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湯気の中の告白
先輩は僕にとってどんな存在ですか? izw×ymmt
都内某所にある、どこか懐かしい雰囲気の漂う銭湯「世界」。仕事終わりのサラリーマンや近所のお年寄りで賑わうこの場所に、今日もまた、二人の男が暖簾をくぐる。
🚖『あー、今日も一日疲れた!』
⛰️『izwさん、お疲れ様です。今日はいつもより人が多いですね。』
🚖『ほんとだ。みんな考えることは同じなのかな?』
熱いお風呂に浸かって、一日の疲れを洗い流したい!
二人は脱衣所で服を脱ぎ、体を洗ってから湯船に浸かった。
熱めのお湯が、疲れた体に染み渡る。
🚖『あー、生き返る!ymmtはさ、疲れた時どうしてる?』
⛰️『僕は、あったかいお風呂に入るのが一番ですね。あとは、好きな音楽を聴いたり、本を読んだり。izwさんは?』
🚖『俺も基本的には同じかな。でも、最近はちょっと違うんだよね。ymmtとこうして一緒に銭湯に来るのが、一番の癒しになってる。』
⛰️『え…っ!?』
🚖(しまった、言いすぎたか..!?)
⛰️『そ、そうですか。あはは…』
⛰️(izwさんが、僕と銭湯に来るのが癒しだって…?そんな、まさか..)
🚖(どうしよう、完全に引かれてる….?いや、もしかしたら…)
🚖『まあ、ymmtとこうしてゆっくり話せる時間もなかなかないし。それに、ymmtといると落ち着くんだよね。』
⛰️(落ち着く、か..)
🚖・・・・。
⛰️・・・・。
二人の間には、湯気が立ち込める。
いつもより熱く感じるお湯の温度と、少しだけドキドキするymmtの胸の鼓動。
そんな二人の時間は、今日もゆっくりと過ぎていく。
⛰️『そ、そうですね!あはは…izwさん、面白いこと言いますね!』
🚖(あ、これは完全に照れてるな。でも、嫌な感じじゃなさそう…?)
🚖『まあ、冗談だよ。でも、ymmtといると気が楽なのは本当。』
⛰️(冗談、か…でも、気が楽って言ってくれた。それだけで、なんか嬉しいな)
⛰️『そ、それは光栄です。僕もizwさんといると、色々と勉強になりますし…それに、楽しいです!』
🚖『楽しい?それは良かった。』
🚖(なんだか、今日はymmtがいつもより可愛い気がするな..湯気のせいかな?)
👵『あら、izwさんとymmtさんじゃないの。いつも仲良くってええわねえ。』
🚖『あ、おばあちゃん。こんばんは。いつもお元気ですね。』
⛰️『こんばんは!今日もゆっくり温まってくださいね。』
👵『ありがとうね。あなたたちも、ゆっくりしていきなさい。』
🚖(近所の人たちにも、俺たちってそういう風に見られてるのか…?まあ、悪くはないけど。)
⛰️(僕とizwさんが仲良くしてるの、みんな知ってるんだ。ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい…)
🚖『そろそろ上がるか。のぼせそうだし。』
⛰️『そうですね。僕も、少し熱くなってきました。』
⛰️『あ、そうだizwさん。上がる際に、フルーツ牛乳でも飲みませんか?』
🚖『お、いいね!奢ってくれるの?』
⛰️『えへへ、今日は僕のおごりです!』
🚖(今日はymmt、ご機嫌だな。何か良いことでもあったのかな?)
⛰️(今日は、izwさんといつもよりたくさん話せた気がする。それに、お風呂も気持ちよかったし…なんだか、すごく幸せな気分)
⛰️『そういえば聞いてくださいよ!!izwさん、あの、今日、研究室でちょっと面白いことがあったんですよ!』
🚖『へえ、珍しい。ymmtが研究の話をするなんて。』
⛰️『えへへ….まあ、聞いてくださいよ。』
⛰️『うちの研究室に、新しく配属された学生さんがいるんですけど、その人が、初めての実験で大失敗しちゃったんです。』
🚖『へえ。どんな失敗したの?』
⛰️『その失敗が、ありえないくらいド派手で。フラスコは割れるし、薬品は飛び散るし、もう大変だったんですよ!』
ymmtは身振り手振りを交えながら、楽しそうに話している。
🚖『笑それで?ymmtは笑ったの?』
⛰️『い、笑ってないですよ!僕は、心配して駆け寄りましたよ!でも、内心はちよっと面白くて…ごめんなさい!』
🚖『正直でよろしい。まあ、そういうこと、あるよな。』
⛰️『その学生さんも、最初はしょんぼりしてたんですけど、僕が励ましたら、すぐに元気になって。「次こそは頑張ります!」って言ってて、なんだか感動しちゃいました。』
🚖『へえ、ymmtは良い先輩だな。』
⛰️『そんなことないですよ!でも、人の成長を見れるって、嬉しいなって思いました。それに、失敗しても、すぐに立ち直れるって、すごいなって。』
⛰️(あ、また話しすぎちゃった..でも、izwさんがちゃんと聞いてくれてる。嬉しいな。)
ymmtは少し照れくさそうに、フルーツ牛乳のパックに口をつけた。
🚖(そういえば、最近ちょっと疲れてたけど、ymmtの話を聞いてたら、なんだか元気が出てきたな。)
🚖『ありがとう、ymmt。面白い話、聞かせてもらったよ。』
⛰️『えへへ、どういたしまして!』
⛰️(izwさんに、少しでも元気を与えられたなら、嬉しいな。)
⛰️『あの、izwさん。』
⛰️『もしよかったら、明日の予定、一緒にどうですか?』
🚖『明日の予定?特に何も入れてないけど……どうした?』
⛰️『えっと、前から行ってみたかった場所があって。でも、一人だとちょっと不安で……。』
⛰️(ドキドキする…..断られたらどうしよう。でも、勇気を出して言ってみたんだ。)
🚖『へえ。ymmtが行きたい場所、ね。別に構わないけど、どこに行きたいんだ?』
⛰️『えへへ、ありがとうございます!えっと、実は、最近オープンしたばかりの、科学博物館に行きたいんです!』
⛰️『最新の展示がたくさんあるらしくて、ずっと気になってたんです。izwさんは、科学とか、興味ありますか?』
🚖『科学博物館、ね、嫌いじゃないよ。たまにはそういうのもいいね。それに、ymmtと一緒なら、退屈はしないだろうし。』
⛰️『ほ、ほんとですか!?よかったぁ!』
⛰️(やった!izwさんと科学博物館に行ける!明日が楽しみだなぁ。)
ymmtは、嬉しさのあまり、勢いよく牛乳を飲み干した。
⛰️『あ、izwさん。もしよかったら、僕のおすすめの展示とか、紹介しますよ!』
🚖『それは楽しみだな。ymmtのおすすめなら、きっと面白いんだろうな』
🚖(たまには、こういうのも悪くないな。それに、ymmtが楽しそうにしてるのを見るのは、嫌いじゃない。)
⛰️『あ、そうだ。izwさん、明日のお昼ご飯、どうします?』
⛰️『博物館の中にもレストランがあるみたいですけど、もしよかったら、僕がお弁作ってきましょうか?』
🚖『え、お弁当?ymmtが作ってくれるの?』
⛰️『はい!得意料理、たくさんありますよ!』
⛰️(ちょっと張り切りすぎかな?でも、せっかくizwさんと一緒に行けるんだから、頑張っちゃうぞ!)
⛰️『よし、izwさんの分も頑張って作るぞ!』
⛰️(えっと、izwさんは確か和食が好きだったはず。それに、食べやすいものがいいよね。)
⛰️(おにぎりは必須だな。唐揚げと卵焼きも入れちゃおう。野菜もちゃんと食べてもらわないと……。)
⛰️(彩りも考えて、ミニトマトとブロッコリーも入れよう!デザートは…….)
⛰️『やっぱりフルーツかな。リンゴとイチゴがあれば、喜んでくれるかな? 』
⛰️(よし、完璧!愛情たっぷり、全部手作りだ!)
翌日、ymmtは少し緊張した面持ちで、手作り弁を手に科学博物館へと向かった。
⛰️『izwさん、おはようございます!』
🚖『おはよう、ymmt。お、それが噂のお弁当?』
⛰️『はい!頑張って作りました!izwさんの好きなもの、たくさん詰めたつもりです。』
🚖『へえ、それは楽しみだな。開けてもいい?』
⛰️『どうぞ!……って、あ!ちょっと待ってください!』
⛰️(しまった!お箸入れるの忘れちゃった!)
⛰️『えっと、izwさん、すみません!お箸を忘れちゃって……』
🚖『あはは、ymmtらしいな。まあ、気にしなくても大丈夫だよ。売店で買えば済む話だし。』
⛰️『そ、そうですよね!すみません、ドジでお恥ずかしい……。』
🚖『気にすんなよ。それより、早く博物館の中に入ろう。どんな展示があるのか、楽しみだな。』
二人は科学博物館の中へ。最新技術を駆使した展示物や、美しい映像、迫力のある音響に、ymmtは目を輝かせた。izwもまた、普段触れることのない科学の世界に、新鮮な刺激を受けていた。
⛰️『izwさん、見てください!この展示、すごいですよ!』
🚖『おお、これは面白いな。ymmt、詳しいね。』
⛰️『えへへ、ちょっと勉強してきたんです!』
お昼になり、二人は博物館内の休憩スペースでお弁当を広げた。izwは、ymmtの手作り弁当を美味しそうに頬張った。
⛰️『うん、美味しい。どれも丁寧に作られてるな。』
⛰️『ほんとですか!?よかったあ!izwさんに喜んでもらえて、嬉しいです!』
その笑顔を見て、izwは心の中でそっと微笑んだ。
🚖(たまには、こういう穏やかな時間も悪くないな。それに、ymmtの笑顔は、やっぱり良いものだ。)
二人はその後も、科学博物館を隅々まで楽しんだ。夕暮れ時、博物館を出た二人は、満足げな表情でお互いを見つめ合った。
⛰️『今日は、本当にありがとうございました!izwさんと一緒に来られて、本当に楽しかったです!』
🚖『こちらこそ、ありがとう。たまには、こういうのもいいな。また、一緒に出かけよう。』
⛰️(えへへ、やった!)
二人の間には、ほんのりとした温かい空気が流れていた。帰り道、二人はそれぞれの家へと向かった。空には、夕焼けが美しく広がっていた。その光景は、まるで二人の未来を祝福しているかのようだった。