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・1話に1000文字程度。
・基本的に文しかない。
・赤葦視点と夢主視点が入れ替わりながら進んでいく。
・セリフよりも様子を表す言葉が圧倒的に多い。
・夢主の名前は〇〇となっている。
⚠️夢主の外見・性格を表す描写あり。
⚠️文多すぎるの苦手な人、漢字苦手な人は、バックでお願いします!
⚠️初投稿なので、誤字脱字などは甘く見てください…!!
上記の内容全部OKだよって人のみお進み下さい!
ああ、スターだけでなく、太陽まで見つけてしまうとは。
俺の人生は宇宙か何かなんだろうか。
そう思いながらも、俺は…彼らの輝きを支え、彼女らの眩さに焦がれるしか無いのだろう。
俺が2年になる年の春、男子バレー部の見学に来たその人は、俺の目には少し衝撃的に映った。
その人はひどく大人っぽく見え、独特なオーラというか、軽い威圧感を放つ程の美人だった。
それでいて、気弱そうな雰囲気を醸し出し、個性的な印象を与えた。
そんな“女性”が“男子バレー部”に何の用だろう。考えられる可能性は…マネージャー、と言ったところだろうか。
いくらジェンダーレスを謳う世の中でも、スポーツや、身体的なパワーにおいて、完全に男女を分けないというのは難しい。
それに、この学校には女子バレー部がある。
それなのにここへ来るということは、そういう事なのだろう。
取り敢えず、見学者を迎え入れよう。そう考え、入口の前へ…その人の前へ、歩み出た。
「初めまして。俺は赤葦京治です。…見学に来たのかな?」
私は今、体育館に入れずにいる。
男子バレー部に女の子が、それもひとりで来るなんて、やっぱり変なのでは…??なんて考え、入口付近でウロウロしていると、誰かに声を掛けられた。
驚いて少々体をビクつかせてしまい、ビビりなことを露呈しているようで恥ずかしくなったが、黙っている訳にもいかないので、すぐに切り替えることにした。
私は、顔を上げ、自己紹介をしようと思ったが、声が出なくなってしまった。
…イケメン…
こんなこと考えている場合ではないのはわかっているが、口をパクパクさせることしか出来ない。
だって、かっこよすぎる。え、意味がわからない。国宝級だなこりゃ。
何を隠そう私は美しいものが好きだ。それは単なる“物”に対する、可愛いや綺麗ということだけではなく、“風景”や“価値観”など、形の無いもの、人間に対する“イケメン”や“美女”にもあたる。
そんな私は軽くパニックに陥っていた。
すると、彼がふと、笑みを零した。
「そんなに1人で百面相してどうしたんですか。そこまで緊張しなくて平気ですよ。」
不思議。そう思った。
彼の笑顔で緊張が解けた 。
普通はこういうとき、心臓が跳ね、更に情緒が乱れる。なのに、なぜなんだろう…
まあ、そんなことは今置いといて。
「私、〇〇 〇〇って言います!こちらこそよろしくお願いいたします…!!」
できるだけ、いつも通りに。明るい挨拶をした。