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まぜ視点
「 親代わりとか 馬鹿馬鹿しい 」
「 正直 そーゆーの 迷惑だし ? 」
「 今更なんだよ 、ばーか 」
… 状況が 掴めない 。
あっきぃから「 雰囲気がピリピリしてる 助けて 」という メッセージが来て 、急いで 屋上に来て ドアを開けてみると この状況だ 。
あの優しくて 温厚な師匠が … ?
今 、” ばーか “ と 言った … ?
しかも 、馬鹿じゃなくて ” ばーか “ って言い方 かわいすぎんだろ … じゃなくて !!
どう話掛けるべきなのか …
地面に座って 涙目で 師匠を見上げる あっきぃと 、
ころんくんに 手を伸ばした状態で 時が止まった ななもりさんと 、
後ろで「 お前 、やりやがったな … ? 」って 怖い顔をしている さとみくんとジェルくん …
当の本人は 後ろの人たちに 目もくれず 、涙目のあっきぃに あせあせしている 。
この状態を カオスというのか … ?
『 し 、しょぉ ? 』
『 ごめん !! 怖がらせちゃった ?!? 』
『 ぇと 、お腹空いた !?? 』
『 ご飯 食べよ !?!? 』
慰めるというか 、もはや ゴリ押しの状態である 。
そろそろ 助け船を出してあげよう
「 師匠 、うちのあっきぃ 泣かせてんすか ? 」
『 まぜち !! 』
「 遅いっすよ 、俺 めっちゃ腹減ってるんですけど … 」
『 そうだよね ! ご飯食べよ !! 』
『 ほら ! あっきぃが 僕の弁当食べてみたいって 言ってたから 、 』
僕 頑張って お弁当作ってきたし !! 』
「 ぇ 師匠 。まぢで作ったんすか ?? 」
『 そりゃ 、あんなに 弄られたら 作りますよ … 』
「 出た 笑 負けず嫌いな師匠 笑 」
『 僕 頑張ったんだから !! 』と 、胸を張る 師匠 。
さっきまで 驚いて涙目だった あっきぃは 喋らないものの 目をきらきらと輝かせている
『 中庭 行こ !! 』
「 あっきぃ 立てる ?? 」
『 ありがと 、まぜち 』
手を差し出すと 笑顔で手を取るあっきぃ
そのまま 手を繋いで 屋上を出る
手の繋ぎ方を 恋人繋ぎに変えると 気付いたようで 顔を真っ赤に染める あっきぃ
『 お二人の世界に入らないで 貰っていいですか ~ ? 』
前に居ると思っていた ころんくんが後ろから 茶化すように近寄ってきた 。
驚いて 振り向いた時 、瞳が潤んでいるように見えたのは 気のせいなのだろうか 。
また 、あっきぃは 驚いただけで 涙目になるような 怖がりだっただろうか 。
少し引っ掛かったが 、俺は 気にしないことにした 。