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ありがとう、夢の君へ

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ありがとう、夢の君へ

1 - ありがとう、夢の君へ

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2025年08月27日

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最初の禰豆子鬼化が童猗窩の猗窩座暴走だったらどうなるかなIfです!

⚠️

かなり重めの内容となっております。

それでもよい、切ない童猗窩が見たい方はどうぞ!

作業曲:なとり プロポーズ

竈門炭治郎の歌

LABUBU之唄(ラブブの歌)




冬の雪山の道で、白橡色の髪をした鬼が瀕死で唸っている梅色の髪をした鬼を背負っている。

「あ゛う…」「もう少しで寺院に着くから」

「…」「ごめんな猗窩座殿、俺がもう少し早く着いていたらこんなにならなかったのに」

猗窩座は毒に侵されていた。それでも必死にまだ生きていた。

「がぁ…あ゛あ゛…」

猗窩座の様子がおかしい。爪が鋭くなり、筋肉美を保っていた18歳位の見た目の肉体が一気に20歳位の大人の身体になってゆく。

「ど、どうしたの…?体勢きつい…?」

「うがぁぁぁあ!」

「猗窩座殿…?」

ドサッ!!と音がなり猗窩座が馬乗りになる。

「どうして襲いかかろうとするの!?ねえどうしちゃったの!?」

聞く耳を持たず、猗窩座は口を開けて童磨を喰おうとする。

「ねえ!耐えてよ!!!頑張ってよ!!!こんなの…こんなの可笑しいよ!」

「がゔぁっ!がぁあ゛!」

咄嗟に持っていた扇子を咥えさせる。

「俺たち何時も一緒だったじゃないか!思い出してよ…!元の優しい猗窩座殿に戻ってよ!」

「が…あ…」

猗窩座の脳裏に、童磨とのやさしく楽しかった記憶が戻る。

殴ったあと、いい拳だなどと頭を撫でてきた記憶。

ふたりで花火を見に行き、猗窩座が泣いてしまった記憶。

その後泣き止ませてもらってふたりで寝た記憶。

寺院で酒風呂をした記憶。

月を見ながら稀血を酌み交わした夜。

その全てが絡み合い、宝石のように、氷のように輝き出す。

「童磨…」

「猗窩座殿!治っ、た…」

「ごめ…ん…あり…がと…大好き…」力無く微笑む。「猗窩座殿?え…?死、死なないでよ!」

「忘れ…ないで…」

「ダメだよ!!!お願い!!!神様…信じるから…猗窩座殿を…!」

その願いは叶わず、猗窩座は少年のように縮み、目を閉じた。

「嘘…でしょ…」




その日の無限城で、上弦会議が開かれた。

「猗窩座が眠りについてしまった」

無惨が口を開く。

「恐らくこの睡眠薬を分解するには三千年以上かかる」

「…!」童磨が絶望した表情になる。

「残念だ、猗窩座は私の気に入りの鬼だった」

「無惨様」童磨が黒く、光の無い眼で無惨を見つめる。

「お願いします、猗窩座殿を俺の側に置かせてください」

「何故口答えをする?」

「オネ…ガイ…オネガイ…オネガイ…オネガイ…オネガイ…オネガイ…オネガイオネガイオネガイオネガイ」

無惨の顔から血の気が引く。

童磨は生気の無い虚ろな眼でお願い、お願いと繰り返す。

(童磨まで壊れてしまっては困る、仕方ないか…)

もうとっくに童磨の心は壊れているのに、そのような考えしか頭に浮かばない。

「…いいだろう」そう言ってしまったのが、いけなかった。

童磨はいつも眠る猗窩座の髪をとかし、自分の容姿など気にせずにずっと猗窩座の世話をしている。「あは…あはは…」

二十年も人間を殆ど食べなかった童磨は、痩せ細りやつれていた。其処に、無惨が入ってくる。

「もう猗窩座は起きないだろう。今日も血を採ってみたが、薬の効力が高まっている」「おまえも任務をこな…」

「やだやだやだやだやだやだやだやだ」「ヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ」

また、壊れた機械の様に言葉を繰り返す。

「もうおまえも眠らせてやろう」「楽に、なりたいだろう?」

「は、い…」

そう口にしたとたん、無惨の触手が童磨の頸に落ち、猗窩座と同じ夢を、世界を永遠に見るようになった。

今日もふたりで、幸せの眠りについていた。







現代。最近は皆月や火星で生活し、純粋な人間は山本愈史郎という特殊な体質を持った男のみだった。皆宇宙人とのハーフだ。

そのなかで、1つ目を引くものがあった。鬼、という生き物だった。

人間のような見た目をしているのに、牙や鋭い爪が生えていて、容姿は端麗だ。ずっと眠っており、現存する鬼は二体のみ。

とっくの昔に鬼殺隊という団体が倒しきっていた。愈史郎が二体を発見したときには、眼に上弦の参という文字のはいった鬼は容姿がきれいだったが、片目が真っ黒で弐とだけ入った鬼は身がぼろぼろで、やつれていた。

二週間後に栄養を注入すると現在のような妖精のようなかわいらしい顔立ちになったという。

そしてとある日。

鬼二体が目を覚ました。

「…?」「猗、窩座…殿…」ふたりは月のクレーターの中で、大正の記憶のまま起きた。

「ど、何処だここは!?」

「猗窩座殿!起きた!!!あぁ、やっと…。」

「え、童磨…片目、黒い…」

「え?」「あ!そっか…俺、正気じゃなかったなあ、二十年間」

ズッ、と音がして真っ黒な眼が虹色に変化し、上弦の文字が入る。

「でも、他の上弦どもは!?」「きっとみんな倒されちゃったんだよ」

「無惨様は…?」

「あーーっ!研究室長!!!鬼が目を覚ましました!!!」「なんだって!」

「…は?」「誰だろうね…?」

「愈史郎様呼んでこい!!!」パタパタと、見覚えのある青年が走ってくる。

「弐の眼が復旧しているな。上弦だったのか…」

「…おい。闘気でわかるぞ、おまえも鬼だろ」「っ…!」

「ああ、ケンキューイン?ってやつは何処かにいったぞ」

「あ、そうだ!いまはいつか教えておくれ」

「二千七百年だ」「もうそんなに寝てたんだね…俺たち…」

少し哀しい顔をする。

「上弦と鬼舞辻無惨は我々鬼殺隊が討伐した。無惨の支配が解けていたため、お前らは消えなかったというわけだ」

「…もう人は喰えないのかな?」「皆宇宙人みたいなものだ、おそらく不味くて喰えん」

「俺たちは太陽を克服したから生きたということだな?」「いや、違う。無限城の跡地は日がずっと当たらない。立地が悪ければ崩れて消滅していただろう」

「…そうか」

「だから、いなくなってしまった皆の分も生きなくちゃね」

「そうだな」

「…珠世様…私は、この鬼どもと共に生きます。もっと貴方の絵を描き、貴方の為に研究をします。

世界が滅びるその日まで…。」













おかえりなさぁーい!!!

今回ハードでヘビーなやつ書きました!あ、うちの猗窩座くんと童磨くんならこちらにいますよ☆

それでは呼んでみましょう☆はい大きな声で!!!

猗窩座クェゥーン!?

「なんだ、呼び方がキモいぞ」んもうっ!冷たいなあっ!童磨くんなら許してくれそう…

童磨クェゥーン!?

「何」え、冷た。どして?

「…猗窩座殿が半永久的に眠りにつくとか本気でぶち56すよ?なんならいまから凍らせてやっても構わないのに…。」

ご、ゴメンチャイ…「そうだな、満虹(詳しくは主の別作品を見てね)でねっとりしてる濃ゆーーーいやつ書いてくれるなら許してあげる…」

ヤバイヤバイ怒気放ってるよ…喜んで書かせていただきます…

「やめろ!!!俺ぐちゃぐちゃにされたくない!!!滅式撃つぞ!?」

…どうしよ…もういいや!どちらの攻撃も受けます!!!

「「じゃあ宜しく~☆」」

推しに56されるとか本望すぎて…シ・ア・ワ・セ♥️(((キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ!!!

フォロワー増えるといいな、あとチャットノベル版もかこかなー☺


それではGood-bye(枯声)

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