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大昔に描いた絵を文章にした。
黒獣要素は、ありません!!!(最悪)
寒い、寒い、とにかく寒い。
「…うぅ、こんなに寒いことあるか…?」
独り言を呟いてみたけど、周りが騒がしくてすぐにかき消された。
ただ、そんなことはどうでもいいくらいに、寒い。
寒いどころの話ではない。凍え死にかねない。このままだと、本当に凍ってしまう。
「はぁ…こんなに寒いのに、なんでみんなあんな薄着で…」
俺はこんなに着込んでいて、それでも寒いっていうのに、あいつらと来たら…あんなに寒そうな格好をしているじゃないか。
気が狂っているのか…?とは、思ったが、多分これは俺がおかしいのだ。
さて、どうしたものか、ここまで寒いとまともに活動が出来ない。
「…さっむ…」
とりあえず、主君から命令があるまで、何かしら温かいものでも食べて待っていよう…。
そんなことを思いながら、その場を後にした。
とはいえ、別に金があるわけでもないし、なんなら、どこで食べるかも決まっていない。
仕方ないので、近くの店に入った。入り口で、角を引っ掛けそうになって焦ったけども、店内の空気はなかなか良かった。
それはとてもいいことだと思うから、そのまま席に座って、メニューに目をやった。
温かそうなもの…何かあるかな…。
「…これ、良さそうかも」
目についたそれを頼むために、店員を引き留めて注文する。
多分、数分後に来てくれるだろうから、楽しみだ。
その間、俺は寒さに震えながら待つことになるのだが…まぁいいか。
「……あー…寒い…」
ぶつぶつと何かを呟きながら、とりあえず待つ。
料理が来るまで、体感は数時間だったが、多分10分も経っていない。
まぁ、なんでもいい、温かいなら。
そう思い、届いた料理を口に入れた。
「……おぉ、あったかい」
とてもありがたかった。だって、寒かったから。
少しだけ体が温まったような気もするが、気がしただけだ。またすぐに寒くなる。
だから、俺はそれを口に入れ続けた。食事がある限りは。
味も悪くない、温かい、安い…それらを考慮すると、また来ても良いな、と思う。
いやぁ、いい店を見つけた。
「……ふふ」
思わず笑いがこぼれる。
だって、美味しかったから、仕方ないだろう。
温かさを求めていたのもあるが、純粋に美味しくて、食べていたというのもある。
こういう味の濃い食べ物は、それなりに好きだ。味が薄いよりは幾分かマシだしね。
だからこそ、俺はこういう店によく入る。
「……ん、ごちそうさま」
そう言って、立ち上がり、会計を済ませて店から出た。
相変わらず凍えそうな程寒いが、まぁ、今日はいい日だったからなんでもいいとしようか。
さて、主君からの命令はまだかな。
なんて、まだ夜じゃないのに期待してみる。
今日の仕事も、昨日みたいに楽で楽しいといいんだけどね。
特にやることもないので、震える体を抑えながら、主君の家へと向かった。
なんですか、これは。
もっと書きたかったけど、1000文字目安に基本書いています。
これからもよろしくお願いします。