長達が乗るの待つか」
愛衣「そうだねー」
隊「車両別って言っても河合さん達がどこ乗るか分かるの?」
学「あ、わかんねぇ」
隊「じゃあ賭けだね」
隊「どこにする?」
学「んーじゃあここ」
隊「はーい」
愛衣「あ、学園長先生達乗った」
富士「んじゃ俺らも行くか」
愛衣「学園長先生此処乗ったよね」
愛衣「じゃあここだ!」
富士「おーって」
富士「おいそこちがっ」
ドン
愛衣「ぎゃっ」
隊「おわっ」
富士「ここ同じ車両だぞ…」
愛衣「あばばばばばば」
愛衣「どどどどど、どうしよう」
隊「とりあえず落ち着きなよ河合さん」
愛衣「あ、玉たちさらった盗人団の隊長!」
隊「わお、よくわかったね仮面してないのに」
愛衣「まだ許してねぇからな」
学「えと、河合さん…ですよね?」
愛衣「ぴゃっ」
愛衣「は、はい!」
愛衣(まってまって学園長先生お面外してグラサンになってる~!イケメンすぎてまぶしい!)
学「お友達とお出かけですか?」
愛衣「はい!いえ!」
学「どっちですか」
隊「あはは、面白いね河合さん!」
愛衣「ていうかなんで私の名前知ってるんですか!」
愛衣「まさかストーカー…!?」
隊「ちがうよ~」
愛衣「じゃあなんで!」
隊「あっちゃんが会うたびに話してくれるからね~」
学「っあ!おい!」
愛衣「え…もしかして学園長先生私が会うたび告ってたから本当はうざいと思って…」
学「ちがいますよ」
隊(ほんとに会うたび告ってたんだ)
愛衣「じゃあなんて…」
隊「逆だよ~可愛いとか好kもがっ」
愛衣「へ」
学「余計な事言ってんじゃねぇ焼き鳥にするぞ」
愛衣(あ、敬語外れた可愛い…じゃなくて)
愛衣「が、学園長先生私の事可愛いって…」
学「あ、いや、これは違いまして」
学「か、可愛い生徒って事です」
愛衣「そ、そうですよね…!」(しゅん
愛衣「あ、私達別の車両に移りますね」
愛衣「それじゃあ!」
学「いっちまった…」
隊「しゅんとしてたね」
隊「あっちゃんが素直に言わないからだよ」
学「そんないままでずっと振ってきた相手が本当は最初から好きでしたなんていえねぇだろ」