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「人は誰しもが大きな夢を持ったことがある…」
深夜の学校の屋上で一つも星のない空を見上げながらそう呟き、ため息を吐く少女の姿があった。あの少女は今から死のうとでもしているのだろうか、俺は少女の様子を伺っていた。だが、近ずこうとはしない。俺はとっくの昔にここで命をなくし、この世では存在していなかったからだ。だからあの少女にも俺のことは見えていないはずだった…。「貴方は此処で何してるんですか?」ふと振り向くと長い黒髪をした少女の姿があった。