この作品はいかがでしたか?
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十年後の僕
桃「よ〜しっ!遊び行くぞ〜!」
十年後の君
青「はいはい、w はしゃぎすぎw」
ありきたりの日常
夢の隣に誰かいますか?
笑っていてくれるといいな
桃「えへっ」
紙に連ねた
死ぬまでに
したいこと全部
桃「うーん…りうらにもっと歌い手のこと教えたいし〜、もっと遊びたいし〜、運動もしたいし〜…」
君は叶えてくれると言う
青「しゃあないなぁw ないこが出来ん分は俺がやってやるからな!」
一つ一つを噛みしめるように
桃「ほんとほんとっ!?じゃあも〜っと追加しちゃお〜!えへへ」
青「もーう、w」
綴っていった 思い出フィルム
夜中抜け出し学校へ
桃「あーあ、病院飽きちゃった!学校行こうよ!」
青「はっ?調子悪くなるで…」
桃「だーいじょぶ!最近調子いいもんっ!ねっ!いいでしょいいでしょ?」
青「はぁ、なら…きつくなったらすぐ言うんやで?」
桃「はーい!じゃ、行こいこ!」
青「もー、ないこは人を転がすの上手いよなぁ、w」
桃「ちょっと言い方言い方w」
誰もいない教室で
桃「あ、そうだ!まろ勉強教えるの上手だし、先生みたいに授業してよ!」
青「えっ?急やな〜w ま、やってみるか〜!」
桃「やったやったー!If先生!!」
青「なんか照れくさいな、w」
桃「いいじゃんっ、まろ、教師似合ってるよ〜!」
何気ないくだらない
この時間大切で
涙こらえてた
桃「もう、終わっちゃうのかな…」
短い 線香花火
落ちるまで その輝き 楽しんでよ
幼少期赤「お兄ちゃんお兄ちゃん!!もっと歌、たくさん歌って〜!」
桃「お、いいよ!何歌って欲しい〜?」
幼少期赤「えっとね〜、これとかこれとか!」
桃「いいね〜!じゃあ、行くよ〜!」
幼少期赤「うんっ!」
儚い 線香花火
落ちるまで 精一杯 夜を照らす
桃「まろ〜、ちょっとしんどいかも…」
青「えっ、ほんま!?大丈夫か!?涙拭くで!?お医者さん呼ぶ!?」
桃「んーん、大丈夫。まろ、ここにいて…」
青「…ん。」
桃「あり、がとっ…」
青「あーあー、泣かんとって…」
怖くない
紙に連ねた したいこと半分
君が付き合ってくれたから
桃「北海道旅行行きたい〜!」
青「あ〜、まぁ色々頑張れば行けるで!」
桃「ほんとにっ!?行きたい!」
青「じゃあ、俺と約束な。無理はしないこと。俺から離れないこと。きつくなったらすぐ言うこと。OK?」
桃「うん!わかった!楽しみだな〜!」
悲しい知らせも 受け止められた
お医者さん「ないこさんは…もう、長くないです。」
桃母「そんな…嘘でしょ…」
桃「…そうなんですね、わかりました。」
君に託そう 思い出フィルム
桃「ってことだからさぁ、まろ、頼んだよ!w」
青「…うん、絶対叶えてやる。」
命かけて 人助けして
幼少期水「うわぁぁぁん!!怖かったよぉ!!」
桃「あーあー、よしよーし、溺れちゃうの、初めてだったのかな?」
幼少期水「うっ…お兄さんありがとぉ…」
桃「あっははw 大丈夫ー!無事でよかった!」
ずぶ濡れになって笑えてる
やり遂げた瞬間を
誇らしく自慢して
桃「ねぇね!りうら!今日ね、俺、溺れてた子を助けたの!」
幼少期赤「そうなの!?お兄ちゃんさすが〜!すごいね!」
桃「でしょ!?りうらも、人を助けられるような人になるんだよ〜w」
幼少期赤「はーい!お兄ちゃん見習っちゃう!」
桃「わっ、嬉しいな〜!」
夢を語ったね
短い 蛍の命
消えるまで その光を 楽しんでよ
桃「りーうらっ!動画投稿はね、このサイト開いて〜、このボタン押して〜…」
赤「わぁ!りうらも出来たっ!すごいすごーい!」
桃「りうらも歌い手活動頑張ってねー!」
赤「もちろん!だって、りうらの将来の夢だし!」
美しい 蛍の命
消えるまで 精一杯 夏を照らす
青「ないこ、調子はどう?大丈夫?」
桃「うん!まろのお陰で平気だよ〜!」
青「そっか、よかった、w」
桃「もーう、心配しすぎなのー!親かって!w」
ありがとう
短い 線香花火
落ちるまで その輝き 楽しんでよ
お医者さん「ないこさんの容態が急激に悪化しました!大変です!至急集まってください!」
儚い 線香花火
お医者さん「Ifさんは、ここにいてください!!」
落ちるまで 精一杯 夜を照らす
青「お願い、ないこ、死なんとって…」
短い 蛍の命
お医者さん「ないこさん!ないこさん!」
消えるまで その光を 楽しんでよ
幼少期赤「おにい、ちゃん…?やだっ、やだよ…」
美しい 蛍の命
桃母「お願い、ないこっ…」
消えるまで 精一杯 夏を照らす
青「死ぬなよっ、まだやり残したことたくさんあるやろ!?」
桃「あり、がとう」
コメント
3件
わぁ〜っ!今回は線香花火だ!青君と明智先生が凄いイメージピッタリでめっちゃ感動した〜(´இωஇ`) 頭の中で曲流れてた…