やっちゃったな
あっきぃを泣かせちゃったな
あの人 怒ってるかな 、
もしかしたら セコム付いてるかもな
なんて 、考えていると 隣から声が聞こえる
『 師匠 ? 』
「 … どうしたの ? 」
『 話聞いてました ? 』
「 あー ごめん 、聞いてなかったや 笑 」
そうだった
隣には 僕のペースに合わせて 歩いている 一つ年上の彼がいる
心配を掛けないように 気を引き締めないと …
ニヤニヤしながら『 顔強ばってますよ 』と 僕の顔を引っ張って遊ぶ
『 師匠は 顔に出やすいからなー 笑 』
『 どうせ お昼の出来事とか 考えてたんでしょ 』
「 … 正解 」
『 師匠 、放課後デートしません ? 』なんて 言いながら 、答えを聞く前に 腕を引かれる 。
きっと 答えを聞くつもりは無いのだろうし 、答えるまでもない 。
君はズルいよ
そして 僕もズルい人間だよ
二人の優しさにつけ込んで 、いつまでも逃げるんだ 。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!