かもめ学園の事件以降 、 かもめ学園は廃校となった 。
怪異がまた暴走してしまう恐れがある為 、 かもめ学園のある地域は
立ち入り禁止となった 、 あの学園に居た2人の遺体は誰にも気付かれずに … 。
事情を知っている光や寧々達が学園に居るはずと訴えたのに行方不明と片付けられてしまった 。
そして 月日が流れ 。
「 行ってきま~す 。 」
茜は生まれ変わっていた 。
今の名前は 〇〇 紅音 ( あかね ) 漢字は違うが
前世の茜 、 と言う名前をちらつかせる名前だ 。
茜も前世の記憶はあるが 、 決して誰にも生まれ変わりな事は言っていない 。
信じてくれないと分かっているから 。
「 僕ももう中1か 。 」
「 生まれ変わってから全然実感ないな ~ 」
紅音はもう中学1年になっていた 。
前世の約束をまだ果たせていないまま 、 ….
「 そもそも会長がちゃんと生まれ変わってるのかも分からないし 、 … 」
「 前世の記憶があるのかも分からない 。 」
「 生まれ変わってたらまた会いたいな 。 」
一方その頃 。
源輝は 、 既に生まれ変わりを果たしていた 。
紅音とは1年違いで 。 既に輝は中学2年生 、前世と同じく生徒会長をやっている 。
今世の名前は 〇〇 輝 ( てる ) と 、 偶然前世と名前が一致していた 。
前世の記憶もちゃんとある 。
『 ん~ 、 “ 』
『 蒼井はもう生まれ変わってるのかな 。 』
『 約束 、 忘れてないといいな 。 』
この広い世界でもう一度出会う事など 、
出来ないだろうと 、 2人共心の何処かでそう思っていた 。
【 副会長立候補したい人はいるか ~? 】
「 副会長か 、 」
今世は赤根葵と出会って居ない 、
もう歳の差も大きい為 、 副会長になる意味は無い 。
けど何故か副会長になりたいと心の何処かが訴える 。
「 立候補したいです 。 」
紅音はいつの間にか手をあげていた 。
都合が良く 、 他生徒は全員手を挙げていなかった為 、
紅音はすぐに副会長に任命された 。
【 〇〇輝 ~ 。 今日副会長が決まったらしい 】
【 生徒会室に来るよう言ってるらしいから放課後生徒会室に行ってくれ 】
『 は~い 』
副会長か 、 どうせ蒼井じゃないし興味無いな ~ 、
どうせなら蒼井と再会して 、 また一緒に生徒会やりたかったな 。
そんな夢 、 叶わないだろうけど 、
放課後 。
ガチャ ッ
『 …副会長はまだ来てないか 、 』
そういえば先生に副会長の名前を聞くのを忘れていたな 、…
まぁ本人に聞けばいいか 。
「 … あの 、 此処って生徒会室ですか? 」
既に開いているドアから副会長と思われる人物が
そう問いかけながら入って来た 。
『 うんそうだよ 。 』
『 君が副会長かな ? 』
「 はい 。 」
『 じゃあちょっと名前聞いてもいい ? 』
「 えっと 、 」
「 〇〇 紅音です 。 」
『 … え?茜 ? 』
僕は聞き覚えのある名前に反応してしまった 。
「 えっと 、はい紅音です 。 」
「 … 何処かで面識ありましたっけ 、? 」
『 あ 、 嫌ないよ 。 ごめんね気にしないで 。 』
「 … 、? 」
僕の紅音 、 と言う名前が何か引っかかったのだろうか 、…
この人とは面識がないはず 、 …ならば茜の方で面識が ?
…もしかして源会長 、?いやそんなはず無いよな 。
きっと親族とか 、 身内にあかねって言う名前の人が居るんだろう 。
『 … とりあえず今日から宜しくね 』
「 はい宜しくお願いします 。 」
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コメント
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展開の速さはガチで尋常ではない 、 ( ᐙ )