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20件



四季、四季…
名前を心の中で繰り返す…
客室を片っ端から探しても、見つからない…
叫び声のせいで、四季の小さな声はあれきり、聞こえなくなった…
唾切
「四季の部屋にいくか…ゲホッ」
紫苑
「ムダにでけぇんだよクソッ ゲホゲホ」
馨
「四季くん…ゲホッ」
真澄
「おらいくぞッゲホ」
京夜
「あつ゛い゛…ゲホッ 」
無陀野
「どこだ、四季…ゲホッゲホゲホ」
炎は勢いを増すばかり、6人は全速力で、長く奥に続く廊下をかけ、四季の部屋の前まできた…
勢いよく襖を開ける…
唾切
「ッい、ない…」
部屋は赤黒い…勢いを増すばかりの赤い炎と、布団や机は灰で黒くなっていた…
窓の外にも炎が見えた…
あれは、外に出られない四季が、よく眺めていた花畑だ…
種類はバラバラ、季節により、色々な花を咲かせていた
黒百合や、犬鬼灯、マリーゴールド、インパチェンス…
色んな色の花が…綺麗に咲いていた、、
今は…綺麗な花は、散っていた…
パラパラと崩れ、原型がなくなっている…
無陀野
「後は…」
唾切
「あの、客室だ」
花が崩れていく…次々と、止まることはなく
そんな光景から目を背けるように、唾切達はその客室へかけていった
ドタドタ
ミシミシ
走れば建物が悲鳴を上げる…
焦りと、怒りと、憎しみと…いろんな感情が混ざり合って、心臓が痛い
居てくれ…この客室で最後、1番奥の、四季と無陀野達が初めてあった場所…
最後の期待を胸に、必死に足を動かす
すると、、、
ガシャンッ
ドタドタ
「助けてくれ!!!たすk」
「いやだッやめてくれッやめ」
恐怖の声、不自然に途切れる言葉…
そして、、、
「ご、ごめんなさいごめんなさいッ」
四季の謝る声…
唾切
「四季!!」
バシャンッ
障子を思いっきり開ける…
無陀野
「四季は、、、ッ」
紫苑
「四季大丈夫、、、か… 」
馨
「四季くん!!」
京夜
「四季くん!え…」
真澄
「生きてるか、、ッ 」
唾切
「四季…」
大きな客室…
部屋には信者と村長であろう人物…
だが、倒れている者がほとんど、そして父親、母親、そして四季。
四季
「ッみんな…」
四季は生きていた、この火事による火傷などは、見当たらない。
全員が安堵した…けれど、それも一瞬…
よく見れば、父親は四季の腕を掴んでおり、四季の細い腕が赤く染まっていた
母親
「もう逃げましょうよ!!」
父親の体を揺さぶりながら今にも泣きそうな母親…
父親
「うるさい!!!こいつを連れて行かなければ意味がないだろ!! 」
母親を払って、四季の腕を引っ張る父親
四季
「イ゛ッ」
四季の目には恐怖という感情が宿っているように見えた…
父親
「こいつは金になるんだ!!今ここで失えば生活もできなくなるだろうが!!」
母親
「そんなの変えがいるじゃない!」
言い合う夫婦…
無陀野達の心はどす黒く染まっていった…醜い感情が、沈んでいく…
その殺気が自分達に向けられているとは知らず、まだ言い合いを続けている2人…
母親
「この子よりも、もっと扱いやすい子はいるわよ!見捨てたところでなにも問題ないわよ」
父親
「ふざけるな!こいつにどれだけ時間をかけたと思ってる。金も何もかもムダにするきか!!」
四季
「…」
子供の前で、自分達の醜い姿をさらけ出して…今もなお、四季の心を荒らしている…
父親は、四季の腕をはなし、母親に殴りかかろうとしていた…四季が少しよろけると、無陀野が四季の近くへ行き、抱き寄せた…
四季
「ッ」
四季の小さな体は、無陀野の体で受け止められた…
四季は、無陀野の胸元に顔を埋め、服をくしゃっと弱い力で掴んだ…
父親
「!お前、返せ!!」
無陀野
「いやだな」
京夜
「返せって…何言ってんの?」
父親は近づき、四季に手を伸ばした…
父親の声が聞こえた瞬間、びくりと四季の体がはねた、微かに震えている…
真澄
「触んなゴミ」
父親の腕を掴み、払い除ける真澄
馨も紫苑も、唾切も、今すぐにでもこいつらをどうにかしたいが、四季を守るのが最優先…
父親
「おい、お前は俺らの子供だろ!こっちへ来い!」
四季
「…(どうしよう、どうしよう…)」
四季:心
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
やめて、触らないで、何も見たくない、話しかけないで、何も言わないで、俺に聞かないで、
何が正解…?大人しく着いていったほうがいい…?
これ、死んじゃうよね…早く決めないと、ほら、火がもう…目の前に、、、
どうしよう…俺は、、俺は何がしたいの…みんなを道連れにしちゃう…ダメ、そんなのダメ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
やめてやめてやめてやめてやめて
俺は死んでもいいから…だから、だからこの子達は生きさせて、俺の寿命も何もかもあげるから、だから神様…
お願い、お願いお願い…
もっといい子にする、もっともっといい子でいれるように頑張るから…
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
父親
「早く言え!何を迷っている、これ以上迷惑をかけるな役立たずイライラ」
母親
「は、はやく言いなさい!こっちに来なさい!あなたのせいで、あなたのせいで私たちが死んだらどうするの!!」
四季
「あ、、」
四季が言葉を発しようとすると、
馨
「四季くん…言ってもいいんだよ」
四季
「でもッ」
紫苑
「そう思ってるなら、俺らが絶対助ける」
唾切
「四季、、今まで無理させてごめん…僕達が聞きたいのは、四季の想いだよ」
四季
「ダメだよ…だって迷惑に」
無陀野
「大丈夫…迷惑でもなんでもない」
京夜
「大丈夫だよ」
真澄
「さっさと吐き出せ…」
四季
「ッ…」
唾切
「四季、四季はどうしたい?」
四季
「お、れは…生きたい…“助けて”」
消えそうな声で、でも確かに、四季は言った…生きたいと、助けてと
今まで、一度も聞けなかった…
「助けて」なんて言葉は、一度も口から出なかった…
やっと、やっと言ってくれた…
唾切
「わかった…僕達が絶対助ける」
四季
「ッうん」
四季の目からは、大粒の涙が溢れた…
声も抑えきれないほど…
どれだけ辛かっただろうか、どれだけ我慢していたのだろうか…
父親
「なぜこっちに来ない!!俺たちは親だろうが!そんな訳のわからない、血も繋がっていないような奴らのところへ行こうとする!」
母親
「どこで間違えたの?そんな事言わなかったはずよ?」
父親
「やはり、ずっと監視していた方が良かった、そこで間違えた、いや、もしかしたら、“生まれてきたこと自体、、”
四季
「(聞きたくない、嫌だ、ごめんなさい、ごめんなさい)」
四季は強く目を瞑る、すると、耳が、何かで包まれた、優しくて暖かくて…
馨
「聞かなくていい…」
そう言いながら馨は四季の耳を塞いだ。
これ以上、彼の心が傷つけられないように…
父親
「おい、何を倒れている!あいつらを捕まえんか!!(蹴」
信者
「ア゛ァ(吐血」
倒れている人間を、踏みつけている父親、鈍い音や、血が飛び散る音…
怒りが上限に達したのか知らないが、父親はもう死んでいるであろう信者達に暴言を吐き続けている…
もう建物は倒壊しかけているのに、蹴る振動でよりそれの進みが早くなり、完全に崩れるのも時間の問題だろう…
唾切
「はやく行こう」
無陀野
「ああ、ヒョイ(姫抱」
四季
「…チラッ」
四季は無言のまま、父親と母親、倒れている人達を見つめた…
そして、
四季
「ごめんなさい…ボソ」
そう小さな声で呟いて、四季は目を閉じた…
紫苑
「寝たん、、だよな?」
そう問う紫苑の声色は、不安に染まっていた
すすで汚れた服から出ている肌には、青あざや切り傷、縄か何かで縛られた跡…
古いものから新しいもの、
こんな小さく弱い体に、これほどまでの傷があると、不安になるのも仕方がない…
無陀野
「大丈夫だ、息はしている」
京夜
「よかった…」
紫苑
「夢、見てるんかなぁ」
馨
「そうかもね、、、」
真澄
「夢、ね」
唾切
「どうか」
お終い!
変ですね…急展開だし、
そして同じ言葉で表現しちゃってて、飽きたりしちゃったらごめんね…
まぁ雑談?なんだけど、唾切達が探してた途中の、四季の部屋から見えるあの花畑のお花は、
花言葉が黒百合は呪いとかで、犬鬼灯は嘘つきや嘘、マリーゴールドは嫉妬だったり、インパチェンスは私に触れないで
とかが、怖い方の花言葉らしいんですね…
間違ってたらごめんなさいですけど…
それで、どの花かは皆さんで、あの、俺がこの花とかいうと季節感とか多分おかしくなってしまって、皆さんの解釈でおっけーです!
まぁどの花でも、呪いとかそういうのや、四季くんの自分についている嘘や親達の呪いがその炎にのみこまれて、崩れて消えていくっていうのが伝わってほしくて、お花の名前を入れました!!
煙は苦しくて、呼吸もしずらい、目も痛い…でも火は、触れないけれどどこか綺麗…
人を傷つけてしまうけど、安全に気をつければリラックス効果がある…
それが、リラックスではなく、縛りつける何かを燃やして放ってくれたら…
そんな感じです!伝わるかな、、?
長くなってごめんね、これからも急展開だし、強引な感じになるはずだから!
先に謝っておくね…
本当ごめん!!!!!(土下座
また次回!!