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ゆき
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第1話 なんでも相談部始動!
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春の風が校庭の桜を揺らしていた。ひらひらと舞い落ちる花びらを眺めながら、俺はいつもの道を歩きながら、ちょっとだけくたびれた制服のネクタイを直した。
今日から、三年生。
💚「……三年生、かぁ」
口に出してみると、なんだか不思議な感じがした。ついこの前まで二年生だったはずなのに、気づけば学校生活も残り一年。あと一年しかない。そう考えると、少しだけ寂しい気もする。
❓️「じゃぱぱー!!」
後ろから聞き慣れた声がして、振り返る。
💚「あぁ、おはよ、たっつん!」
💛「おはよー。……って、なんやその顔。朝からぼーっとして」
たっつんが怪訝そうに俺の顔を覗き込んでくる
💚「いや、今日から三年生だなーって思ってさ」
💛「そらそうやろ。進級したんやから」
💚「いや、そうなんだけどさ!笑」
思わず笑ってしまう。たっつんは相変わらずだ。くだらない話をしながら俺たちは教室へ向かった。
新しいクラス。 新しい席。 新しい一年。
でも、俺の頭の中には、さっきからずっと引っかかっていることがあった。
――この一年、何をしよう?
受験勉強もある。学校行事もある。もちろん、それも大切だ。だけど……。
💚「せっかくの最後の一年なんだから、何かしたいなぁ」
💛「何かって?」
💚「うーん……なんだろ」
答えが出ないまま、放課後になってしまった。教室を出て廊下を歩いていると、前のほうから困ったような顔をした桃色の髪の生徒が歩いてくるのが見えた。
💚「どうしたんだろ?」
思わず足を止める。その子は友達と何か話していた。内容までは聞こえなかったけど、どうやら何か困っているらしい。俺は少しだけ考えた。学校って、意外と困っている人が多い。
勉強が分からない。友達と喧嘩した。部活がうまくいかない。 学校行事で困っている。でも、そんなときに気軽に相談できる場所って、あったっけ?
💚「……ない、よな」
💛「何が?」
💚「うわっ!」
突然隣から声がして、びっくりして飛び上がる。
💚「たっつん!? いつからいたの!?」
💛「いや、ずっとおったけど?」
💚「全然気づかなかった……」
💛「で、何がないん?」
たっつんが顔を近づけてくる。俺はさっき考えていたことを話した。
💚「学校のみんなの困りごとを、解決する場所があったらいいと思わない?」
💛「まぁ……あったら便利そうやな」
💚「だよね!」
そこで、頭の中にひとつの考えが浮かんだ。
💚「……作ろう!」
💛「何を?」
💚「部活!」
💛「…は?」
💚「困ってる人の相談に乗って、解決する部活!」
自分でも驚くくらい、言葉がどんどん出てきた。
💚「名前は……『なんでも相談部』!」
💛「いや、名前そのまんまやん」
💚「分かりやすいでしょ!」
💛「まぁ……分かりやすいけど」
たっつんは呆れたように笑った。
💛「でどーせまた俺になんかさせようとしてるんやろ?」
💚「もちろん!手伝って!」
💛「……俺、手伝わなあかんの?」
💚「えーいいじゃん!」
💛「もー、部活を作るのだけな」
💚「えぇー!」
💛「なんでそんな不満そうやねん!」
💚「www」
思わず笑ってしまった。
💚「じゃあ、とりあえず一緒に作ろう!」
💛「はいはい」
こうして俺たちは、生徒会室へ向かった。
💚💛「失礼しまーす!」
扉を開ける。そこにはメガネをかけた見るからに頭の良さそうな見た目の生徒会長がいた。
💜「はい…?」
少し驚いたような顔をする生徒会長、俺は勢いよく説明を始めた。
💚「新しい部活を作りたいんです!」
💜「部活?」
💚「はい!その名も、なんでも相談部!」
💛「w」
隣でたっつんが小さく笑っている。なんで笑うんだよ!
💜「えっと…活動内容は?」
💚「学校のみんなの困りごとを聞いて、それを解決します!」
💜「具体的には?」
💚「えっと……勉強とか、学校生活とか、友達関係とか……とにかくなんでも!」
💜「……なんでも?」
💚「なんでもです!」
少しの沈黙。俺はドキドキしながら返事を待った。やがて、生徒会長は小さく息を吐いた。
💜「……活動内容が明確で、学校に迷惑をかけないなら許可します」
💚「ほんとですか!?」
💜「ただし、ちゃんと活動すること」
💚「はい!ありがとうございます!」
俺とたっつんは顔を見合わせた。そして――。
💚「やったー!!」
💛「声でかいって!」
💜「あはは…」
生徒会室に、俺の声が響いた。
その日の放課後。俺たちは小さな空き教室を借りて、部室ということにした。二人で掃除をした。机を運んで。椅子を並べて。窓を拭いて。最後に、俺が作った看板を部屋の前に取り付ける。白い紙に、大きな文字で書かれた名前。
『なんでも相談部』
💚「……完成!」
俺は少し離れたところから看板を眺めた。
💛「ほんまに作ってもうたな笑」
たっつんが隣で笑う。
💚「うん!」
小さな部屋。二つの机。二つの椅子。そして、まだ何も書かれていない相談箱。
💚「……誰か来てくれるかな?」
俺が呟くと、たっつんは少し考えてから答えた。
💛「まぁ、そのうち来るやろ、じゃぱぱは顔広いしな」
💚「だよね!」
俺は笑った。まだ、この部屋には俺たちしかいない。まだ、相談者もいない。まだ、何が起こるのかも分からない。
だけど。この日、俺たちは確かに一歩を踏み出した。学校のみんなの「困った」を、少しでも減らすために。こうして――。なんでも相談部が始まった。そして、この日から始まった一年間が、俺の学校生活で一番かけがえのない大切なものになるなんて。このときの俺は、まだ知らなかった。
まずここまで読んでいただきありがとうございます!このお話は高等学校を舞台としてじゃぱぱやたっつんがみんなのお悩みを解決するお話です。性的描写、暴力的描写はありません。かわいい、かっこいい、好きなどの言葉が出ることはございますがっつり恋愛系とかではないです。投稿頻度はどうなるかはわかりませんが最後まで応援・読んでいただけたら幸いです。
**説明です!**これはカラフルピーチのフィクション・二次創作です。本人様には関係ありません。なにかルールに違反していることや、アドバイス、質問、リクエストなどございましたらコメントお願いします!初心者なので何卒よろしくお願いします。
💚=じゃぱぱ🩷=のあ💛=たっつん❤️=ゆあんくん🐸=シヴァ🤍=どぬく🖤=うり🧡=えと🩶=ヒロ💙=なおきり💜=もふ🩵=るな🍑=みんな
💚=3年A組、学校では顔が広くみんなと友達!ってタイプ。結構適当なところがある。運動はできるけど勉強はちょっと…たっつんはかわいくて頼れる幼なじみ。
💛=3年A組、しっかり者でなんでも上手くできちゃうタイプ。運動はじゃぱぱほどではないけどまぁできる。勉強は学年2位レベル!じゃぱぱは手が かかる幼なじみ。
💜=3年C組、真面目で頼れる生徒会長。一見怖いけど実は優しいところも…?
コメント
1件
おお、第一話、読ませていただきました!「なんでも相談部」という発想、すごく素敵ですね。じゃぱぱくんの「何かしたい」という漠然とした思いが、ああいう形で具体化していく流れが自然で、読んでいて気持ちよかったです。たっつんとの掛け合いも軽快で、ふたりの関係性の良さが伝わってきました。最後の「このときの俺は、まだ知らなかった」という一文が、これからの展開を期待させますね。ゆきさん、まずは始動おめでとうございます。続きが楽しみです🌷