「……………」
考え過ぎ…か。…けどさ、今の僕とホバの雰囲気じゃとてもじゃないがキスなんて出来ない。だからメンバーに話をしたのに……ひたすら押して上手くいくならそうするよ。でも、ホバは違うでしょ?そう簡単にはいかないんだよ。だからまずは二人きりの時間を作って土台を固めようと思ったのに……でも、やっぱりキスはしたい。
「うーん………」
「…ジンヒョン、どうしました?」
「うぉ!?……ビックリした……いつからいたの?」
「いつから……ずっといましたけど……?」
悶々と考えていると、突然隣から声が聞こえて肩が跳ねる。反射的に見ると、ホバが珈琲片手に首を傾げながらこちらを向いていた。……可愛い顔してるよな……二重で垂れ目、人形みたいな尖った鼻、ハートの口…ホクロもたまんない。
「……僕の顔に何かついてます?」
「……うーん……別に?ただ、綺麗な顔してるな〜って思ってさ」
「………それ、そっくりそのまま返します」
「やぁー、僕の顔が綺麗でワールドワイドなのは当たり前だろ?」
「……そうですね。…で?さっきから何をそんなに悩んでるんです?」
「え?あー………うーん………」
つい、褒められて本題を忘れてしまっていたが、そうだった。…でもな…お前とキスしたいなんて、とてもじゃないが言えない。きっと、疑問で返されるか、さらっと流されるかのどっちかだろう。聞いてくれるのは嬉しいけど、これは言えないな。
「…今日の夕飯どうしようかなって」
「……夕飯……ヒョンが作る物は、何だって美味しいですよ?」
「やぁー、ありがとうね。嬉しい事言ってくれるじゃないか〜」
「………僕も手伝います」
「んー?良いよ、のんびり作るから」
「……手伝ったら、迷惑です?」
「そんな事ないよ。だけど、今度で大丈夫」
「………分かりました…じゃあ、先にお風呂入っちゃいますね……」
「うんうん、入っておいで」
…今更だけど、キスするって、物凄く高い目標じゃない?だって、あいつらを跳ね除けて、二人きりの時間を作って、もっとスキンシップを取るようになって、からのキスじゃん。なのに、今の僕たちは付き合う前と何も変わらない。……やばい、気が遠くなってきた……
「はぁぁー………」
「………ヒョン、本当に大丈夫?」
「……ん、大丈夫。ほら、グガとかが嗅ぎつけてくる前に入っておいで」
「………はい」
二人きりの時間か……メンバーに言ったは良いけど、肝心の二人が非協力的だし……駄目だ、頭痛くなってきた。……ご飯作ろう……
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これからも、少しずつ更新していきたいと思いますので、宜しくお願いします。
コメント
2件
2人可愛すぎる……🤦♀️🤦♀️やっぱり初めては緊張して出来ないよね…🥹🥹けどそこも可愛いし、ホソクさんをよーく見てるジンヒョンが尊過ぎる…🙄💗 次回も楽しみに待ってます!自分のペースで頑張って下さい!!💪