テラーノベル
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⚠️セリフが多い、怪我の描写、山もオチも意味もない、突然終わる
「うわ…これは…」
患者の状態は酷いものだった。身体中の打撲やそれに伴う骨折、しばらく安静にすべきなのは火を見るより明らかだった。
「…タウントさん…」
「知らねー」
「あなたはもうちょっと…」
「説教はいいからちゃちゃっと治してくれよー。」
「気をつけたほうが…」
「うるせーなあちょっと擦り剥いただけだろ?」
もちろん擦り剥いたなんて軽傷では済まなかった。
ケアテイカーはタウントの態度に呆れつつも治療を開始した。
「相手は?」
「バッドウェア。」
「そうですか…煽られたからいつにも増して無茶したってところでしょうか。」
「えーなんでわかんの?エスパー?」
「あなたのことならなんでもお見通しです…」
「それって俺の事好き?」
「折りますよ骨を」
「おお怖い怖い」と腫れている頬をものともしないようにタウントは軽薄な笑みを浮かべて腕に包帯が巻かれていく過程を見ている。こんな大怪我を負っておきながら彼はまだ面白がる余裕があるようだ。
「はい、できましたよ。」
「お、サンキュー。それじゃ次のラウンド行ってk」
「しばらくの間は休養してもらいますよ。」
「えーーー!」
病室に診察室の後方にあるベッドにタウントをぶち込み、休むように促した。
ベッドに寝てから数分も経っていないのにタウントはすっかり退屈してしまったようだ。
「ケアテイカーーー」
「なんですか?」
「暇」
「安静にしていてください。」
きっぱり断ち切られた。
「ケチ」
「ケチで結構です。」
「つまんねー!」
「安静にしていてください。」
その時診療室の扉が開いた。
「ケアテイカー、治療を頼む。」
ブロックが立っていた。腕の切り口の周りに血がついているが、もう血は止まっているようだ。
「ブロックさん…また深く行かれたんですか?どうぞ、こちらに来て…」
「いや、俺よりも先に治療してほしい奴がいて…」
ブロックは診察室に入ると、背負っていた人物を椅子に座らせた。リボルバーだった。大きな火傷痕が体のあちこちにあり、皮膚がただれている部分もあれば、関節が変な方向に曲がっているところもあった。
「おやまあ…」
「相手はキルドロイドとパーサーのダブルトラブル。彼はキルドロイドに執拗に狙われてこうなった。生きてはいるはずだから、頼んだぞ。」
「はあ…」
後ろからブロックに支えられながらぐったりと椅子に座っているリボルバーは気絶しているものの確かにまだ息はあるようだ。
「直ちに治療に取り掛かります。」
「頼んだぞ。」
タウントは上体を起こしてその様子を見ていた。
「うわ、ひでえ有様。俺も治療手伝おうか?」
「安静にしていてください。」
「ちぇー」
リボルバーを担いで集中治療室にへと続く扉の先に消えていったケアテイカーの背中を、タウントとブロックは見ていた。
「…タウント」
「あ?」
「大丈夫か?」
タウントは包帯が巻かれた自分の腕を見下ろした。
「こんなもん、全然。心配の必要はねえよ、おっさん。」
「…本当に大丈夫か?」
「大丈夫だってば。」
「…寝ていないとケアテイカーに叱られるぞ。」
「うるせー。」
コメント
2件
控えめに言って結婚しましょう。までぃ姉様