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視線

1 - 第1話

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2024年04月07日

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誰かに見られている。

アイドルなんだから誰かは見ているだろう。

それとは異なる視線。

1か月近く前から気になっていた。

どこにいても感じる視線。

ファンの方が入って来れないような場所でも感じる視線。

渡辺は重いため息を吐く。

目的は何だ?

どこで見てるか分からない。

誰かも分からない。

そして、恋人である目黒と距離を取っている。

最近は目黒の家にも行かない。

どこにあの視線があるか分からない。

渡辺は出来るだけ家にいる。

外に出ることをしなくなった。


目黒ー翔太くん、思い当たることは?

渡辺ーないわ。

目黒ーずっと?

渡辺ーそう、ずっと。

目黒ーそれスノの現場でも?

渡辺ーまさかと思ったが感じる。


どんな現場でも感じる視線。

気味が悪い。

何をされたわけではない。

だから、警察に頼むわけにもいかない。

ただ、渡辺が嫌な思いをするだけだ。

相手の目的が渡辺を苦しめることにあるなら充分目的を達成している。


渡辺ーもう嫌!

目黒ー落ち着いて。

岩本ーこの現場でも感じるとは。

佐久間ー怖いね。

阿部ー誰なんだろ?

ラウー大丈夫?

渡辺ーもう家にいたい。

深澤ースタッフかな?

宮舘ー誰も信じられないんじゃない?

渡辺ーここのスタッフは信じたい。


渡辺は些か疲れた顔をしている。

食事も満足に食べていない。

夜もあまり寝られない。

目黒がいれば、「大丈夫」と抱きしめてくれるはず。

その、目黒とも会っていない。

電話の声だけじゃあ安心出来ない。

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