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鷹槻れん@コノカレコミカライズ

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コメント
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あーーもうこんなの尊すぎて無理なんですけど!!😭💕✨ 酔った羽衣子ちゃんが「名前で呼んで…」って拗ねながら迫ってくるシーン、悶絶モノでした…!!昴さんが敬語取って「羽衣子」って呼んだ瞬間の空気感やばすぎて何回も読み返した📖💖 普段は冷静な羽衣子ちゃんがお酒で素直になるギャップにやられたし、昴さんの戸惑いと優しさが混ざった反応も最高でした…!ふたりの距離が確実に縮まった回、大大大満足です⋆♡ 続き気になりすぎる…!!
「ち、違うんです!! 私、テレビ見ようと思っただけで!」
「分かってる」
慌てふためく羽衣子をよそに昴は苦笑しながら床に落ちたリモコンを拾い上げると電源を切り、部屋は静寂に包まれた。
テレビを消した後も二人の間には何とも言えない気まずい空気が流れていた。
羽衣子はベッドの端に座ったまま視線を泳がせ、昴もまた視線を背けている。
そんな沈黙が続いた末に、先に口を開いたのは昴だった。
「……とりあえず、シャワーでも浴びてきたらどうですか」
「え?」
「今日は色々あったし、その方が少し落ち着くでしょう」
確かに、このまま同じ空間にいるのは妙に居心地が悪い。
「そうですね、……それじゃあお言葉に甘えて」
羽衣子は素直に頷き、半ば逃げるようにバスルームへ向かっていく。
温かなシャワーを浴びながらも頭に浮かぶのは先ほどの出来事ばかりだった。
棚の中にあった見慣れない商品の数々にテレビに映し出された映像、そういった経験のない羽衣子にとってどれも未知の世界で思い出すだけで顔が熱くなる。
そしてふいに別の疑問が浮かぶ。
(京極さんは……どうなんだろう)
昴自身、誰かと付き合ったという話は聞いたことがないけれど、付き合ったことがないことと経験がないことは別だ。
経験もないのか、それとも――。
「な、何考えてるの私……」
羽衣子は慌てて首を振るも一度考え始めると簡単には止まってくれず、結局余計なことを考えてしまう自分に困りながらシャワーを終えた。
羽衣子がバスルームから出るとテーブルの上にはいつの間にか複数のコンビニ袋が置かれていた。
「これ、組の連中に持ってこさせましたから、適当に好きな物を食べてください」
「えっ、こんなに?」
「勿論、食べられる分だけでいいですよ」
そう言うと昴は立ち上がった。
「それじゃあ私もシャワーを浴びて来ますね」
羽衣子と入れ違いに昴はバスルームへ消えていく。
一人になった羽衣子は袋の中を覗くと、飲み物やおにぎり、お菓子まで入っている。
「すごい……」
とりあえず喉が渇いていたので、お茶とミネラルウォーターを取り出す。
その時、袋の奥に缶のお酒が混ざっているのに気付いた。
正直、昴が戻ってきてまた気まずい空気になるのは嫌だった羽衣子は少しくらい気分を軽くしたい、そんな思いから缶のチューハイを手に取りプルタブを開ける。
一口、もう一口、飲みやすい味だったこともあり思った以上に進んでしまった、その結果――。
「ふぅ……」
頬がほんのり赤く染まり、身体も火照り、頭が少しふわふわする。
そんな中、バスルームの扉が開いてシャワーを終えた昴が姿を現す。
濡れた髪をタオルで拭きながらテーブルを見ると、空きかけの缶が目に入った。
「……お酒を飲んだんですか?」
言いながら手に取って確認すると、それは思ったより度数が高い。
羽衣子が普段どの程度飲めるのか知らないが、今日は疲労も溜まっていて酔いが回るのが早かったとしても不思議ではない。
そんな不安を抱きながら昴は羽衣子へ視線を向けると、羽衣子は頬を赤く染めたまま昴を見上げている。
「吾妻さん、大丈夫ですか?」
心配になり昴がそう声を掛けると、羽衣子はむぅっと頬を膨らませた。
そして、
「また……、吾妻さん呼びに、なってます……」
不満そうに見上げる瞳は、どこか拗ねた子供のよう。
「さっきはちゃんと、羽衣子って……呼んでくれたのに…………」
そう言いながら羽衣子はじっと昴を見つめていた。
「どーして、呼んでくれないんですか……?」
羽衣子は顔を近づけると、不満そうに昴を見る。
「それは……」
その言動に昴は少し動揺して言葉に詰まらせる。
「私は……名前で、呼ばれたいんです……」
羽衣子は拗ねたように唇を尖らせる。
「それに……」
「何ですか?」
「その、話し方もです……」
言いながら今度は昴の服を軽く掴んだ。
「……敬語、使われるの、嫌……。もっと……普通に話してほしい……」
「普通にしているつもりですけど……」
「違う……」
羽衣子は首を横に振ると、
「さっきは……もっと、違いました……敬語なんて……使わなかった……」
悲しげな表情をしながら小さく呟いていく。
「京極さんのほうが……年上なんですから……年下の私なんかに、敬語なんて、使わないで……」
そして、
「……名前で、呼んで……?」
その声は甘えるようで、ずっと胸の奥に抱えていた本音のようにも聞こえた。
酔っているからこそ出てきた言葉なのかもしれないが、嘘ではないのだろう。
暫く沈黙した後、昴は小さく息を吐き、そして――
「――羽衣子」
要望通りに名前を呼んだ。
その瞬間、羽衣子の表情がぱっと明るくなる。
「それです! そういうのが、いい……!」
満面の笑みでそう言うと、
「――っ!?」
ぎゅっと羽衣子が勢いよく昴に抱きついた。