ぁ、ちょー好き

渡辺ー康二が可愛いんだって。

宮舘ー面白いし、可愛いとこあるよね。

渡辺ーふ〜ん、可愛いと思うんだ？

宮舘ーいや！あの！違う！

渡辺ー康二は可愛いんだろ？俺はひねくれてるからな。

宮舘ーいやいや！翔太の方が何倍も可愛いから！

渡辺ーそんな必死にならんでいいわ。

宮舘ー目黒たちはどこまで？

渡辺ー言わない。

宮舘ー何で⁈

渡辺ー可哀想じゃん。

宮舘ー俺たちはいいの⁈

渡辺ーあんまり言うと追加するぞ？

宮舘ー何？

渡辺ー「おいちい」

宮舘ー言わない！

渡辺ーだったら、目黒たちのことは黙っとけ。

渡辺を抱きしめて、宮舘は唸る。

耳元で、小さく「ちょー好き」と言う。渡辺は宮舘の首に腕を絡ませて、目を閉じる。

宮舘は渡辺を抱き寄せ、ソファに倒れ込む。

宮舘ー翔太、翔太・・。

渡辺ー俺はここにいるだろ？

宮舘ーいい？

渡辺ーん、ちゃんと言ったしな。

宮舘ーあ〜やだやだ、あれ言うの。

渡辺ー俺のセリフだし！

宮舘ーそれはいいの、ヤンキー風に言うのが嫌なの。

渡辺ー言いたくなかったら、言わなくていいけど？

宮舘ー言います、言わせていただきます！

渡辺ーふふふ。

渡辺ー涼太・・もっと・・。

渡辺ーはぁ・・いい・・いい・・。

宮舘ー翔太、綺麗・・。

渡辺ーりょ〜た・・奥・・ついて・・。

宮舘ー翔太・・持たない。

渡辺ーばかっ・・あぁ・・っ・・いい・・りょ〜たっ・・でる・・でる・・。

宮舘ー翔太！

渡辺ーあっ・・あっ・・はぁはぁ。

目黒ー言わせたの？

渡辺ーん、「ちょー好き」って言われた。

目黒ーだてさん、可愛いね。

渡辺ー俺に逆らえるわけないじゃん。

目黒ーその強気発言は、どこから？

渡辺ーあいつが、俺を好きになって、頼むから、何でも言うこと聞くからって言ったんだ。

目黒ーだてさん・・。

宮舘のことは、目黒に筒抜け。

それでも、渡辺は嬉しそうな顔をして話すのだ。

渡辺ー康二はどうだ？

目黒ー涙いっぱい溜めて、嬉しいって言われた。

渡辺ー可愛いな。

目黒ーん、誰かみたいにひねくれてないし。

渡辺ーもぅ！お前まで俺がひねくれてるって言う。

目黒ー違うの？

渡辺ーひねくれとらんわ！

目黒ー康二は素直で、泣き虫で、可愛いんだ。

渡辺ー俺と反対だな。

目黒ーでも、甘えるんでしょ？

渡辺ー何で？

目黒ーあ〜、だてさん、可哀想。

渡辺ーだから、何で？

目黒ー可愛く甘えてやりなよ？

渡辺ー出来んわ、そんなこと。

宮舘と、付き合うにあたり、主導権は渡辺にある。

目黒は、自分の恋人が可愛くて良かったと思うのだ。

完