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👾side
👾「…好きなんやけど」
元々二人きりしかいないdiscordの空気が静まり返るのを感じた。
いつも通りを声色では作ろえたが、しろせんせーの手は小刻みに震えていた。ばくばくと自分の鼓動以外何も聞こえない。電話越しの彼に自身の緊張が伝わらないよう、手を強く握りしめた。
🍈「えっ、誰が?」
👾「俺が」
🍈「誰を?」
👾「キャメを」
この期に及んで天然かよ。
鈍感な発言をする彼に俺はどうもいたたまれない気持ちになる。逃げ出したい。
数分前の発言を今すぐ取り消したい。
いや、多分取り消したところで遅かれ早かれ俺はコイツに思いを伝えることになるとは思うが。
🍈「……せんせ‥。」
👾「おう‥」
こいつが言葉を選ぶように、ゆっくりと紡ぐことが俺にとっては数秒が数分にも思えた。
🍈「……誰の差し金さ」
👾「は?」
なんていった?
キャメロンは言葉を続ける。
🍈「いや、だって…!…ニキくんかりぃちょくんどっちの差し金さ!!」
俺の気持ちを知らずに早口でキャメロンは続ける。
涙ぐみそうになるのを避けるため唇を強くかみ締める。
こんな手酷い扱いを受けたにも関わらず、そんな所も愛おしいと感じてしまう自分に嫌気がさした。
もう、聞きたくない。
🍈「せんせーが、俺の事…すきとか…。」
恥じらうように言葉を続ける彼にドキリと胸が高鳴る。
👾「え、なにそれ。嫌やないの?気持ち悪いとか。」
🍈「…嫌とかいってない。」
ボソッとつけ加えた言葉に理解が追いつかない。
彼の一言一言に身震いができるほど嬉しくなる自分がいて。その事実がとても腹立たしい。
嬉しい気持ちを認めたくない一心で俺は声をはりあげた。
👾「こんっの、クソジジイ!!!!!」