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ク「…くっ…」
しくじった……。まさか背後にワープしてきたなんて…
ぺ「クロノアさん!!」
ク「ぺいんと!ダメだ!逃げて!!」
俺のせいで……ぺいんとまで…!!
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ト「次のターゲットは、ここ。今巷で有名な発明家の家です」
し「発明家?確かに色んな機械とかありそうですけど…」
ト「今回俺達が狙うのは……金庫にある、ジュエルプリズムってお宝です」
ぺ「じゅえ……プリ?」
ク「ジュエルプリズムね。確か、元々は一国の王子が持ってたんだっけ」
ト「クロノアさん正解!」
ク「いぇーい!」
し「いつの間にクイズ番組になってんの!!」
ト「まぁ冗談はさておき……。このジュエルプリズム、最近この発明家が、発明品の対価に王子から貰ったそうなんですが…。なんでもこのジュエルプリズムってお宝は相当価値があって……売ると4桁にもなるって」
ぺいんと「4桁〜!?ショッボ!!」
し「なんでそれ溜めて言ったんですか!!」
ク「……トラゾー、それ下に0いくつついてる?」
ト「え?…あ!5個、0は下に5つあります!」
ク「……てことは…え!?1億!?」
し・ぺ「1億ぅぅ!?」
し「よっしゃー!!頑張っちゃいましょ!」
ぺ「うぉぉ!ジュエプリが俺を呼んでいる!!」
ト「略すな略すな!!」
ク「ははははは!」
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その後は本当に大変だった
し「えぇ!?あの警備員、今急に出てきましたよね!?」
ぺ「急に…そうか、ワープか!!」
警備員に取り付けられたワープ装置が、俺達の任務に苦戦を強いてきた
突然現れる警備員
何よりも厄介だったのは、屋敷中をうろつく機械達
防犯機能が高くて、何度足止めを食らったことか……
ただ、俺達は天下のPKST団
苦戦は強いられたものの、お宝を盗む事に成功
ただ……
ク「……よし、あとは戻るだけだね!お宝はトラゾーが持って……しにがみくんがジャミングでサポート。いざとなれば逆の立場になって、トラゾーがパワープレイ……だったよね?」
ト「そうです!しにがみさ〜ん、頼みますよ〜?」
し「この人なら腕力でいけるんじゃないのかい???」
ぺ「ほら、行け行けー!俺達後で追いつくから!」
そう言って、2人を先に行かせた
ただ、そこからが地獄の始まりだった
ク「よし、俺達もそろそろ……」
ぺ「!!クロノアさん!!後ろ!!」
ク「えっ……?」
パシュン!!
ク「ぐっ…」
俺は、後ろから現れた機械によって撃たれた
ぺ「クロノアさん!」
ク「ぺいんと!ダメだ!!逃げて!!」
このままじゃぺいんとまで捕まる……
そんなのダメだ!!
ぺいんとにはオンマイウェイがある
それを使えばぺいんとだけは逃げ切れる……
ク「ここで俺達が捕まったら、2人が心配して戻るかもしれない!そしたら詰むよ!?急いで逃げて!ぺいんとにはまだ逃げれる方法があるでしょ!」
ぺ「でも!クロノアさんを置いて逃げるなんて、出来ないでしょ!!」
ク「それでもやらなきゃ!!ぺいんとは2人の頑張りを無駄にするの!?そんなの絶対ダメだよ!!俺はさっき撃たれた傷のせいで動けない……、ぺいんとなら分かるでしょ!?この先どうすればいいか!」
ぺ「……っ!クロノアさん……!……わかりました」
ク「…よかった……。ぺいんと、2人をお願いね」
あぁ……短い人生だったなぁ
3人でも仲良くやるんだよ?
俺、少しでも頼れるリーダーになれてたかな?
分かんないけど……でも、
すっごく楽しかったな
ぺ「クロノアさん…失礼しまぁぁす!!」
ク「はっ!?ぺ、ぺいんと!?何してるの!降ろして!ぺいんとだけでも逃げて!!」
ぺ「そんなの出来ないって言ったでしょ!!それに、俺らは4人でPKST団!クロノアさんがいなくなっちゃったら、それこそ俺らは終わりですよ!!」
ク「でも!俺は怪我してる!!このままじゃ足でまといだよ!!」
ぺ「俺のオンマイウェイがあるでしょ!!それなら人1人担いで逃げれる!俺は絶ッ対!!仲間を離したりなんてしませんから!!」
そう言いながらポロポロ涙を流すぺいんとを見てハッとした
ク「ぺいんと…なんで泣いてるの?俺、俺は……そんな顔させたくて言ったわけじゃなくてね?」
ぺ「クロノアさんがそういうつもりじゃなくても!!俺は……俺は……冗談でも、優しさでも……仲間を置いていくなんて……絶対に言って欲しくないんですよ!!ずっと4人で生きてきたから!離れたくない!離したくないんですよ!!」
ク「……っ!」
4人で……生きてきた
ほんとにそうだ
俺達は、辛い事があっても、悲しい事が降り注いでも、ずっと支えあってきた
そうだった
そうだったんだ
それなのに俺は……その4人を……切り離そうとして……
もう、悩む意味なんてない
ク「ごめん、ぺいんと……。逃げるからには、ありったけのスピードでお願いね?」
ぺ「クロノアさん……!!……分かってますって!しっかり捕まっててくださいよ!!」
こうして、ぺいんとのオンマイウェイのおかげで、俺達は逃げ切ることが出来た
ちなみに、この一連の言い争いはぺいんとが2人に報告して俺は手当中も手当後もずっと怒られちゃいました!
しにがみくんもトラゾーも怖かったな……
でも、ぺいんとみたいにボロボロ泣かれちゃうのは流石に効いた
もう、仲間にあんな顔させない為にも
ク「強くならなくちゃね」
《クロノア、ぺいんと》
〖離さない ハッピーエンド〗