【人狼ゲームへようこそ】
【ここは君たちが何時もやっている、あもんぐあす、だっけ?を元に作った仮想空間。】
【あ、ゲームマスターです。】
【詳しいルールは後々説明するよ。】
ボイスチェンジャーを使っている、低いがらがらした声がぼんやりとした意識上に響く。
打ち付けられたように体が痛い。
重い体を起こして、周りを見渡す。
「‥皆、いる」
周りには、先程まで一緒に騒いで遊んでいたメンバーが全員いる。
ここはどこだろうか‥
「ぃでッ!?」
「ん”“っ…!!」
私と、今起きたのであろうガンマスさんの真上に、タブレット端末が落ちてくる。
いたい‥。
「あっ、めめさん…!!ここ、どこですかね?」
私に気付いたガンマスさんがこちらに駆け寄ってくる。
「動画投稿まだですか」と言いたいところだが、今はそんな状況ではない。
「さ、さぁ‥?」
「んー…ッたぁ!?」
「わぁっ‥」
寝転がっていたいえもんさんの腹部に思い切りタブレット端末が落ちる。
それきり腹部を抑えて、小刻みに震えて動かなくなってしまった。
「いえもんさーん!!」
「痛い‥」
マジで痛そう‥。
落とす所くらい考えてやれよ‥
それから全員が起きたようだが、何も起こらない。
皆、雑談し始めてしまった。
どぉんっ!
机を叩きつけたような大きな音が真っ白な部屋に木霊する。
各々肩をビクつかせたり、ひなにいさんに至ってはちょっと叫んでいた。
【んん”っ…聞こえる?聞こえるよね、話しまーす】
【今から君等には「リアル人狼ゲーム」をやってもらうよ〜。】
【役職はね、】
【インポスター2、マッドメイト1、ジャッカル2、クルー8、ヴァルチャー1、神1。】
【んで、インポスターにイビルゲッサーが一人、クルーに占い、霊媒、シェリフが一人ずつ。】
【でさ、ここは仮想空間なので痛覚切れるんだけど‥どうする?】
【んまぁ、キルしなきゃいけないし…切っといていいよね。】
【持ってるタブレットに役職を表示するから、全員確認できたらスタートしまーす。】
こちらがとやかく言う前にそそくさと逃げたようだ。
人狼ゲーム‥と言っても、いつも遊んでいるAmong Usのようだ。
タブレット端末が震える。
役職確認だ。
短いけど900文字行ったので許して‥!!
やっぱ旧バージョンの方が書きやすいですね。
視点はmmntmrさんです。
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