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『にじさんじ保存計画』
それは、にじさんじライバーを、もしもの事態に復活させる計画の事である。先輩方がはるか昔にやっていたが、何者かが邪魔をし断念した事もあり計画自体忘れられていたが、ある者が計画書を見つけ、協力者を集め復活させようとしているらしい…。
ピコン
魁星「あ〜、ごめん。用事出来たわ」
星導「うーん、散歩行ってきますね〜」
ミラン「ふふっ♪」
ミラン・ケストレル宅
ミラン「ふふっ、久しぶり…ではありませんね」
魁星「いつ来ても慣れませんわ、このメンツ」
星導「出来るだけ手っ取り早くお願いしますよ」
ミラン「そんなに焦らせないでください、ゆっくり話しましょ♪」
魁星「このメンツ…例の話っすか」
ミラン「そうです♪」
星導「え?前の会議でしばらくその話しないって言ってたじゃん」
ミラン「そうですね…しかし」
ミランがゆっくり立ち上がり2人に囁くように耳元で告げる。
「どうやら、私達の計画に気づいた者が居るみたいでね…」
魁星と星導が目を見開き息を飲む
「は…ははっ、じょ、冗談ですよ…ね?」
「そ、そうですよ!!一体誰が」
バレる訳ない、最初は皆そう思っていた。
しかし、数日後とある事件が起こる
(計画に気づき、俺達を狙っている奴が居る?)
「な〜、最近お前、おかしくね?」
学校に着き椅子にすわった俺に、立ち塞がるように現れる2人。北見とネスだ。
「急に何や」
睨みつけるような目つきで俺を見つめる。
「お前ら…怖」
いつもと違う2人を見て、冷や汗が頬を伝ったその時、北見が
「まあ、言いたくない事もあるだろ」
「魁にも隠し事の1つや2つあるって事だろ。無理に引き出そうとして…すまない」
謝りだした。
「は?なんでお前が謝るんだよ」
俺がそう言うと、ネスは溜息をつきながら
「やっぱり、お前…いや何でもない」
気まずくなり俺はその日から2人とは距離を置くようになった。
学校にいる間も、仕事をしている間も、ライバー活動している間も、ずっと2人のことが忘れられない。
「…俺が悪いみたいやんか」
はっ、と我に戻り配信をつける。
配信が無事終わり、スマホを見る。
ネスからだ。
ネ『北見がごめんな』
カ『大丈夫、俺が悪いし』
ネ『最近どうした?何かあった?』
カ『いや、大丈夫』
ネ『何かあったら連絡しろよ』
ネ『心配だし、お前は仲間だからな!!』
LINEを返信しているだけ
それだけなのに
謝らなきゃ、その気持ちが込み上げいつの間にか泣いていた。
その時、ミランから電話が来た。
一言。
ミランは相当焦ってるみたいだ。
俺はミランが居るであろう研究室へ向かった。
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