人は、嘘を重ね重ねで生きていくものだと俺は、そう思っていた。だから俺は、笑顔で嘘をつく辛くても『辛くないよ』助けて欲しくても

『君の助けなんて要らない』

そう嘘をつく

だから俺の周りは、誰も居やしないずっと孤独それで良いんだ辛くもなければ悲しくもないそんな幸福願ったりだろ？

俺の名前は、大月坂ウル

大阪生まれ大阪育ち

親は、弟の竜牙を産んですぐ離婚した。

理由は、母親のギャンブル依存症が原因なら父親の元で暮らして幸せな暮らしをしてるんだろ？と思うだろ？現実は、甘くなかった父親は、俺たち兄弟を残して母親から逃げたんだなんせ俺は、顔も良くなければ頭もいいわけじゃないからね

『変わらず今日も』┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ウル〜今日遊び行けるん？」

「すまん、今日バイトがあるんよ」 

「またかよ〜まぁ頑張ってな」

俺の家は、借金だらけだ母親がギャンブルでつくってきた借金、当たり前母さんは、返さない俺は、一刻も早く返したくてバイトを休む間もなく詰め込んでるそれでも返せない場合は、、、

『臓器を提供してる』

人間界では、臓器売買は、犯罪とされるだけど獣人族の世界では、喜んでやるべきものとされる獣人族は、病が流行りやすい今1番多い病は、

1、結核2、過食症3、大腸癌

結核、人間では、肺病とされ治りやすい病とされているが獣人族は、難しい構造の体でね

1度病に掛かると治りずらく酷い場合は、死ぬほどの苦しみを受け生きるか、自分から死ぬかの二択になる、だが獣人族からしたら臓器を移植すれば生きられるケースが増えていることから臓器を提供は、多額のお金が貰える自分も相手も幸せになることから喜んでいると言えるだろう

けど借金を返せてないそれは、借金の利息だ返せないほどに行ってる

「はぁ、疲れた」

「ただいまぁ」

「おかえり！にいにい！」

ドタドタと足音を立てて俺に抱きついてくる竜牙、そして…テレビの前で飲んでだらけてるのが母さんだ

「ウルゥ金持ってきた？」

「もう渡す金なんか無い！竜牙の教育費と食費の分もあるやで？！」 

このやり取りも飽きるほどやってきた

そして金を取られるのも飽き飽きするほどやってきた

「なぁ竜牙」

「なぁに兄さん」

「お前だけでも逃げん？」

「ヤダ、兄さんと一緒に居るよ」

おれは、いつも竜牙だけでも逃げろと言ってるだけど竜牙は、俺と逃げると言い切ってる

俺がもっともっともっともっと！強くて金持ちにならなあかん俺は、いつか金持ちになるんやだって金さえあればなんでも出来るんやろ？周りは、いつもそう言ってるんやからそうやろ？

なぁ神様、あんたは、ほんとずるい金持ちと貧乏人、幸せものと不幸人であんたは、いつも世界を分けるんや、なんで俺たちなん？なんで俺ばっか不幸なん？何で？何で？何で？何で！

「…さん？…！…兄さん！」

「ｯ！ごめん竜牙どうしたん？」

「…なんでもない」

毎回一人で考えるとこうなる脳内での問いかけしか出てこない