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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
AFTER STORY 『執事と2人きり』
百合菜&ボスキ
ボスキに誘われた私は夏祭りに来ていた。
『あの、ボスキ…。』
『ん、どうした?』
『手、繋いでもいい?』
『!ふっ。あぁ。むしろ主様から言ってくれて嬉しい。』
私はボスキの手を握る。
『……。』
『もう離さねぇよ。』
『え?』
ボスキに手を引かれ人気のない所へ連れていかれる。
『あの、ボスキ…お祭りあっちだけど…。』
『知ってる。だけど今は…。』
グイッ!
ボスキは私を抱き締めた。
『え…っ。』
『…悪かった。すぐ助けに行けなくて。』
『ボスキ…。』
『もう主様を危険な目に合わせない。俺がそばにいる限り…絶対に…。だから、俺の事信じてくれ。』
ボスキは真っ直ぐ私を見つめる。
『ありがとう、ボスキ。私もボスキのこと信じてるよ。それに…ちゃんと守ってくれたよ。』
『主様…。』
私はニコッと微笑む。
『今せっかく2人きりなんだし、お祭り、楽しもう!』
『あぁ、そうだな。』
再び主様の手を握る。
あなたと交わした約束をずっと守りたい。
これからも傍にいる為に。
AFTER STORY『執事と2人きり』
麻里衣&フェネス
フェネスに誘われてお祭りに来ていた。
『主様、人が多いのではぐれないように俺の手を掴んでいて下さい。』
『えぇ。ありがとう。』
フェネスの手を握る。
『あ、主様…っ。』
『こっちの方が…いい。』
『!そ、そうですか…。』
(うぅ、俺主様にドキドキさせられてばっかだ…俺がドキドキさせたいのに…。)
『何食べようかしら、お腹すいたわね。』
『そ、そうですね、あっちにりんご飴がありますよ。』
『じゃあ一緒に食べる?』
『は、はい!』
りんご飴を買って人気なのない神社へ向かった。
『ここ人気がなくて静かでいいんですよ、もうすぐ花火も上がりますからここで座って食べましょう。』
『えぇ。』
フェネスと一緒に石段に座る。
『甘くて美味しい…ペロッ。』
『…っ。』
(主様可愛い…。今は2人きりでも明日には他の執事とこうして2人きりで…。)
『…ふふっ。フェネス、口元に飴の欠片がついてるよ。』
私はフェネスの頬に触れる。
『ぁ……っ。』
『…!あ、ご、ごめんね。百合菜にやる癖でつい…。子供扱いしてごめんね…?』
『…嫌です。』
『……え?』
『俺、子供じゃないです。俺は…男なんですよ。』
フェネスの瞳は真っ直ぐ私を見つめている。
『えっと、は、花火!そろそろ上がるから見――。』
ドサッ!
フェネスは私を押し倒す。
『っ…ぁ…っ。』
『やっと…俺を見てくれましたね。主様って照れるとそんな可愛い顔するんですね…。主様はなかなか赤面しないから新鮮です。』
『そ、そんなことないわよ…私だって照れる時はあるわ…でも、恥ずかしいから見せなかっただけで…。』
『じゃあこれから見せてください。俺だけに。沢山。』
『っ…。』
『今は花火より…麻里衣様を見つめていたいんです。』
『フェネス…っ。』
ドキドキは花火の音に掻き消される。
だけど、目を逸らしたくない。
次回もお楽しみに!
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