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ノベル描き慣れてないから緊張してます
ド初心者のVΔLZ創作ノベル
⚠︎︎ 色々 ⚠︎︎
・学パロ
・腐です
・基本🎻🛵視点
※本人様方には何のご関係もありません
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僕らの長く暑い夏
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7月20日
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「あっち”ぃー……」
歩いていると綺麗な紺色の髪を持った1人の恋人が呟いた。
蝉の声が響く道路、全く風が吹いていなく、ただひたすらにジメジメとしている道を歩む。
「なぁハルぅ、ほんとにこの先に例の店あるん〜??」
「だからあるんだって…静かに着いてこいよ」
「………ほんとかぁ?」
「だから信じろって」
2人はいつも通り軽く言い合いをする。僕はそれをあはは、と笑いながら見ている。
ただひたすらに暑い道を進んだ
気が付くと晴くんの言う店の前に着いていた。
「ほんとにここかぁ?人っけもねぇし…つか店の人いんの?」
「どうだろう、大体おじいさんがいるんだけど」
「…あっ、おじいさんってあの人?畑してる人が」
「おー?どこだぁ?あ!ほんとだ!!あれじゃね!?」
「あぁ、あの人あの人。と言うか畑出来るくらい元気なんだな…」
晴くんはボソッと呟くとおじいさんの元へ向かう。それに続き僕と景くんも着いて行く。
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「無事駄菓子買えたなぁ〜!!」
「ったく、なぁんで景はすぐ余計な事に突っ込むのかなぁ…」
「あはは、まさかあそこで畑を手伝いたいって言うとはね…」
「だってよぉ〜、あのジジイ完全に腰やりそうだったじゃねぇか」
「ジジイ言うな。まぁ確かにね、それにしても僕も腰やるかと思ったけど…」
「結構疲れたね…どっか休める場所探そっか」
景くんはおじいさんの元へ着き次第
“畑俺もやる!”なんて言って…
勿論晴くんは今日中で一番嫌そうな顔をしていた。
それでもあのおじいさんにお世話になっていたようで嫌がりながらも頑張って仕事を手伝っていた。
「なぁーハルぅ〜」
「はいはいなんだよ…」
「ここどこぉ?」
『えっ』
僕と晴くんが声を合わせる。
特に何も感じず景くんに着いて行ったが…
そういやこの人方向音痴だった…今更後悔しても遅いものは遅い。
「…お前なぁっ…!?」
「まっ、まぁまぁ…」
「着いてこられてたけど俺道知らねーわぁw」
「…でも、本当にここどこだろう…」
「……あっ、2人ともぉ〜、こっち来てみぃ?」
「いーやお前のことは信用しないからな」
先程よりも蒸し暑くなってきた。
晴くんは嫌だと言ったものの、ニヤリと笑いながら景くんは僕らの手を引く。
「……わっ…」
手を引かれた先には海が見えた。
綺麗で透き通っており、波も少なく今にも飛び込みたくなってしまうほどの魅力のある海が。
「………」
晴くんも目を輝かせながら海を眺めている。
景くんは迷わせてしまった罪悪感を抱えているのか顔色を伺いながら少し困っている。
それでも喜んでいる事を分かったからか景くんはもう一度海に釘付けになる。
それがすごく愛おしくて、今にもハグをしたくなった。