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因縁

11 - スピンオフ 25年前、満月の夜

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2025年02月19日

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※注意事項は1話参照


・こちらは「因縁」のスピンオフ作品です。

・時間軸は25年前です。


↓本編です


 ある日の昼下がり、黒いローブを着た男たちが、ある青年の元を訪ねていた。


男:初めまして、渡会さん。私たちは”祈幸者”、幸せを祈る者。


hb父:はじめまして…?


男:あなたは金目的の盗みはしない怪盗と聞きました。突然ですが、私たちに協力していただけませんか?


hb父:協力?


男:はい。私たちは”宝封じ”を行っています。主に、人に害をなす力を持った秘宝の封印を行っています。


hb父:はあ…


男:私たちは今、”持部家”というところにある”祝贄の指輪”を封印しようとしています。アレは危険すぎる。だから、所有者に話をしにいきましたが、聞き入れてもらえませんでした。実力行使をするしかありません。


hb父:それで、僕に盗み出して欲しいと…?


男:そうです。お礼はしますので、お願いします。あのままでは所有者が死んでしまいます。


hb父:んー、わかりました。いつ行けば?


男:いつでもいいです。ですが、行く時は連絡してください。秘宝の受け渡し場所を伝えます。


hb父:わかりました。



(決行の日)



hb父:綺麗な月…


満月が街を照らす夜、青年は一人、屋根の上で月を眺めていた。


ピコンッ

「受け渡し場所は、…でお願いします。」


hb父:きたか…、りょう、かい、ですっと…さーて、さっさといきますかぁ。


(ついた)


hb父:(何この鍵、チョロ。こんなん鍵に入らないよ )

hb父:えっと、こっちだっけ…


(探し中)


hb父:あった、これか…


そこには、月明かりに照らされて、美しく紫色に輝く指輪があった。


持部(弟):だれだ!…っ!それは!返せっ!


hb父:あっ、バレた。にーげよっ




持部(弟):探せ!まだ遠くへは行っていないはずだ!必ずヤツを捕まえて我が”持部家”の秘宝を取り戻すのだ!


警備隊:はっ!!


_____


hb父:ふーっ、巻いたかぁ、早く渡しちゃおー。


_____


男:渡会さん、ありがとうございます。こちらが報酬です。私たちはすぐにこれを封印します。また、機会があればお願いします。


hb父:はい。では、また。


hb父:(はー、ラーメン食いてー)


__この時のことが、未来で別の事件をおこすのは、また別のお話…



_____


はい、これで本当に「因縁」、終了となります。


ここまで読んでくださりありがとうございました。


「因縁」は、続編を出す予定なので、お楽しみに。


♡も、たくさんありがとうございました。


また、次回作でお会いしましょう。

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