TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

それではどうぞ







🇷🇺…日本、起きろ。

🇯🇵ンー…。


辺りが暗くなり始めた6時過ぎ。

そんな今、俺の目の前の机で日本が寝ている。


🇷🇺風邪引くぞこんな所で。


俺がそう問いかけるも、日本は目を覚ます気配がない。

…まあそうだろう。日本はここ最近、仕事詰めだったからな。

そりゃあ疲れで寝てしまうのも仕方ない。


だが流石にそろそろ起きないといろいろ駄目だ。

それは俺の心臓も持たないという事を意味している。


🇷🇺はぁ…。


俺は大きな溜息を一つ溢した。


こんな可愛い顔して寝られたら、俺の理性が切れてしまう。

だがそんな情け無い理由で日本を汚すのはしたくない。


俺はクシャクシャと頭を掻く。


🇷🇺おい日本。そんなに寝るんだったら放って行くからな。


俺はそう言った。まあ寝ている奴に向かって言っても意味無いだろうと思ったが、一応最後に伝えた。


🇯🇵んぅ…それは嫌です…。


するとどうだろう。寝ていた日本が目を擦りながら身体を起こした。

聞こえていたようだった。


🇷🇺…じゃあ帰るぞ。


俺がクルリと背を向けると、ギュッと日本に手を握られた。


🇯🇵あの…抱っこして欲しいです…。


日本はそう口を開いた。

寝惚けてそう言ったのだろう。フニャっと笑みを溢した。

…だが俺にはその一連が与えたダメージが凄かった。


🇷🇺クソ…そんな顔で言われたら結構クるんだが…。


俺は日本を抱き上げ部屋を出た。




ふと視線を下にすると、日本はまた寝てしまっていた。


🇷🇺…ったく。こんなので家に帰れるのか…?


ブツブツと俺は愚痴ったが、正直この時間が嬉しかった。



🇷🇺…おやすみ。





俺は日本の額に口付けをして、また暗い廊下を歩き出した。







『終』


この作品はいかがでしたか?

836

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚