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???「君が…悪いんだよ。だから、僕は悪くない」
???「な……んでっ」
???「ごめんね。こうなるなんて思わなかったんだ」
???「待っ…て」
???「先に待ってる。また会った時に話そう」
???「怒ってないから……!どこにも行かないでくれっ」
???「ふふっ、僕の分まで???と幸せにね」
???「はぁーはぁー」
まただ、またあの夢。
???「先輩ー?あ、ちょうど起こしに行こうと思ったんですよ」
???「そ、そうか」
涙が、視界を歪ます。
???「また、あの夢ですか?」
日帝が俺をあやす様に撫でる。
???「ナチ?大丈夫?」
あの声だ。忘れちゃいけないのに、何故か思い出せない。
日帝「先輩が落ち着くまでいますから」
ナチス「ごめん…っ」
全身から冷や汗が止まらない。
この、莫大な不安はなんだ……?
日帝「落ち着きました?」
ナチス「あぁ…毎日すまない」
日帝「大丈夫ですよ」
カレンダーを見る。会議……か。
日帝「朝ごはん作ってきますね」
ナチス「あぁ、着替えてから行く」
日帝「わかりました」
日帝が部屋から出ていく。
あの声の主は、分からない。いや、分からないと言うよりかは、忘れている方が近い気がする。日帝も、夢は見ないらしいがたまに幻聴が聞こえるようだ。
他の国に、相談はしてみたものの聞こえるのは俺と日帝だけらしい。だけど、この相談をすると日帝以外の国は気まずそうに目を逸らす。俺と日帝が覚えていないだけで、何かあったのは確実だろう。
俺は、着替え終わり1階に降りた。日帝の作る、朝食の香りがする。
ナチス「美味しそうだな」
日帝「先輩の好きな物ばかりですよ」
俺は、ヨーロッパの国だが和食が好きだ。
日帝の作るものはとびきり美味しい。
日帝「いただきます」
ナチス「いただきます 」
昔、日帝と███いた時に教えてもらったな。
“いただきます”が上手く言えず”イタダキマス”になってたな。
…………?███って誰だ。
日帝「…先輩?味はどうですか?」
ナチス「あぁ、美味しいよ」
日帝「良かったです」
8:20
今日は、会議のためそろそろ家を出る時間だ。
ナチス「準備、終わったか?」
日帝「はい」
ナチス「じゃあ、行くぞ」
日帝「わかりました。今日は、連合国との会議ですね。 」
ナチス「あぁ、そうだな」
“連合国” 昔、俺ら枢軸国が戦ってた国達をまとめたものだ。今は、終戦しお互い話し合う仲になっている。
日帝「でも、久しぶりですよね。合同で会議をするなんて」
ナチス「…!確かにそうだな」
それから、特に他愛もない会話をしていたら国会に着いていた。
俺たちは、もう現国ではなく旧国というもので
そこまで仕事は多くない。
現国 簡単に言うと、旧国の子供というところだ。だが、人間のように体を重ね子供を作るようなものではなく、パッとどこから構わず誕生するような物だと覚えている。俺も、よく分かる訳ではない。
日帝「では、先輩。私はここで」
ナチス「あぁ、また後でな」
国会では、州によって違う。日帝のようにアジアに属している国同士の、話し合い。俺のようにヨーロッパに属している国の話し合いのようなルールになっている。ソ連や、ロシアはよくヨーロッパの方にいる。
ドンッ
誰かとぶつかった。
ナチス「あ、すいま……ってソ連か」
ソ連「俺じゃ悪いかよ」
ナチス「いや、別に」
ソ連「なんだそれ」
ソ連「じゃあ、俺行くからな」
ナチス「あ、待ってくれ」
ソ連「なんだ?」
ナチス「今日も、あの夢を見たんだ」
ソ連「そうか…で?夢の内容は?」
ナチス「それが、覚えられないんだ」
ソ連「覚えられない?」
ナチス「そうなんだ。印象深い夢なのにな」
ソ連「そうか…すまないが、もう行くな」
今日もか……スタスタと素早く去っていく。
この行動をされる時は、この話をする時だけ。
やっぱり、おかしい
終わりまっせ☆時系列おかしいけど気にしないでクレメンス。ではまた!