テラーノベル
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人里離れたところまで退避してきたアートフルとパーサー。
パーサーは先ほどのラウンドでの狩の成果である新鮮な肉に齧り付いている。
アートフルは座り込んで呼吸を整えながら、パーサーが肉を食む様子を見ていた。
ふと、アートフルは気になることを訊いてみることにした。ケアテイカーのことだ。暴れるパーサーを止めるために放った言葉と全く同じ言葉がなぜかサバイバーの口から出ていたことにアートフルは驚いていた。しかしその時はセリフ被りの気まずさに打ち震えていたため、パーサーに訊くことは叶わなかった。 しかし落ち着いた今なら訊ける。そう踏んだのだ。
「ねえ、パーサー。」
「ん。」
「さっきのケアテイカーは…知り合いですか?」
それが聞こえると、パーサーは一時的に肉を食べていた手を止める。そして数秒だけアートフルを凝視して、視線を肉に戻した。手の動きも再開した。
答えてはくれないのだろうとアートフルが少しだけがっかりしたその時だった。
「むかし、ぱーさーのめんどう、みてたやつ。」
「…え?」
辿々しい稚拙な発音で発された言葉にアートフルは耳を疑った。
「あのケアテイカーが…あなたの面倒を…?」
聞き返すとパーサーは頷く。
「でも、ぱーさーあいつきらい。新鮮な肉くれない。」
けあていかー、けちだから。と続けるパーサーの話をアートフルはその横で驚きながらも興味深そうに聞いている。
「ぱーさー、おまえら、もっとすき。肉くれるから。」
そう言ってパーサーは再び食事に集中し始めた。
現金なやつだ。アートフルはそう思い、話が終わると話を深めるでも別の話題に変えるでもなく、パーサーから顔を逸らして遠くを見ながら体を休めることに決めた。
すみません入れたかったシーン入れるの忘れてて😭😭😭昨日の夜に書き上げたからすっかり忘れちゃってたの。ごめんネ
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イカしたクールな蜂の絵