桃葉side
クロネ「ちょっと待って」
桃葉「?…どうしました?クロネさん」
クロネ「確かルールブックに副GMの正体を暴いてはいけないって書いてあったよね」
彼がそう言うとフウリンは表情を変えずに言った
フウリン「今回だけは許可します。特別ですから」
副GMにも許可をとっていますしね…と彼女は付け足した
フウリン「…質問は以上ですか?」
彼女は私達を順に見渡した
フウリン「…それでは改めて…」
フウリン「ゲームスタート」
2F 2―1教室
いつも通り2―1の教室に集まりパソコンを開く
瀬梨「ねえ、それなぁに?」
瀬梨さんはパソコンに付いたメモを指差す
…何桁かの数字が書かれてるみたいだけど…
薫「貸してください。機械類は得意なので」
薫さんがひょこっと後ろから顔を出した
彼はパソコンの前に座るとパスワード入力画面にその数字を入力した
…すると…数字が合っていたのかホーム画面に移動した
薫「…勘だったけど…合っててよかったです」
薫さんは微笑を浮かべた
…さすがホワイトハッカー…は関係ないか…パスワードだし…
梓「…パソコンを渡してきたということは…」
梓「このパソコンを使えば副GMの正体が分かる…ということですよね」
桃葉「そうですね。薫さん、できますか…?」
私がそう言うと彼はパソコン画面を見ながら唸った
薫「…できるんですが…今の所はなんとも…」
薫「ウイルスが発生している場合もありますし…」
なるほど…ウイルスが発生していたらどうせ見れないから渡していいか…っていう…
梓「分かりました。それでは出来次第報告でお願いします」
薫「了解です!」
ピーンポーンパーンポーン↑
「19時になりました。良い子は布団に入りましょう」
ピーンポーンパーンポーン↓
梓「…もうそんな時間ですか。とりあえず体育館に行きましょう」
霊「はぁい」
体育館
体育館に着くと…なぜか知愛さんの死体が綺麗さっぱり消えていた
血痕すら残されていない
…とはいっても…やっぱり死体があったところで寝ることなんてできない!
…という全員の意見により距離をとったところで寝ることにした
明日もまた誰かが死ぬかもしれない
…そんな恐怖を抱えていたら寝れるはずもなく
私は20時少し前ぐらいになるまでマットの中に入れずにいた
…20時にマットに入ればいい…よね
ふと周りを見てみると皆既にマットに入っていた
…寝てるのかな。寝れてたらすごいけど…
…でも私も寝なきゃ…そうしないと…
私も…
マットの方から薫さんの声が聞こえる
薫「…少し目が覚めてしまって…桃葉さんもですか?」
桃葉「あ…いや…私は……寝たくなくて」
薫「…そうですか」
彼は私に目を向けず少し考えた後、呟いた
薫「…なら少し話に付き合ってください」
私に目を向けないままポツポツと話し始めた
薫「…楓には姉がいました。茶髪で2つのお団子を作った綺麗な人」
茶髪…お団子…
…まるで薫さんみたい…って言ったら失礼かな
薫「…しかし…お姉さんは交通事故で亡くなってしまったんです」
薫「…その時から楓は病んで…そりゃそうですよね。身内が死んだんですもん」
そこから彼は言葉を切り、数秒経ってからまた口を開いた
薫「…楓は…姉としても1人の女性としてもお姉さんを慕っていました」
薫「…だから…フウリンの口車に乗せられてしまったんじゃないかな…と」
…そうだったんだ…
…だから楓さんは自ら…
桃葉「…薫さんの見た目は元々ですか?」
私がそう言うと彼は大きく目を見開いた
…と思ったら彼は寂しそうな目をした
薫「…僕の…見た目ですか」
彼は綺麗な茶髪を触りながら小声で呟いた
薫「…楓には笑ってほしいんです。例え僕が…僕自身の姿を失ったとしても」
それだけ言うと彼はもう寝ますねと言いマットに入ってしまった
…私も寝よう
…大丈夫
1日目終了
死者
・大鎌 知愛
・一夜 楓
続く
本×に?
本当×死×だ?
確×めた?触×た?
…××いいか
安心××。×は××の味方××ら
…
それじゃ…3日目の最終話で会おう
コメント
9件
ふーん、、、 本当に死んだ? 確かめた?触った? 、、、まあいいや 安心して。僕(もしくは私)は味方だから 、、、みたいな感じかな?
最後のはなんなんだ…()
((((発狂)))) …薫さんみたい…??うーん…???(((