うちの子しかないよ
ルーレットくん、トラフィくん
今日は犯罪がなくていい日だ。
ムカつくくらいに晴々としている空を見上げながらつくづくそう思う。
「なあトラフィ〜」
「んだよ。」
「見回り変わってくんね?」
「はぁ、別にいいけど…俺の書類やっといて」
「ほーい」
刑務所本部を出た後暫く歩くと公園が見えてくる。
子供達がはしゃいで遊んでいる所を眺めながら悩みなんて無さそうだ。なんて捻くれた複雑な気持ちで見ていると、横から元気な声が聞こえて目を向ける。
「あの!」
「なんだい?」
「お巡りさんなの?」
「まぁ、」
「あのね、ぼく!しょうらいね、わるいひとを、やっつけたいんだよ!」
「おーそうか坊主。なれるぞ。きっと」
「うん!!」
子供とは話した事が少ししか無くて話し方が少し雑になる。
なんだか世界が回っている。
仕事、仕事、仕事…
そういえば、ここ一ヶ月休みなく深夜まで働いてたなぁ
仕事しないと
貧血か?
「わ、お巡りさんだいじょうぶ!?」
暗転
おまわりさん、たおれちゃった。
どうしよう……
とりあえず、おみずのませてねかせとこう
ルーレットくんのお膝の上で目が覚めるまで寝てたトラフィくんでした
コメント
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ぬ゛ぬ゛ぬ゛ぬ゛ぬ゛可゛愛゛い゛で゛す゛ね゛と゛て゛も゛... :DDDD