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**みぅ🤍🥀** 第3話、読み終えたよ…。 “好き”って気持ちを自覚した湊くんの戸惑いと切なさが、すごくリアルで胸がぎゅっとなった。 文化祭の約束のあとの“避けてる?”のラインが特に刺さったな…。悠真くんが「嫌われるのが嫌」って言ったのも、ただの友情じゃない気がしてどきどきした。 続きが気になる…!(200字)
かくね
目が覚めた瞬間から、胸が重かった。
昨日、自分の気持ちを認めてしまったからだ。
好き。
その二文字を意識した途端、今まで普通にできていたことが全部難しくなった。
学校へ向かう足取りも重い。
教室に入る。
そして。
「おはよ、湊」
当たり前のように悠真が笑った。
「……おはよう」
心臓が痛い。
好きな人に挨拶されるだけでこんなになるなんて知らなかった。
◇
昼休み。
僕は屋上へ逃げていた。
風が強い。
一人になりたかった。
好きだと自覚してしまった今、悠真の隣にいるだけで苦しい。
叶うはずがない。
男同士だし。
悠真は人気者だし。
自分なんか。
「いた」
声がした。
振り返る。
悠真だった。
「なんでここ分かったの」
「勘」
そう言って隣に座る。
近い。
近すぎる。
「最近変じゃない?」
「変じゃない」
「変だよ」
即答された。
悠真はじっとこちらを見る。
その視線から逃げるように空を見上げた。
青空だった。
「何かあった?」
「ない」
「嘘」
「……」
「俺に言えないこと?」
優しい声だった。
だから余計に辛い。
言えるわけがない。
お前が好きなんだなんて。
◇
その日の放課後。
写真部の活動を終えた僕は、一人で帰ろうとしていた。
だが校門で呼び止められる。
「湊!」
悠真だ。
「帰るぞ」
「部活は?」
「今日は早く終わった」
当然のように並んで歩き始める。
夕日が街を赤く染めていた。
「そういえば」
悠真が言った。
「来週の文化祭」
「うん」
「一緒に回らない?」
僕は足を止めた。
文化祭。
友達同士や恋人同士で回る人が多いイベント。
「俺と?」
「他に誰がいるんだよ」
笑う。
その笑顔が眩しい。
「嫌?」
「嫌じゃない」
むしろ。
嬉しい。
嬉しすぎる。
「じゃあ決まり」
悠真は満足そうに頷いた。
◇
夜。
湊はベッドの上で天井を見ていた。
文化祭。
一緒に回る。
その事実だけで眠れない。
だが同時に怖かった。
期待してしまうから。
勘違いしそうになるから。
スマホが震えた。
メッセージ。
送り主は悠真。
『起きてる?』
湊は慌てて返信する。
『起きてる』
すぐ既読が付く。
『よかった』
その後しばらく通知が止まった。
何だろうと思っていると。
『湊さ』
『最近避けてる?』
心臓が止まりそうになった。
画面を見つめる。
指が動かない。
数分後。
『そんなことない』
そう返した。
既読。
しばらくして返信が来る。
『ならいい』
その一文だけ。
なのに。
なぜか寂しそうに見えた。
◇
翌日。
授業が終わった後だった。
廊下を歩いていると、女子たちの話し声が聞こえた。
「悠真くん告白されたらしいよ」
「また?」
「すごいよね」
足が止まる。
聞きたくないのに。
耳が勝手に拾う。
「返事どうしたんだろ」
「付き合ったのかな?」
胸が苦しくなった。
呼吸が浅くなる。
その時。
「湊?」
振り返る。
悠真だった。
いつもの笑顔。
でも。
その笑顔が急に遠く感じた。
「どうした?」
「……別に」
僕は目を逸らす。
怖かった。
もし本当に彼女ができたら。
今みたいな時間は終わるのだろうか。
隣を歩けなくなるのだろうか。
考えたくなかった。
だが。
悠真は不思議そうにこちらを見た後、小さく眉を下げた。
「なあ」
「?」
「俺、お前に嫌われるのだけは嫌なんだけど」
その言葉に。
僕の胸は大きく揺れた。
好きな人から言われるには、あまりにも特別な一言だった。
しかし。
その意味を知るのは、まだ少し先の話――。
やっ
終わり